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2008年5月12日(月)

次世代の魂にスイッチを入れる! 新感覚プロジェクト「魂トレ!」設立発表会

文:電撃オンライン

 本日5月12日、ヒーローズエデュテイメントは「魂トレ!」プロジェクトの発表会を、東京・新丸の内ビルディング内「21cクラブ」で開催した。

 ヒーローズエデュテイメントは、各界のヒーローを講師に招き、次世代育成を目的にした「心拓塾」を運営中。この「心拓塾」は、プロ野球監督のボビー・バレンタイン氏や作詞家の秋元康氏、プロテニスプレイヤーのクルム 伊達公子さんなどが講師となり、小学生の親子向けに「気づき、考え、行動する」という人間形成教育を行っている点が特徴だ。同社代表取締役会長・秋沢志篤氏は、「我々は「心拓塾」という、「次代のリーダーを育成すること」をテーマにしたセミナーを開催してきました。特に小学生とその保護者の資質強化を行っています。その活動の中で、充実した時間を過ごす必要性について、多くの人に気づいてもらいたい、知ってもらいたいと思いました。その後、このアナログのよさをデジタルを使い伝えたい、と考えるようになり、この「魂トレ!」プロジェクトを立ち上げました」と、プロジェクト設立の背景について説明した。

「魂トレ!」
「魂とは、充実した時間を過ごしていこうという意欲だとボクは考えています」と熱弁した秋沢代表取締役会長。

 同社は、魂のトレーニングを行う「魂トレ!」プロジェクトを展開していくという。その第1弾としてiモード用サイト「魂トレ!」が本日オープン。サイトは「瞑想サプリ」、「声魂サプリ」、「魂トレ!道場」という3つのコンテンツから形勢されている。1つ目の「瞑想サプリ」は、アーティスト・喜多郎氏提供による楽曲が配信され、修行の前に聴くことで心を穏やかにすることを目的としている。続く「声魂サプリ」は、各界のトップランナーたちによる人生の応援メッセージを毎日配信するコーナー。最後の「魂トレ!道場」は、マスター(各界の著名人、偉人)によるトレーニングを実践するコンテンツで、18の力を磨くオリジナルのトレーニングを体験できる。

 ここで、会場にゲストとして登場していたマスターから、プロジェクトへの想いが明かされた。最初にレーシングドライバーでもあり登山家の片山右京氏が「レーサーとして世界で戦ってきた中で見てきたことや、父親の影響で山に登りながら感じた、本来の人間が持つ生きるということや人生は単純でシンプルということを伝えたい。携帯電話というツールによって自分の声が届き、さまざまな出会いが芽生えるようにこのプロジェクトに参加させてもらいました」とコメントした。

 続いて、海洋冒険家の白石康次郎氏は「今は昔と違い、たくさんの情報があるため、子どもたちは振り回されてしまいます。公演で「子どもたちに夢を持たせてほしい」と頼まれるのですが、夢は外にはないんです。与えたり教えるのではなく、1人1人の心の中に夢はあるんです。1人1人の本性や魂を引き出すのが大人の役目。これまでになかった、魂を引き出す道具にケータイをしたいと思います」と発言。さらに白石氏は、意欲的に協力していきたいと付け加えた。

 最後に、「ミナサン、コンニチワ」と日本語で挨拶してくれたのは、プロ野球監督のボビー・バレンタイン氏。ボビー氏は「私は、多くのチャンピオンなるべくチームと関わってきました。しかし、ヒーローズエデュテイメントほど素晴らしいチームと関わったことはありませんでした。人生の本質を理解し把握しているリーダーが揃っているのが、このグループです。我々はこのプロジェクトを通して、親が正しい親であれるよう、子どもたちがよい大人に育っていけるような場を提供できるように、努めていきます」と続けた。

「魂トレ!」 「魂トレ!」 「魂トレ!」
マスターとして、プロジェクトへの熱い想いを披露したゲストの面々。左から片山氏、白石氏、ボビー氏。
「魂トレ!」 「魂トレ!」
会場にはこられなかったが、「心拓塾」の講師で「魂プロ!」のマスターでもある、プロテニスプレイヤーの伊達さん、作詞家の秋元氏からのコメントが読み上げられた。

 ここで、NTTドコモの執行役員・夏野剛氏がサイト「魂トレ!」開始に当たっての経緯やこれからのありかたなどを説明。夏野氏は「9年前にiモードをスタートさせて、世界の最先端をずっと体験してきましたが、こういう使われ方をされるようになったと感動しています。iモードのスタート時は、便利だったり楽しいコンテンツが中心になっていたんですが、社会的意義は後回しになっていたのが事実です。ビジネスのためではなく、社会や子どもたちのためにコンテンツを作りたいと秋沢さんに相談され、協力させていただきました。世の中で成功された人は、次の世代に自分の意思を伝えていきたいはず。その伝達をこのプロジェクトで成功させられたら、また1つ、ケータイの可能性が広がるのではないでしょうか」と語った。

「魂トレ!」
「先月の末のイベントで、NTTドコモの役員として挨拶するのは最後と思っていたんですが、これが本当に最後です」という挨拶から説明をはじめた夏野氏。「コンテンツを立ち上げるには難しい一面もあるので、形を変えながらも発展させていきたいです」とNTTドコモとしても期待していることをアピールした。

 またゲストのマスターから、サイト「魂トレ!」のコンテンツの1つ「本日の声魂サプリ」が、実際に読み上げられたので、その一部を紹介する。テーマは「不安や壁をどのように乗り越えてきたのか」というもの。

●片山氏
「自分の場合、壁なんてないと考えています。小さい頃から忘れない「自分を信じる」を念頭にして、落ち込む日もあるけど絶対に諦めないと思いながら、1つ1つ片づけて階段を登るようにしています。それでダメなら、寝て仕切り直します」

●白石氏
「沖に出ると風がない日もあります。逆に大嵐で困る時もあります。ところが、風が永遠に吹かなかったことも、嵐が収まらなかったこともありません。つまり世の中は変化の中にある。つらい時に自分は、1つに捕らわれることなく、「考えない」ということをします。頭を使うと損得を考えてしまうのですが、心で動くと違う。心を沈めて正しいと思うことをしていくと、逆風であってもいい方向に向かう。シンプルで素直に考えるのがいいと思います」

●ボビー氏
「この「壁に当たる」という表現がとても興味深いです。23歳の時に、メジャーリーグでホームランボールを追いかけていて、文字通り、壁にぶつかり骨折しました。状況は一転し、野球をすることができなくなりましたが、その間に自分の知識を高めたことで野球を指導する立場になれました。その結果、20年間監督を行え、日本で監督を務めている現在にもつながっています。ここから感じたのは、物事が悪い方向に向かっている時は、より多くのことを学べる最大のチャンスだということです」

 最後に、秋沢氏が「3人が話してくれた、実績に裏付けられたメッセージ性を感じていただけたと思います。ケータイでアクセスする人が楽しく、自分からも参加できるような内容にしていきたいです」と今後の展開を述べて、発表会は終了となった。iモード用サイト「魂トレ!」は、本日より公開されているので、魂にスイッチを入れたい人はアクセスしてみては?

「魂トレ!」
「魂トレ!」 「魂トレ!」
今回の発表会に登場した面々。なお、「魂トレ!」のイラストは、イラストレーター松下進氏が手掛けている。

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■「魂トレ!」アクセス方法
<iモード>
iMenu→メニューリスト→働く/住む/学ぶ→STUDY/資格→「魂トレ!」
※情報料:月額315円(税込)

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