『モンハンワールド:アイスボーン』体験レポート。太刀やチャージアックスの新アクションは!?【E3 2019】

kbj
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 米国・ロサンゼルスにて開催されている“Electronic Entertainment Expo 2019(E3 2019)”にて、『モンスターハンターワールド:アイスボーン』をプレイしたので、レポートする。

 『モンスターハンターワールド:アイスボーン』は、『モンスターハンター:ワールド』の大型拡張コンテンツ。マスターランクという新クエストランクが追加され、手強いモンスターが待ち受ける。また、各武器種の新アクションや新要素・クラッチクローなどが追加される。

 プレイできたのは、3つのクエストを体験できるE3出展版。ドスジャグラス、バフバロ、ティガレックスの討伐クエストが用意されており、新フィールド・渡りの凍て地での狩猟を行えた。

 以下でプレイした2つの武器種、ならびにモンスターの様子を紹介する。なお、内容は海外版および開発中のため、変更される可能性がある。また使用している画面写真は、過去の紹介用のもので、実際の体験内容とは異なります。

太刀

 太刀の大きな変更点は“特殊納刀”とそこから繰り出せる居合い切り。どちらも練気ゲージが関係するが、うまく使いわけることで強力な攻撃をさらに維持できるようになりそうだ。

 各種攻撃から、R2+×ボタンで“特殊納刀”に移行。居合斬りの構えのように、納刀する。そこから△ボタンで“居合抜刀斬り”、“R2で居合抜刀気刃斬り”に派生する。

 居合抜刀斬りが命中すると、練気ゲージが自動で上昇する。敵の攻撃にあわせて繰り出すと、練気ゲージの上昇量がアップする。居合抜刀斬り中は、モンスターの攻撃や味方メンバーの攻撃でひるまなくなるようだ。

 居合抜刀気刃斬りは、練気ゲージを1本消費して、高威力の攻撃を繰り出す大技。こちらも攻撃中はひるまなくなるが、攻撃時にややスキもあるため、使いどころが重要になりそう。相手の攻撃にあわせて発動させると、ゲージを消費せずに放てる。

 居合抜刀斬りはゲージ上昇かつ、短時間に連続で攻撃を行う。居合抜刀気刃斬りはゲージを使うが、大きなダメージを期待できるというように、用途が比較的わかりやすいうえに、何よりも太刀のカッコよさがさらに増しているアクション。さわっていて、気持ちよさを存分に味わえた。

 ただし、どちらも構えから攻撃を繰り出すうえにアーマーこそついているが、ダメージは受けるので、修練が必要となりそうだ。

チャージアックス

 大きな変更点は、“斧強化状態”の追加。

 高出力属性解放斬りのモーション中にL2を押して“属性廻填斧強化斬り”を行うと、斧強化状態に。強化中は、盾の部分が回転し、斧での攻撃が連続でヒットする。さらに、ビンの種類によって強化効果が加わるとのこと。

 “強属性ビン”は斧攻撃時の属性攻撃力がアップし、強化時間は長め。“榴弾ビン”は斧攻撃時の物理攻撃力がアップし、強化時間は短めとなっている。

 これまでチャージアックスは剣モードでビンをためて、そのまま超高出力属性解放斬りで大ダメージを与えられた。今回の斧強化により、もともと攻撃力の高い斧モードでさらにダメージを与えられるようになり、これまでとは違う立ち回りが可能になりそうだ。

 なお、斧強化状態中は一定時間ごとにビンが消費され、ビンがなくなると強化状態が解除される。これらを踏まえて、プレイすることになりそうだ。

全武器共通の新アクション・クラッチクロー

 このクラッチクローはスリンガーに追加される新たな機能。モンスターにしがみつくことができ、そこから攻撃を行ったり、モンスターの動きを制御したりが可能だ。

 しがみついた後は、クラッチ中武器攻撃、クロー攻撃、ぶっ飛ばしを行える。

 クラッチ中 武器攻撃は、攻撃した部位に一定時間肉質が柔らかくなる傷をつけることがあるため、より効率的にダメージを与えられるように。また、武器種に応じて、攻撃時の効果が異なるという。傷をつけやすいもの、傷はつけにくいがスリンガーの弾を落とさせやすいものがあるため、効果を理解しておくのがオススメ。

 クロー攻撃は頭部にしがみついた後、ダメージを与えながら、モンスターの向きを変えられるというもの。今回のプレイでは余裕がなく、うまく使えなかったが、地形や罠を利用する際などに活用できそうだ。

 “ぶっ飛ばし”は、その名の通り、モンスターをぶっ飛ばせるアクション。頭部にしがみついた後、スリンガーの弾を全弾発射することで、モンスターを強制的に移動させ、その先に壁などがあるとダウンさせることができる。

 テキストだけ見ても狩りの幅を広げてくれる要素であると感じられるが、クラッチでしがみついている間はスタミナを消費する。夢中で操作してスタミナがなくなり、そこに手痛い一撃を叩き込まれた筆者のようにならないよう、注意してほしい。

バフバロ

 “渡りの凍て地”に生息するモンスターで、獣竜種に属する。頭部にある角を使い、突進を行ってくるのが特徴だ。

 公開された映像でも見られたように、突進だけでなく、角を使い、雪玉や岩、木などを飛ばしてくるのが厄介。木は大きさもあるため、画面奥から飛んでくると、思わず身構えてしまうほどに迫力がある。

 特に怒り時には突進のスピードもあがるため、厄介に。体が大きいうえに、突進後にステップで攻撃が微妙に当たらないこともあった。

 今回は武器種の新アクションやクラッチクローを試しながらの、ややおぼつかない操作であったが、討伐することができた。すでにプレイしているハンターにとって、大きな壁になるという感じではなかったので、毛並みや生息を見たり、“渡りの凍て地”での狩りのてざわりを感じるなどはできそうだ。

 なお、新モンスターのブラントドスとの縄張り争いを行うこともあった。

ティガレックス

 四肢を使った突進と、その口から放たれる大きな咆哮が忘れられないモンスター。過去シリーズをプレイしているハンターであれば、印象に残っている人も多いのでは?

 まずはリアルなグラフィックで、どう猛で豪快なティガレックスと対峙できる喜びがたまらなかった。頭部や脚の鱗の質感、爪や尻尾のするどさなどは、これまでのティガレックスとは段違い。すさまじい攻撃を受けながら「かっこいいな!」と笑ってしまったほど。

 もともとシンプルでわかりやすい攻撃を行うモンスターという印象であったが、それは本作でも変わらず、予想できないような動きを行うことはなかったように思われる。

 しかし、攻撃はもちろん強烈なものばかりで、怒っていないにもかかわらず、体力をごっそり持っていかれるハンターが何度も目撃された。当然怒り時にはスピード、パワーともにアップするため、見とれることのないように!

もっとプレイしたいと思える幅の広さが魅力

 限られた時間ではあったが、新たなアクション、モンスター、フィールドを体験できた。新発見ばかりで当然楽しかったのだが、さわっていると「あそこをもっとうまくやりたい」や「この要素を試した」などとにかく欲が出てくる。

 拠点や“渡りの凍て地”など、まだまだ知りたいことは多く存在。全然、狩り足りない!

※ゲーム内容や画面写真などは開発中のため、製品版では変更となる場合があります。
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