2008年4月30日(水)
ロジクールは本日4月30日、東京・池袋の「アムラックス東京」で、PS2とPS3に対応するステアリングコントローラ「Driving Force GT」の記者発表会を開催した。
▲ロジクール代表取締役社長ケン・オーバーマン氏(右から3人目)と、プロダクトマーケティングディレクターのルーベン・ムカジー氏(右から4人目)。 |
「Driving Force GT」は、ロジクールとポリフォニー・デジタルが共同開発したPS3用ソフト『グランツーリスモ5プロローグ(以下、GT5P)』の公式ハンドル型コントローラ。6月12日より希望小売価格17,800円(税込)で販売される予定だ。
▲オーバーマン氏(左写真)は、「Driving Force GT」がロジクールにとって重要な商材であることを力説。ムカジー氏(右写真)は、丁寧に商品の説明をしていた。 |
発表会では、まずロジクールの代表取締役社長ケン・オーバーマン氏が登壇して挨拶。「Driving Force GT」を今年度最も注目している商品と話し、自信をのぞかせていた。
続いて登壇したのは、同社のゲーミングビジネスユニットでプロダクトマーケティングディレクターを務めるルーベン・ムカジー氏。「Driving Force GT」の概要について説明しながら、氏は「開発チームの多くがレースゲームファンだったため、熱意を持って(製作に)臨めた」と語っていた。
▲以前からロジクールとポリフォニー・デジタルは、『グランツーリスモ(以下、GT)』シリーズのコントローラ部分で協力関係を築いている。「Driving Force GT」は『GT』シリーズ対応ステアリングコントローラの3代目にあたる。 |
「Driving Force GT」の特徴として、『GT5P』の公式商品であること、リアルタイムアジャストメントダイヤルを持つこと、新たなフォースフィードバックシステムを搭載していることなどを列挙。またデザイン面でも進化を遂げていることや、耐久性と操作性が向上したことなどを詳しく説明した。
ここで、『グランツーリスモ』シリーズのプロデューサー・山内一典氏のビデオレターが公開された。山内氏は「Driving Force GT」について、フォースフィードバックを緻密に再現できる点などをアピール。「『GT』の全ユーザーに体験してほしいです、『GT』が持つ奥深さを大いに体験できるでしょう」と語っていた。
▲コクピット上でドライビングする映像とともに、「Driving Force GT」の魅力を紹介した山内氏。実際にドライビングコントローラを操りながらコースを走行する様子が映されていた。 |
最後に、ロジクールとポリフォニー・デジタルのスタッフによる実演走行が行われた。特にリアルタイムアジャストメントダイヤルの説明に時間を割き、手もとでトラクションコントロールやブレーキバランス、4WDトルク配分などをすばやく切り替えられる点を強調。現実のレースドライバーがこうした設定を調整しながら走行していることを挙げ、一層リアリティが増していると語っていた。
▲プレイしている映像は、大型モニタにも映し出された。ABSのON/OFFによってブレーキのきき具合が異なる点などを、実際に走行しながら説明した。 |
「『GT』の新しい基準を私たち(両社)が設定したと考えている(ムカジー氏)」と、「リアリティ」面についてロジクールが大いに自信を見せた「Driving Force GT」。走行におけるリアリティのあくなき追求を続ける『GT』シリーズだけに、そうした部分をコントローラを通じてプレイヤーにフィードバックできる点で、「Driving Force GT」は注目の製品といえそうだ。
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