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2008年4月27日(日)

2,200人の狩人集結! 「MHフェスタ’08 福岡大会」の「最速ハンター決定戦」レポ

文:電撃オンライン

 カプコンは、4月26日に「福岡ファッションビル」において、「モンスターハンターフェスタ’08(以下、MHフェスタ’08)」の「福岡大会」を開催した。このニュースでは、「最速ハンター日本一決定戦」についてレポートする。

 「MHフェスタ’08」は、PSP『モンスターハンターポータブル 2nd G(以下、MHP 2nd G)』のクエストタイムを競う「最速ハンター日本一決定戦」をはじめ、『モンスターハンター』シリーズファンのためのコンテンツが多数用意されたファン参加型イベント。「福岡大会」は、今年最初の「MHフェスタ’08」とあって、開場前から600人近くのハンターが列を作っていた。

 10:00に開場すると、ステージに『MHP 2nd G』のプロデューサー・辻本良三氏、ディレクター・一瀬泰範氏、世界観監修ディレクター・藤岡要氏が登壇。プランナー・小嶋慎太郎氏も駆け付ける予定だったが、他の予定があり遅れていると辻本氏が話すと、会場からは残念そうな溜め息が漏れた。しかし、代わりのスペシャルゲストとして、先日のソフト発売記念イベントで初披露された「レウスシリーズ」を装備したハンターが登場! ステージ前に集まったファンからは、一転してどよめきと拍手が巻き上がった。続いて3名は、「第1回目の「MHフェスタ’08」を福岡から開催します。今日1日楽しんでいってください(辻本氏)」、「本日は本当にたくさんの方に朝早くから来ていただいたということで、僕たちも盛り上げていきたいと思いますのでよろしくお願いします(一瀬)」、「たくさんの人が来てくれて、楽しそうなイベントになる予感がします。昨年のイベントではなかったイラストがあったり、催し物も変わったりしているので、ぜひ楽しんでいってください(藤岡氏)」と挨拶をし、オープニングイベントを締めくくった。

「モンスターハンターフェスタ’08」
オープニングイベントで挨拶を行った、辻本氏(写真左)、一瀬氏(写真中央)、藤岡氏(写真右)の3人。
「モンスターハンターフェスタ’08」
これまであまり公開されていなかった「レウスシリーズ」装備のハンター。半年前から作り始め、総重量は30kgにおよぶという。ちなみにはじめに納品した素材は、ダンボールだったとか。
「モンスターハンターフェスタ’08」 「モンスターハンターフェスタ’08」 「モンスターハンターフェスタ’08」
これまでシルエットのみの公開だった、「最速ハンター日本一決定戦」決勝大会の優勝賞品が明らかになった。その正体は、「特製 オトモアイルートロフィー」。組まれた3つのタルの上で、オトモアイルーがポーズを決めている。

 開場直後は、物販や展示物を眺めているハンターが多かったが、次第に「最速ハンター日本一決定戦」に参加するチームが増えてきた。11:00には予選の「ババコンガ討伐演習」を55組が終了しており、この時点での暫定1位は2分28秒であった。そうして13:30になり、福岡地区代表選抜大会の予選結果が発表された。第1位は、2分20秒36の記録をたたき出した「かくがり」の2人。続いて、前回の「モンスターハンターフェスタ」全国大会で優勝した「Jast 25’s」が、2分25秒66でトップを追いかける形となった。

「モンスターハンターフェスタ’08」

 そして、ついに地区代表決定戦がスタート。地区大会予選を勝ち抜いた8チーム、16人の猛者が壇上に姿を見せ、狩猟解禁の合図を待つことに。地区代表決定戦の相手は、本作のパッケージイラストにも採用されたナルガクルガ。樹海を舞台としたタイムアタックで、7回やられるか、15分を経過するとその時点で終了となる。武器には、大剣、双剣、ガンランス、狩猟笛、ヘビィボウガンがあり、プレイヤーはその中から、1つを選択し、クエストに臨む。選んだ武器によって、最初から所持しているアイテムや発動しているスキルが異なるため、2人がどういう武器を選ぶのかが重要になってくる。

 今回の8組は、双剣、大剣、笛の中から武器を選択しており、ガンランスとヘビィボウガンを使用するチームは見受けられなかった。双剣は相手の弱点である火属性の武器を装備していること、大剣は発動しているスキル「抜刀」により高い攻撃力への期待、笛は「旋律」の効果にある攻撃力アップとスタンが目的なのだろう。すべての組がクエストを終え、福岡の225組のハンターの頂点に立ったのは……「タレメ」の2人! 以下に3位までのチームの結果をダイジェストでお届けする。

「モンスターハンターフェスタ’08」

 「NGT」は狩猟笛と大剣という組み合わせ。大剣ハンターは抜刀から頭部への攻撃で弱点部位へクリティカルを連発していった。2人は序盤から「落とし穴」を活用し、頭部にダメージを重ねていく。見事にスタンを取るなどし、高タイムを叩き出した。

 大剣2人という攻撃的な構成でナルガクルガに挑んだ「マクロコスモス」。開幕するやシビレ罠を使い、タメ攻撃を連発した。その後も素速いナルガクルガの頭部への攻撃回数も多く、2位という記録であった。

「モンスターハンターフェスタ’08」 「モンスターハンターフェスタ’08」
予選の結果がほぼ同じだった「NGT」と「マクロコスモス」は、3組目として一緒にプレイし、ほぼ同時にプレイを終えていた。どちらも見ごたえのある展開に、観客からは歓声が。

 そして、4分19秒60というベストタイムで1位になったのは「タレメ」。狩猟笛と大剣を使う2人は、ナルガクルガ戦の練習をしていなかったことを暴露し、ぶつけ本番での挑戦。ところが素晴らしい立ち回りで、ナルガクルガが怒ると落とし穴を活用したり、しっかりスタンを取る様子を披露した。また位置取りも見事で、2人がバッティングしない場所で攻撃を重ねていく。その後も確実にダメージを加えていった2人が、福岡地区優勝という栄光を手にした。「タレメ」の2人は優勝という結果に、「本当にビックリしています。ちょっと出てみようと思っただけだったのに、まさか優勝できるなんて!」と驚きを隠せない様子であった。

「モンスターハンターフェスタ’08」 「モンスターハンターフェスタ’08」
本作を160時間近くプレイしているという「タレメ」の2人。息もピッタリで、相棒に対してのコメントで観客から笑いを取っていた。
「モンスターハンターフェスタ’08」 「モンスターハンターフェスタ’08」
ディフェンディングチャンピオンかつ予選2位突破ということで、会場の注目を集めた「Jast 25’s」。落とし穴にかかったナルガクルガが脱出したとたん、閃光玉と同時にシビレ罠。そしてスタンという見事な連携で、会場を大いに沸かせた。結果は惜しくも4位であったが、テンポのいい白熱した狩りを披露した。
「モンスターハンターフェスタ’08」 「モンスターハンターフェスタ’08」
入賞したチームには、今回の「モンスターハンターフェスタ’08」特製のTシャツと、日付入り特製タペストリーが贈られた。

 長期間にわたって行われた「最速ハンター日本一決定戦」の「福岡大会」は以上で終了。ハンターの狩猟を見守ったスタッフ陣は、本日のイベントを以下のように締めくくった。

「モンスターハンターフェスタ’08」

小嶋プランナー「たくさんの人が集まり、ハイレベルな狩りを見られたので、こういうイベントを用意してよかったです」

藤岡ディレクター「前回よりスペースを広くとっているのにギュウギュウで、たくさんの人が集まってくれました。みんなが、笑ったり拍手したりするのが、うれしかったです」

一瀬ディレクター「前回以上に幅広い年齢層の人が来てくれたと思います。どこのコーナーにも足を運んでいただけたようでありがとうございました」

辻本プロデューサー「多くの人に集まっていただき、またこの時間まで残っていただき、ありがとうございました。福岡を皮切りに各地区で代表が決まっていきます。これからが楽しみです」

 次のイベントは、4月29日に「東京ビッグサイト」にて「東京大会」が行われる。なお、イベントに興味がある人は、この後ステージイベントやブースの紹介の記事も掲載するので、あわせてチェックしてほしい。

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■「モンスターハンターフェスタ’08」地区大会日程
【地区大会日程】
 ・4月26日……福岡大会:福岡ファッションビル(※終了)
 ・4月29日……東京大会:東京ビッグサイト西4ホール
 ・5月3日……札幌大会:札幌コンベンションセンター大ホール
 ・5月6日……大阪大会:大阪マーチャンダイズマート展示ホールA~C
 ・5月10日……名古屋大会:ポートメッセ名古屋第3展示館
【各会場共通】入場無料開催時間10:00~17:00(最終入場16:00予定)

データ

▼『モンスターハンターポータブル 2nd G』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PSP
■ジャンル:ACT
■発売日:発売中(2008年3月27日)
■価格:4,800円(税込)
 
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