2008年4月18日(金)
バンダイナムコゲームスは、5月1日に発売するDS用SLG『エンブレム オブ ガンダム』の新情報を公開した。
本作は、人気アニメシリーズ「機動戦士ガンダム」の世界を題材にしたシミュレーションゲーム。「今までにないガンダムゲーム」をコンセプトに、これまで発売されたガンダムシミュレーションゲームとは異なる切り口で制作している。
第1報でお伝えしたように、本作は物語が展開するアドベンチャーパートと、戦闘を行うシミュレーションパートの2つに分かれている。アドベンチャーパートでは、原作の有名なエピソードを中心にストーリーがつづられていくが、随所にプレイヤーが「歴史のバトン」を選択する場面が挿入される。選んだバトンによって、語られるエピソードが変化するだけではなく、バトンに関連した人物のレベルが上昇するという。
今回は、「機動戦士ガンダム」から「機動戦士Zガンダム」までの膨大なシナリオと、設定をもとに深く掘り下げられたエピソードが楽しめるアドベンチャーパートについて説明していく。
●アドベンチャーパートの流れ
本ゲームは、ステージクリア型シミュレーションゲームだが、従来のシミュレーション部分とアドベンチャー部分のボリュームが同じぐらい多いのが特徴だ。アドベンチャーパートでは、イベントおよびナレーションによる説明などで原作の流れや雰囲気を再現しながら、進行していく。
各ステージには、プレイヤーが選択する「歴史のバトン」が存在する。「バトン」は分岐点であり、バトンイベントが終わるとまた物語の本筋へ戻ることになる。 |
●バトンの選択について
各ステージには、「バトン」選択のタイミングがある。この「バトン」は、宇宙世紀という歴史をどの視点・切り口で語るのかを選択することができるシステム。提示される「バトン」により、さまざまな内容が取り上げられる。自分の追いかけたいキャラクターの視点から物語を見るか、時代背景や兵器の観点から歴史を追うか、選択はプレイヤー次第だ。
キャラクターに着目したバトンの場合は、それぞれのキャラクターの思いや考え方、人間関係などの歴史が語られていく。 |
時代背景や兵器のバトンを選択すると、時代情勢や兵器開発過程など、時代がなぜそう動いたのかを見ることができる。 |
●キャラクターバスケットとレベルアップ
本作では、「キャラクターバスケット」というカテゴリーで登場人物を分けている。人間関係的に深いつながりのあるキャラクターは、同じバスケットに属することになる。「バトン」の選択が、このバスケットに所属しているキャラクターのレベルアップに影響。それぞれの「バトン」には属性があり、その内容で影響を与えるバスケットが変わってくるという。
●シナリオの分岐
ゲーム中には、大きなシナリオの分岐がいくつかある。この分岐とは、歴史をどの立場で語っていくかの選択で、バトンとは異なる。戦争を左右する大きな規模での視点変更になるので、慎重に選択したい。
「一年戦争」が終了すると、ルート選択が発生。世界が再び戦争の脅威にのみこまれていくこの時代を、「エウーゴ」の立場で追いかけるのか、「ティターンズ」の視点から体験するのか、選択によって大きく変化する。 |
誰も見たことのない「体感読破」するゲームに仕上がっている『エンブレム オブ ガンダム』。本作の予約特典には、ゲームの解説・攻略や、キャラクターの情報を掲載した「オフィシャルガイダンスブック」が付属する。アイテムの数には限りがあるので、入手したい人は忘れないうちに予約しておこう。
(C)創通・サンライズ
※画像は開発中のもの。
※予約特典のデザインは仮のもの。