2008年4月28日(月)
ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、PC用MMORPG『ラグナロクオンライン(以下、RO)』において、本日4月28日より公認ネットカフェでIPスルーシステムを導入。それを記念して、東京・池袋のサンシャインシティで「ラグナロクオンラインネットカフェ特典スタート式典」を開催した。
『RO』の一般プレイヤー100人が招待されたこの式典では、『RO』公認ネットカフェでの今後の展開や、次期大型アップデート「モスコビア」についての発表などが行われた。以下にその様子をお届けするので、『RO』をプレイしている人はぜひチェックしてほしい。
まず、同社のオンライン事業部・菊池康之氏が、公認ネットカフェで3つの特典を受けられるという「ネットカフェ特典」について説明。特典1つ目は、経験値が1.5倍になること。4月28日~5月7日までの期間は特別に3.0倍になることに加え、スペシャルアイテム「戦闘教範50」を併用することで3.5倍まで上がるという。2つ目の特典はデスペナルティの50%軽減、最後は各街に支援NPCが出現するというもの。このNPCに公認ネットカフェからアクセスして話しかけると、無料でHP/SPを回復し、90分間すべてのステータスが+3、火・水・地・風のうち1属性を一定時間付与、転送サービスを無料で利用できるといった特典が受けられる。なお、属性付与は、Lv30以下の場合は無条件だが、30以上の場合は、アイテムを消費するとのことだ。
続いて、次期アップデート「モスコビア」について、同社のオンライン事業部・廣瀬高志氏から説明が行われた。「モスコビア」は、ロシアで企画されたマップが全世界で実装されるもの。「モスコビア」の街には、「アルベルタ」から10,000Zenyで転送されて入ることになる。その後ダンジョンに入るには、「クジラ島をたずねて」を受注する必要があり、島に入った後に、フィールドよりダンジョンに入れるという。なお「クジラ島をたずねて」は、最後まで進まなくてもダンジョンに入ることが可能だ。
他にも、「どんぐり好きのリス」、「耳あて帽作成クエスト」、「泣き虫のミハイル」、「バハヤガの魔術」といった5つのクエストが、本アップデートで追加される。廣瀬氏は、「最後の「バハヤガの魔術」はLv60以上という制限があるクエストですが、ストーリーがユニークなのでぜひ体験してください」とコメント。そして気になる実装日がここで明らかに。「実装日は5月27日です!」と廣瀬氏が発表すると、参加ユーザーから大きな拍手が起こった。「モスコビア」のダンジョンは、「ソロプレイヤーや高レベルでないプレイヤーもスムーズに楽しめる」とのことなので、実装日まで楽しみにしてほしい。
イベント終了後、報道関係者を対象にカンファレンスが行われた。まず、同社代表取締役社長CEOの森下一喜氏が登壇し、「『RO』も今年で6年目を迎え、同社としてもターニングポイントだと考えています。ネットカフェでの新しい試み、コンシューマへの展開などを含め、本作を知っているがプレイしたことがないというユーザーに向けて、遊んでもらう機会を作っていくよう努力していきます」と意気込みを語った。続いて、同社執行役員CTO オンライン事業部サービス運営本部長・堀誠一氏が登場。「運営について、いまだにユーザーさんから「わかりにくい」と認識されている部分があることを、今日改めて感じました。そこをふまえ、本年度中にネットカフェで遊べるような新たな要素を、企画・検討していきたいです」とコメントした。
最後にネットカフェ特典などの広告を担当しているテクノブラッドの代表取締役社長・大村嘉貴氏が、「ネットカフェには、2002年からビジネスとしてかかわっていますが、その中でも『RO』は2002~2003年にネットカフェで伝説を起こしたタイトルだと思います。IPスルーもさまざまなゲームで実施されていますが、『RO』は問い合わせの数がとても多いです。2003年のような盛り上がりをもう1度再現したいと思っているので、頑張っていきます」と挨拶した。
記者を前に、『RO』の今年の抱負や意気込みを語った、森下氏、堀氏、大村氏。最後に「IPスルーシステム導入」を記念して、3人によるテープカットが行われた。「IPスルー開通っ!」の掛け声とともに、黄金のハサミによってテープが切られた。森下氏が「恥ずかしい……」と言っていたのが印象的なテープカットであった。 |
(C)Gravity Co., Ltd. & Lee MyoungJin(studio DTDS). All rights reserved.
(C)2008 GungHo Online Entertainment, Inc. All Rights Reserved.