『機動戦士ガンダム EXVS.2 XB』ゲームを始める際に覚えておきたいテクニックを紹介

たく坊
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 バンダイナムコアミューズメントが展開中のアーケード向け対戦アクション『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2 クロスブースト』の初心者向け記事をお届けします。

 本作は、『EXVS.』シリーズの10周年を飾るタイトル。前作『エクストリームバーサス2』からEXバーストクロスをはじめとした追加要素があるうえに、新規参戦機体を含め、合計190機以上のMSが登場します。

 10年も続いているシリーズのため、さまざまなテクニックが存在しています。

 最初からすべてのテクニックを使う必要があるわけではありませんが、腕の上達につながる要素ですので、覚えておいて損はありません。

 本記事では、初めて本シリーズを遊ぶプレイヤーに向けて、覚えておきたいテクニックのいくつかを紹介していきます。

対人戦に行く前に覚えたいテクニック

 まずは、機体の特徴に関係なく、ほぼすべての機体で使用できるテクニック、システムを紹介します。

受け身

 “受け身”は、全機体共通で使用できるシステムの1つ。攻撃を受けた際、ダウンする状態になっていない場合は、ジャンプボタンを押すことで“受け身”を取って、体勢を戻すことができます。

 “受け身”を行うと、相手の攻撃の誘導を切れるうえに、ブーストゲージが回復します。

 なお、本作では過去シリーズとは異なり、ジャンプボタンでのみ“受け身”を取れます。

 ただ、相手が“受け身”の瞬間や着地時を狙ってくることも。また相手が強力な武装を出していたり、エクストリームバーストで強化されていたりする場合は、そのままダウンしてしまったほうがいい場合もあることを覚えておきましょう。

 攻撃の中には、受け身を取れるものと取れないものがあります。例えば、“Zガンダム”の特殊射撃は受け身を取ることができず、強制的にダウン状態になってしまいます。他にも、地面にたたきつけられてバウンドする攻撃は受け身を取ることができません。

ガード

 ブーストダッシュと同じく、すべての機体が使用できるシステムの1つ。レバーを↓↑と入力することで、自機が防御モーションを取り、攻撃を防ぐことができます。基本的には前方からの攻撃のみを防げます。

 ↓↑の↑入力をし続けることで、一定時間ガードが維持され続けるため、タイミングが多少ずれても攻撃を防ぐことが可能です。

 ガードが成功するとEXバーストゲージが溜まるため、EXバースト発動までの近道となります。

 しかし、ガード中はブーストゲージを消費することに加えて、他のアクションを行えなくなります。その特性をついて、マシンガン系の武装をあえてガードさせて、ガード状態を継続させ続ける“固め”というテクニックもあります。場合によっては時間を稼がれたり、不利な状況になったりすることも……。

 ブーストダッシュの移動を狙った攻撃範囲の広い武装や、着地を狙った照射ビーム系の武装は、回避が困難であるため、ガードやステップを駆使して、対処しましょう。

慣性ジャンプ

 ブーストダッシュをしてからジャンプボタンを押すことで、ダッシュ時の慣性を乗せてジャンプするテクニック。少ないブースト消費で長い距離を移動できるのです。ブーストの消費を抑えつつ、移動できるため、慣性ジャンプで移動をする場面は多くあります。

 また、ブーストダッシュだけでは横移動しかできませんが、ジャンプを加えることで縦軸の移動が加わり、攻撃を避けやすくなります。

 中~上級者になってくるとジャンプボタンを押す長さやレバー入力の有無を使い分けて、微妙にタイプが異なる慣性ジャンプを行うなど、シンプルながら奥が深いテクニックとなっています。

武装間のキャンセル

 それぞれの武装には、続けて攻撃を繰り出せる“キャンセル”が存在します。このキャンセルを利用することで、普通に武装を使用するよりも短い間隔で放つことができます。また最初の攻撃が当たった際に、そのまま次の攻撃がヒットします。

 例えば、“ダブルオーガンダム セブンソード/G”の場合。メイン射撃を入力した後にサブ射撃を入力すれば、メイン射撃に続いてサブ射撃が発射されます。メイン射撃をギリギリで避けられた場合も、サブ射撃が命中し、追撃が可能となります。

 武装間のキャンセルは、本作のアクション要素を大きく広げる、自由度の高い要素です。機体によっては、メイン射撃、サブ射撃、特殊射撃、特殊格闘とほぼすべての武装でキャンセルルートがあることも。ぜひ使いこなして、本作のアクション要素を堪能しましょう。

 また、キャンセルは下記で紹介するテクニック“降りテク”にも使う、大事なテクニックとなっています。

ズンダ

 武装間でのキャンセルではなく、ブーストダッシュでのキャンセルを使い、“ガンダム”のメイン射撃のような一般的なビーム・ライフルや、バズーカ系武装を連射するテクニックです。

 以前のタイトルからあるテクニックで、今もなお必須級のテクニックとして使用されています。

 本作を遊ぶうえで欠かせない“ブーストダッシュキャンセル”の練習として最適。メイン射撃からブーストダッシュキャンセル、即座にメイン射撃を入力してまたブーストダッシュキャンセルというように、ブーストダッシュキャンセルに慣れる際には、まずはこの“ズンダ”から練習してみましょう。

覚えるとレベルアップできるテクニック

 対戦していく中で、覚えておきたいテクニックを紹介します。自分が使う機体が以下のテクニックを使用できるのであれば、ぜひ活用していきましょう。

旋回

 ブーストダッシュを使いつつ、移動の方向を調整するテクニックです。

 ブーストダッシュを行いながら、レバー入力で機体の方向を調整します。通常のブーストダッシュでは避けられない武装を避ける際や、機体の向きで繰り出す方向が変わる武装を使う際などに重宝します。

 注意点は、ブーストダッシュを止めてしまうと機体の方向を変えることができなくなるため、操作が少し難しい点。

 最初は使いどころや効果を実感しにくいテクニックではありますが、中級者以上のプレイヤーのほとんどは習得しているので、少しずつ覚えていきましょう。

降りテク

 空中から地上に降りるテクニック、すなわち“降りテク”です。

 プレイヤー間で言う“アメキャン(アシストメインキャンセル)”だけでなく、“ガンダムサバーニャ”の格闘→メイン射撃や“ナイチンゲール”のチャージ格闘→メイン射撃など、さまざまな“降りテク”が存在します。

 “降りテク”の直前にステップをしておくことで、相手武装の誘導を切りつつ、落下することができ、さらに着地したらブーストを回復できる、強力なテクニックとなるのです。

 慣性ジャンプを使って上昇するだけでなく、降りテクを駆使することで動きに幅が生まれます。さらにステップをすることで、誘導を切りながら落下できるという、縦横無尽に動き回る本作において、非常に重要です。

 なお、“∀ガンダム”や“ゲドラフ”のように、ステップをせずに行う降りテクを持つ機体も存在します。

 “困った時はこれをしておけばいい”と言っても過言ではないほど重要で強力なテクニックなので、自機を使う際、まずは降りテクの有無を調べて、練習してみましょう。

セカイン

 チャージ射撃、もしくはチャージ格闘を、射撃・格闘を行ってから、すぐに発動させるテクニック。

 操作方法は、チャージのために押しっぱなしにしているボタンを、チャージが溜まる前に一度離して、もう一度長押しするというもの。

 ボタンを押してタイミングよく離して、また押すという入力が忙しいため、慣れるまでは混乱してしまうかもしれません。ただ、使いこなせばメイン射撃→チャージ射撃、特殊射撃→チャージ射撃など、武装を間髪入れずに使えるため、強力かつ使いどころの多い技術となっています。

 使いこなすことができれば、サブ射撃→チャージ射撃や格闘→チャージ格闘のように、変幻自在なアクションを繰り出せるようになります。機体によっては、“セカイン”が降りテクになることも。

さらなるテクニックを覚えたい人向け

 「基本的なテクニックだけでなく、難しいテクニックも使えるようになりたい!」という人のために、難易度は少し上がってしまいますが、覚えておくことで後々、役に立つテクニックを紹介します。

フワステ

 ステップ→ジャンプと素早く入力することで、ステップした方向に慣性を乗せながらジャンプするテクニック。

 慣性を乗せてジャンプしているため、横方向に移動しつつ、ジャンプできることが特徴。ステップで相手の武装の誘導を切っているため、敵機からの攻撃を避けやすいアクションとなっています。

 主に誘導の強い武装を避けつつ、距離を調整したい時などに使用します。ただし、フワッとジャンプするため、機体の高度があがってしまい、着地を狙ってくる敵機に対しては弱いというデメリットがあるので、注意しておきましょう。

ステBD

 このシリーズの回避テクニックの中でも、必ず覚えたい必須テクニック。ステップからブーストダッシュを素早く入力することで、相手武装の誘導を切りつつ、すばやく移動できます。

 ステップを行っているため、相手の攻撃をかわしやすく、なおかつブーストダッシュをするためどんな状況にも対応しやすい技術です。

 先述した“フワステ”は、着地を取られやすいテクニックであるのですが、この“ステBD”は機体の高度が上がらないため、着地を取られにくくなっています。

 強力な行動であることは間違いないのですが、考えずに使えばいいというわけではありません。ステップとブーストダッシュを繰り出しているため、ブーストゲージの消費量が非常に多くなっている点に注意。

 「あのアシストがずっと追ってくる」や「誘導してくるミサイルを避けられない」という時は“ステBD”を使い、回避するようにしていきましょう。

機体限定テクニック

 限られた機体のみが使える、少し限定的なテクニックを紹介します。操作する機体が持っていないことも多いので、その場合は「こういうテクニックがあるのか」くらいにとらえておいてください。

地走移行

 “地走”は、特定の機体が持つ特殊なブーストダッシュで、地上を走って移動するアクションのこと。

 空中では通常のブーストダッシュを行うのですが、接地している時のみ地面を走るブーストダッシュに変わります。“マスターガンダム”をはじめとしたモビルファイターの多くや、“アッガイ”など一部の機体が該当します。

 “アッガイ”などの一部の機体は、接地しやすいように空中でのブーストダッシュが徐々に下降していく特殊なものになっているので、“地走”に慣れていないプレイヤーでも地面を走りやすくなっています。

 “地走移行”とはその“地走機体”が使用できるテクニックで、空中の落下からスムーズに地走に移行すること。やり方は以下の2種類があげられます。

 “マスターガンダム”などのモビルファイターは、落下の慣性をある程度乗せた状態で、着地する瞬間にブーストダッシュを行うと可能。“アッガイ”などの一部の機体は、地上付近でブーストダッシュを行うと機体が自動で下降し“地走移行”してくれます。

 “地走”は1回のブーストダッシュで大きく移動できるため、残りのブーストゲージがギリギリの状態で地走しても着地の隙を取られにくいのです。さらに下記の“ズサキャン”と合わせることで非常に強力なテクニックとなっています。

 ブーストダッシュを繰り出すタイミングがシビアで難しいのですが、地走機体を使用するならば習得したいテクニックです。

ズサキャン

 地走する機体がブーストダッシュを終える際に「ズサー」と滑る動作は、“ズサ”と呼ばれています。このズサーっと滑る動作の硬直を、ステップや別の武装でキャンセルして上書きするテクニックが“ズサキャン”です。

 地走の“長い距離を移動できる”というメリットをいかしつつ、“硬直時間”というデメリットを消す、重要なテクニックとなっています。

 地走している間に使った武装に慣性が乗る場合は、慣性を乗せることができます。

 さらに、ズサキャンの直前にステップを行うと、相手武装の誘導をきりつつ大きく移動し、短い硬直時間で再び動き出せるという、強力なムーブとなります。

 高度を上げにくい地走機体が敵機からの弾幕を避け続けられるのは、ズサキャンがあるからと言っても過言ではないでしょう。

 “ガンダムEz8”の特殊格闘や、“ヒルドルブ”の特殊格闘は、硬直時間が非常に短く、ズサキャンに適しています。“ゴッドガンダム”や“マスターガンダム”のメイン射撃は、慣性が乗るため、移動距離を稼げます。

 武装を出しつつ地走移行でズサにつなげ、ズサからステップしてズサキャンを行う。この一連の流れを習得したプレイヤーに対しては、上級者でも弾を当てにくくなります。

 非常に強力なので、地走機体を使うのであれば地走移行と合わせて覚えておきましょう。

 今回の記事ではさまざまなテクニックを紹介しましたが、最初のうちは機体を動かすので精一杯かもしれません。まずはゲームの流れや機体の操作を覚えていき、余裕ができてきたら、テクニックも覚えていくようにしていきましょう。

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機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2 オーバーブースト

  • メーカー: バンダイナムコアミューズメント
  • 対応機種: AC
  • ジャンル: アクション
  • 稼動日: 2021年3月10日
  • 料金: オープン

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