条件がそろえば数万ダメージ!? ルシカは最強のロマン系【鬼ノ哭ク邦ジョブ座談会レビュー】

MAC佐藤
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 スクウェア・エニックスが8月22日に発売した、PS4/Nintendo Switch/PC(Steam)用アクションRPG『鬼ノ哭ク邦』でジョブの役割を担う“鬼ビ人”に関する座談会レビューをお届けします。

 アイシャイザナザーフウィルディーアガウォードリガンに続く今回は、不思議な装置と格闘技術で戦うルシカのキャラクター性や能力について語ります。

【座談会参加メンバー】
Mac佐藤:効率重視のガチゲーマータイプ。ファミコン時代からのスクウェアRPGファン。
コール:基本的には使いやすさや遊びやすさ重視だが、時には趣味に走るゲーム好き。
ハチ:座談会唯一の女性。使っているときの楽しさやキャラクター性を重視するエンジョイ派。
そみん:強さよりもおもしろさ重視のロマン派。ファミコン時代からのおっさんゲーマー。

外見&設定チェック:見た目は知的なお姉さま……なのに拳で戦う肉体派!?

そみん:最初にイラストを見て思ったのは、頭の横に浮かんでいるのは何なんだろうと。キャラクターの説明文を見ると能力を高める装置と書いてあるんだけど、一体どこから出しているんだ、みたいな(笑)。

  • ▲高い格闘技術を持つ“ルシカ”。自分の全てを宿命に捧げ、永遠と感じられる程の時を漂いながらひたすらに力と知恵を追い求める。新しい時代を切り拓こうとする者に感じるのは希望の光。

ハチ:見た目は真っ白でキレイなお姉さんという感じで、脚線美にグッときました!

そみん:女性もうらやむスタイルといったところかな。格闘家だったら、もっと太ももを見せてほしかったというのはあるけど(笑)。

Mac佐藤:激しく同意(笑)。まあそれはともかく、白い服というのが白衣のイメージで、女医さんとか研究者なのかなとも思いましたけど。

コール:頭が良さそうだよね。でもこの見た目で格闘技術が高いとか、どういうことなのか(笑)。

そみん:いろいろと謎が多い人物ではあるよね。記憶を見ると古代文明にかかわる一族の末裔らしいんだけど。

  • ▲ルシカの一族は、“形ある疫病”に抗うために英知を蓄積してきました。ただ、それを誇りに生きる意味さえ依存する大人たちに対して、ルシカは疑問を持っていたようで……。

ハチ:形ある疫病って、一体何なんですかね。ルシカの一族もそれに滅ぼされちゃったみたいですし。

コール:なぜルシカだけ生き残ったのかというのも気になるところではあるけど。バトル中のボイスを聞くと、なんとなく古い時代の人なんだろうなというのはわかるよね。「無に果てよ」とか「因果を断つ」とか「理を導け」とか「悠久に刻む」とか。

Mac佐藤:ちなみにネタバレになってしまうので詳しくは言えないんですけど、ルシカの説明文だけ“遠い記憶に残るのは”というフレーズがないんですよね。ちょっと気になっていたんですけど、ルシカの記憶をすべて見てからレコードの人物紹介をみると、ああ、そういうことかと。

そみん:まあ、そこらへんはプレイしてのお楽しみということで。

能力チェック:真価を発揮するまでの道のりが長いロマン派鬼ビ人

そみん:能力的には近接攻撃系のアタッカーという感じで、育てていくと割と普通に使える印象だったけど、最初は……。

Mac佐藤:最初に使ったときは、通常攻撃はリーチが短くて攻撃範囲も真正面だけだし、バリアを展開したら動けないし、覚えている技(波動ストリーム)もそんなに強くないし、「これ、どうするんだよ……」と、ちょっと暗い気持ちに(苦笑)。

コール:初見の使い勝手の悪さは、全鬼ビ人中ナンバー1かもしれない(笑)。

ハチ:あと、見た目的には魔法を使えそうなのに格闘なの!? って思いました。

Mac佐藤:まあ自分も魔法使い好きなので、魔法を使って戦う鬼ビ人もほしかったというのはありますが、世界観的には魔法は失われた文明らしいので……。

 ただ、キャラ設定的にはルシカは魔法を使おうと思えば使えそうな雰囲気がありますけど。

ハチ:だったら魔法で戦ってほしかったです!

そみん:まあまあ(笑)。魔法議論はさておき、使いやすさという意味ではアイシャやディーアにはかなわないので、パーティに入れるかどうかと言われると微妙なところ。

 技はそれなりに強いけど、威力を高めるには装置を生成する必要があって、ひと手間かかってしまうところもネックかな

コール:技に関しては攻撃範囲が広いものが多くて、複数の敵を巻き込むこともできるので、ザコ戦でも思っていたよりは戦いやすかったかな。技の威力が高いので、一撃で倒せることも多いし。

  • ▲オススメ技は魔導カレイド。少し離れた場所に気弾を作り出し、周囲の敵に大ダメージを与えます。敵をひるませやすいのもポイントですね。

Mac佐藤:技をほとんど覚えていない最初の頃はとにかくきつかったですね。バリアに関しては、“無垢ナル破邪”を覚えてバリア展開後に動けるようになると、一気に使いやすくなりますが。

 さらに、バリア内で全能力が上昇する技もあるので便利です。ただ、その技は鬼哭中のみ効果があるのが、やや残念ですけど。

そみん:自由に動き回れるぶん、ガードより使いやすいと思う。攻撃に夢中になって展開し忘れることも多いけど(笑)。

ハチ:技やバリアを含めて、うまく使いこなせれば強そうな気はしたんですけど、私には難しいかなと感じてしまって、積極的に育ててみようという気は起こりませんでした……。

コール:確かに。自分もそれほど使い込んでいるわけではないし。

そみん:ルシカが使えるようになる頃には、鬼ビ人がだいたいそろっているというのもあるよね。今まで育てて使い慣れてきた鬼ビ人がいるなか、最初の使い勝手がやや微妙なルシカはパーティに入れにくいかも。

Mac佐藤:ただ、ある程度育てて技奥樹をオープンさせていくとわかるんですけど、明らかにやばそうなサポート技がたくさんあるんですよね。

 装置の最大生成数が8になるとか、装置の滞留可能時間が長くなるとか、装置の生成数が実際より多いものとして扱われる(鬼哭中のみ)とか。それに加えて、装置発生数が多いほどバフデバフがかかるというのもあります。

そみん:技を連続で発動すると装置を生成したり、バフデバフがかかるというサポート技もあるよね。

Mac佐藤:そこらへんの技をすべて修得したうえで、鬼哭化して攻撃技を連発すると、魔導カレイドで一撃30000ダメージオーバーとか、天舞ブレイカーで10000ダメージ×2ヒットとか、鬼神ランブルで2000ダメージ8ヒットとかいう異次元のダメージを叩き出して……とても気持ちいい!

コール:そんなダメージが出るのか! まさにロマンキャラじゃん。

Mac佐藤:そんなわけで、僕はそれを見てからルシカの評価が変わりました。文句なしで10点です!

 他のメンバーにも効果がある常時発動系の技の中には、貴重な攻撃力アップ系のものがあるのも高評価のポイント。

 通常攻撃は範囲が狭くて微妙ですけど(笑)、いかに攻撃技を連発して装置をたくさん出せるかということが重要なルシカにとって、通常攻撃が使い物にならない=使う必要がないというのは、逆にメリットになっているような気がします。

 開発者としても、あえてそれを狙っているんじゃないかと。

そみん:力説するね(笑)。まあ相当強い鬼ビ人ではあると思うけど、自分のプレイスキルでそれを引き出せる自信があまりないし、ザコ戦ならもっと使いやすい鬼ビ人はいるしということで、7点くらいかな。

 ただ、こういうロマン系は好きなので、あとで試してみよっと!

コール:マックスダメージで考えれば、ぶっちぎりの強さだけど、そこまでの下準備が大変だからなあ。

 普通にプレイした範囲での感覚を重視して、自分も7点にしておこう。

ハチ:魔法使いっぽい見た目なのに格闘家だったのが残念だったのと、ほかの鬼ビ人に比べてうまく使いこなすのが難しいというのがあるので……。

 育てれば強いというのを聞いて気持ちが揺れ動いていますが、とりあえず6点ということでお願いします。

Mac佐藤:みなさん点数低めですね……。まあ初期の使いにくさと、育てるのが大変という意味では仕方ないかもしれません。

 自分も使い始めた頃は 6点くらいの印象だったし、育てるのもなんだかんだで結構苦労しましたしね。

 でも、使い込むと評価が変わる典型的な鬼ビ人(ジョブ)だと思うので、みなさんもぜひ育ててロマンを味わってほしいです!

【座談会メンバーのルシカの評価:30点】
Mac佐藤:10点
コール:7点
ハチ:6点
そみん:7点

【主なアクション】

アクション 効果
波動ストリーム 鬼ビ人の力を受けて放つ攻撃を行う。装置が生成できる。
魔導カレイド 封じた気を爆散させる一撃を放つ。確率で攻撃上昇が発生し装置生成数により確率が上昇する。
鬼神ランブル 鬼ビ人と織り成す神速の乱舞を行う。装置生成数により威力が上昇する。
陰陽イクリプス 鬼ビ人と作りあげた衝撃を発生させる。装置生成数が多いほどヒットする回数が増加する。

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鬼ノ哭ク邦(オニノナククニ)

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: ARPG
  • 発売日: 2019年8月22日
  • 希望小売価格: 5,800円+税

鬼ノ哭ク邦(オニノナククニ)

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応機種: Switch
  • ジャンル: ARPG
  • 発売日: 2019年8月22日
  • 希望小売価格: 5,800円+税

鬼ノ哭ク邦(オニノナククニ)(ダウンロード版)

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: ARPG
  • 配信日: 2019年8月22日
  • 価格: 5,800円+税

鬼ノ哭ク邦(オニノナククニ)(ダウンロード版)

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応機種: Switch
  • ジャンル: ARPG
  • 配信日: 2019年8月22日
  • 価格: 5,800円+税

鬼ノ哭ク邦(オニノナククニ)

  • メーカー:スクウェア・エニックス
  • 対応機種:PC
  • ジャンル:RPG
  • 配信日:2019年8月22日
  • 価格:5,800円+税

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