2008年5月21日(水)
2008年7月より、全国のUHF局で放送開始となるTVアニメ「ゼロの使い魔~三美姫の輪舞~」。そのエンディングテーマを歌う釘宮理恵さんにインタビューを行った。
「ゼロの使い魔」は、ヤマグチノボル氏の同名ライトノベルを映像化した作品で、3度目のアニメ化となる。今回の見どころは、第2期のラストでチラッと姿を見せたハーフエルフの女の子“ティファニア”が、本格的にストーリーに関係してくるところ。つかず離れずな“サイト”と“ルイズ”の関係に、果たして“ティファニア”がどんな影響を与えるのか? これまでアニメをご覧になっていた人は、楽しみに待っていてもらいたい。
そんな本作のエンディングテーマ「ゴメンネ▽(▽はハートマーク)」は、第1、2期に続いて“ルイズ”役の釘宮理恵さんが担当。“ルイズ”として歌う釘宮さんのインタビューを、以下に掲載していく。
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| 写真は、今回のインタビューに答えてくれた釘宮さん。 |
――では最初に、曲の紹介をお願いします。
釘宮さん:今回の曲のテーマは「やきもち」です。ディレクターさんに「今回は、“ルイズ”ちゃんが結構やきもちを妬くのよ」と言われまして。それを意識して歌いました。
――今日は「ゴメンネ▽」の収録だったわけですが、レコーディングは順調でしたか?
釘宮さん:これまでのエンディングの中で一番大変だったように思います。アニメの初めのころから“ルイズ”と付き合ってきていますが、今までは“ルイズ”のツンツン怒っているところや元気でカワイイところだったり、パッと切り取ってわかりやすい要素を歌ってきたように思うんですね。でも今回は、これまでがあったからこそのメロディであり歌詞になっているような気がして、1行1行を取り出して歌詞を読んでみるとカワイくも言えるし、寂しそうにも言えるし、落ち込んでいるようにも言えて、“ルイズ”のいろいろな面が見えてきている今だからこそ、よけいに何通りも解釈できてしまい、歌うのが本当に難しかったですね。途中で、あまりにも悩みすぎて歌えなくなってしまって休憩をいただいたくらいでして。ディレクターさんたちに流れを作っていただいた感じがあります。
――第1、2期と“ルイズ”としてエンディングテーマを歌われていますが、歌う時に注意しているところや、ここがポイントだという部分はありますか?
釘宮さん:これまでに“ルイズ”として膨大なセリフを口にしてきたおかげで、まだアニメの収録がはじまっていない状態でも、私の中にしみこんでいる“ルイズ”が、「“ルイズ”として歌うぞ」って軽く意識するだけで勝手に出てくる感じです。ちょっとした語尾や雰囲気に気を使うだけで“ルイズ”っぽさがポロポロと出てくるんですよ。自分で「こう歌おう」って意識はそんなにないんですけれど、その歌詞の意味合いや雰囲気を大切に歌おうという点は心がけています。
――続いて「ゴメンネ▽」の聴きどころを教えてください。
釘宮さん:ゴメンネの後にハートマークが付くところが何カ所かあるんですが、そこは練習で初めて歌った時から「カワイくね、カワイくね」と言われて歌ったので(笑)、そこがカワイく聴こえていればいいな、と思います。あとは……そうですね、全体的に恥ずかしい感じになってますね(笑)。どんな風にも受け取れる歌詞なんですけど、これまで作品を追ってきてくださっているファンの皆さんには、コロコロと変わる“ルイズ”の表情が楽しんでいただけるのではないかと思います。
――カップリングがPS2用ソフト『ゼロの使い魔 迷子の終止符(ピリオド)と幾千の交響曲(シンフォニー)』のエンディング曲となっていますが、こちらはどのような曲になっているのでしょうか?
釘宮さん:レコーディングも台詞の収録もこれからなんですが、ゲームの曲はバラードになるらしいですよ。これまでのゲームのエンディングは、どれもすごくしっとりとして、大人びている印象がありますけれど、今回もそんな感じを出せるよう頑張ろうと思います。ゲームのエンディングテーマは、いつも「ハードル高いな~」というイメージがありますけれど、ゲームの締めにふさわしい、しっとりとしたいい雰囲気で歌えたらなと思っています。
――釘宮さんにとって、キャラクターで歌う時とご本人として歌う時とで心構えに違いはあるのでしょうか?
釘宮さん:そうですね、全然声が違いますからね。地声で歌うと、どちらかというと男の子っぽい感じになってしまうので、キャラクターとしての範ちゅうを超えないようには気を配っています。どの役を演じる時もそうなんですが、なるべくレンジを広めに演じたいなと思っていて、演じる際に上下するところがあっても、聞く人が「おや?」と違和感を感じないようにやりたいな、とは思っています。私は声が高い女の子ばかり演じている気もするので(笑)、毎回キャラクターの歌は本当に闘いですね。でも“ルイズ”の歌の場合は、ディレクターさんが私の気持ちや感情と“ルイズ”のキャラクター性をマッチさせる方向で進めてくださっているので、どの曲も難しいけど無理のない感じがします。
――歌詞を初めてご覧になった時や歌ってみて時に、シーンが思い浮かんだりしましたか?
釘宮さん:今、ちょうど第3期の収録に向けて原作を読んでいるところでして。実際には、“ルイズ”はそう言わないんでしょうけれど、読んでいるところとリンクするなと思う部分もありました。1、2期のころと比べると、自分の気持ちを素直に認めるようになっている“ルイズ”がいると思うので。自分の思いを言いたいんだけど言えなくて、自分も歯がゆいし相手に対しても「ゴメンネ」という気持ちが、今の“ルイズ”にピッタリだなと思いました。
――ツンデレで言うと、歌もデレ期に入ってきたような印象でしょうか?
釘宮さん:ディレクターさんが「今回のテーマは「やきもち」。全体の雰囲気はデレツンだと思うのよね」っておっしゃっていたんですね。それで「デレツンってどんな感じですか?」と聞いたら、「自分の中で“サイト”のことを妄想している時はすっごいデレデレしているんだけれど、実際に“サイト”の前に出ると素直になれなくてツンってしちゃう。そんな感じよ」と言われました。確かに原作でも1人の時は相当デレデレしてますもんね。……でも、なかなかスッとデレツンは出しにくいですね。
――楽しみに待っているファンへメッセージをお願いします。
釘宮さん:今回も悩みながらでしたが精一杯歌いました。皆さんのお気に入りの1曲になったらいいなと思います。アニメで毎週聴いていると、きっといい具合に脳に刻み付けられて「お店に行かなきゃ」みたいになると(笑)、いろいろうれしいです。この作品らしさっぽさ、ルイズっぽさというのを愛していただけるといいな、と思います。
――ありがとうございました!
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