News

2008年4月27日(日)

「MHフェスタ’08 福岡大会」ステージイベントを紹介! スタッフの装備も大公開

文:電撃オンライン

 カプコンが、4月26日に「福岡ファッションビル」で行った、「モンスターハンターフェスタ’08(以下、MHフェスタ’08)」の「福岡大会」。先ほどのニュースでは「最速ハンター日本一決定戦」をレポートしたが、今回は、ステージ上で行われたさまざまなイベントについてお届けする。

 「モンハントークショー 装備紹介ステージ」と名づけられたイベントは、昨年の「モンスターハンターフェスタ」でも行われた、開発スタッフの装備を紹介する人気コーナー。『モンスターハンターポータブル 2nd G(以下、MHP 2nd G)』のプロデューサー・辻本良三氏、ディレクター・一瀬泰範氏、世界観監修ディレクター・藤岡要氏、そしてオープニングに間に合わなかったプランナー・小嶋慎太郎氏が登場し、それぞれの装備品を披露した。

 小嶋氏のハンターは、「シルバーソル」シリーズに麻痺効果のある太刀を装備。小嶋氏は、「ガード性能+1が付いているので、本来はランスやガンランス向きなんですが、攻撃がはじかれないようにこれを装備しています」と語った。続いて一瀬氏が、全身「アカムト」シリーズに身を包んだハンターを紹介。アカムトルムという前作『モンスターハンターポータブル 2nd』の後半に登場するモンスターの装備だが、前作をプレイしていた時は作っていなかったとのこと。「『モンスターハンターポータブル 2nd G』が出る前に、昼休みを利用してコツコツと作りました」と制作秘話を披露した。

 「「レイア」シリーズは毎回好きです。あと今回、ギミックが積まれている武器があるので、その機能を搭載した武器を作りました」と語ったのは藤岡氏。前回のイベントでも「レイア」シリーズを装備しており、生粋の「レイア」シリーズ好きをアピールしていた。最後に、辻本氏の装備がスクリーンに映し出された。辻本氏が、「前回のイベントの時に作った思い入れのある「デスギア」シリーズです」と紹介した後、4人でクエストに挑戦することに。

「モンスターハンターフェスタ’08」 「モンスターハンターフェスタ’08」
各自が装備を紹介しながら、それらに対する思い入れを語ったこのコーナー。司会者の「本作が出てから、いつも4人でプレイされているのですか?」という質問に対して、「3人でプレイしています」と答えた一瀬氏、小嶋氏、藤岡氏。辻本氏は、「ボクにはオトモアイルーがいるからいいんですよ」と苦笑しながら返していた。

 4人が向かったのは「ヒプノック2頭討伐!」。眠りブレスを吐くことから「眠鳥」と呼ばれるこのモンスターを倒すため、ハンターらは樹海に降り立った。ところがクエストが始まると、辻本氏の口から「一瀬君、秘薬をください。なぜかゲージが短いです」とお願いが。どうやらアイルーキッチンで食事をしてくるのを忘れたようだ。近くにいた小嶋氏が合流して秘薬を渡そうとすると、なぜか大タル爆弾が置かれ、爆発! 辻本氏のいたずらに小嶋氏が怒った後も、秘薬を請求する辻本氏。最終的に辻本氏が小嶋氏から受け取ったのは「もえないゴミ」であった。「なんか、変わった秘薬をもらったよ」とあくまで前向き(?)な辻本氏は、結局一瀬氏から「秘薬」をもらい、ようやく狩りに参加することができた。

 クエストの方は、一瀬氏が狩猟笛で皆を援護、小嶋氏が何度もヒプノックを麻痺させ、華麗なステップで攻撃を避けつつ、藤岡氏がランスで突き刺すという連係がガッチリ機能し、1頭目を無事討伐。その後3人が仲よくはぎ取りをしていると、辻本氏の大タル爆弾が再度炸裂して会場は大盛り。しかし、ステージ上の3人はピリピリしたムードに(笑)。支給品を取りに、べースキャンプに戻った辻本氏をよそに3人は着々と攻撃を加え、ヒプノックの捕獲が成功。そして攻撃に参加せず採取やマップの探索をしていた辻本氏が合流すると、攻撃対象は、非協力的だった辻本氏へ。逃走する辻本氏を3人がべースキャンプまで追いかけ、大乱闘でクエストは幕を閉じた。

「モンスターハンターフェスタ’08」 「モンスターハンターフェスタ’08」
「モンスターハンターフェスタ’08」 「モンスターハンターフェスタ’08」
問題のクエストシーンがこちら。見事なまでに「もえないゴミ」を渡しているのがわかる。そして続いて、2頭が入り乱れる激戦の真ん中で行われるアイテム交換。最終的に討伐に成功し、4人の仲のよさ(?)を確認できたところで、「モンハントークショー 装備紹介ステージ」は終了となった。

 続いてステージでは、ユーザー参加型の「緊急討伐」が行われた。このコーナーは、会場にいる参加希望のハンター4人でチャレンジクエストに挑戦し、11分以内に討伐に成功するとオリジナルグッズがもらえるというもの。ここで、参加しようと集まったハンターを前にして、小嶋氏と一瀬氏の口からクエストが「ナルガクルガ2頭討伐!」であることが明らかにされた。ざわめく観客に対して2人は「『MHP 2nd G』をやっている人なら、問題ないのでは……(小嶋氏)」、「4人で立ち回れば、なんとかなるんではないかと(一瀬氏)」とコメント。選ばれたユーザーは、前半こそ連係が取れず危うい場面を見せたものの、高レベルのハンターばかりとあって後半に巻き返し、見事10分13秒という記録で討伐に成功していた。続いて、もう1組のハンターたちが挑戦。開幕からシビレ罠を活用するなど、いいペースで狩猟したものの、記録は11分9秒。惜しくも失敗となったが、見学者からは温かい声援が送られた。最後に挑戦したのは、ハンマー×2に、ランス、片手剣という攻撃的な4人組。前半から、罠や爆弾を利用して順調に狩りを進めていく。2頭目に入ってもペースは衰えず、スタン後に爆弾で追い討ちをかけるなどコンビネーションもよく、9分7秒という記録を叩き出した。

「モンスターハンターフェスタ’08」 「モンスターハンターフェスタ’08」
「モンスターハンターフェスタ’08」 「モンスターハンターフェスタ’08」
クエストに挑戦したハンターには、「モンスターハンターフェスタ」というロゴの入った非売品のPSP用ポーチが、時間内にクエストをクリアしたハンターには、前回の大会時に配布された「ご当地アイルーストラップ(6個セット)」が贈られた。貴重な非売品グッズの配布に、会場はヒートアップ!
「モンスターハンターフェスタ’08」 「モンスターハンターフェスタ’08」
解説を行ったのは小嶋氏と一瀬氏。一瀬氏は、挑戦しているハンターに「ナルガクルガの動きはトリッキーですが、攻撃後などに隙はあります。また狙いはつけにくいんですが頭が弱いです」とアドバイスをしていた

 次いで、モンスターの生態について藤岡氏が説明する「教えて藤岡先生!モンスター生態講座」が開かれた。白衣を着て登壇した藤岡氏は、最初の質問「オトモアイルーと野生のアイルーの違いは?」について、「アイルーは元来、人の近くに住む種族ではない。好奇心の強いアイルーが人と交信を持ち、言葉を理解して料理を覚えたり、ハンターになりたいと思った。そしてPS2『モンスターハンター』に登場した“ハンターアイルー”を仲介役として、ギルドに所属するようになったのがオトモアイルーです」と説明していた。

 続いては、眠鳥・ヒプノックの解説。基本的に臆病な彼らは、自分から他のモンスターを捕食するのではなく、身を守る手段として睡眠ブレスを吐くという。また、自らエサを獲るのではなく、他のモンスターの食べ残しや死肉を食べているという補足もあった。最後はナルガクルガについて。トリッキーな動きが印象深いナルガクルガは、しなやかで強靭な尻尾でバランスを取っているから、あの動きができるとのこと。また、あの特徴的な翼は、木々が生い茂る樹海で生活していくと大きな翼はひっかかってしまうため、枝葉を払いのけたり切り落とせるような固くて小さな翼になり、狭い場所でもすばやい動きを可能にしているのだという。

 この他、参加者から「ナルガクルガとティガレックスが縄張り争いをしたらどちらが強い?」という質問が。「本来は生息場所が違うので争わないが、もし仮に争ったら」という条件だったが、進行役の小嶋氏は「ナルガクルガ」と答え、一方の藤岡氏は「ティガレックス」と返答。小嶋氏は「ティガレックスは直線的な動きをするから、周りこまれると弱いのでは?」と回答したが、藤岡氏は「ティガレックスは轟竜と呼ばれるくらい、声が大きい。ナルガクルガは音爆弾に弱いように耳が発達しすぎている。もしティガレックスが吼えたら、ナルガクルガは立っていられない」と極めて論理的に説明した。「ティガレックスに軍配が上がるのか?」と思ったが、藤岡氏は「それぞれに得意なフィールドがある。物が多い樹海に、ティガレックスは向かない。逆に隠れる場所がない砂漠はナルガクルガにはきつい」と付け加えた。やはり特性が大きく違うため、どちらが強いかを答えるのは難しいようであった。

「モンスターハンターフェスタ’08」 「モンスターハンターフェスタ’08」
他にも、「ラオシャンロンの頭より、シェンガオレンのかぶっている殻の方が大きいの?」や、「樹海の生態系のトップはナルガクルガなの?」といった質問が多数ぶつけられた。コーナーの最後に藤岡氏は、「モンスターの生態については、ゲーム中では見られないものもあるが、知ってもらえるとさらにプレイが楽しく遊んでもらえるのではないでしょうか」とまとめた。

 これらのステージイベントは、4月29日以降に行われる地区大会でも開かれる予定。興味がある人は、会場に足を運んだ際に、のぞいてみてはどうだろう。 なお次のニュースでは、各ブースを紹介する。

(C)CAPCOM CO ., LTD. 2007, 2008 ALL RIGHTS RESERVED.

■「モンスターハンターフェスタ’08」地区大会日程
【地区大会日程】
 ・4月26日……福岡大会:福岡ファッションビル(※終了)
 ・4月29日……東京大会:東京ビッグサイト西4ホール
 ・5月3日……札幌大会:札幌コンベンションセンター大ホール
 ・5月6日……大阪大会:大阪マーチャンダイズマート展示ホールA~C
 ・5月10日……名古屋大会:ポートメッセ名古屋第3展示館
【各会場共通】入場無料開催時間10:00~17:00(最終入場16:00予定)

データ

▼『モンスターハンターポータブル 2nd G』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PSP
■ジャンル:ACT
■発売日:発売中(2008年3月27日)
■価格:4,800円(税込)
 
▼『モンスターハンターポータブル 2nd G』の予約・購入はこちら
Amazon

関連サイト