2008年5月22日(木)
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セガから本日5月22日に発売された、DS用ソフト『プロ野球チームをつくろう!(以下、野球つく)』のディレクターコメントを掲載する。
本作は、プロ野球チームの球団経営をベースとしたスポーツ育成SLG。プレイヤーは、GM(ゼネラルマネージャー)となって経営や選手育成などあらゆる面で球団の指揮を執り、自分のプロ野球チームを強くしていく。「ちょっとの時間でさくさくプレイ。でも、じっくりやり込み要素も満載」をコンセプトに、少しの時間でもテンポよく遊べるよう、システムに工夫がされている。
以下に、「野球つく★番長」こと本作のディレクター・馬場保仁氏のコメントを掲載する。『野球つく』DS版に興味がある人は、ぜひチェックしてほしい。
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――今作のコンセプトをお聞かせください。
今作では、新しいハードに『野球つく』が参入するということで、「これまで遊んだことのない方にプレイしていただく機会が増えるかもしれない」と最初に考えました。そこで『野球つく』のおもしろさを損ねることなく、気持ちよく遊んでいただくためにも、「とにかく手軽に、サクサク遊べる『野球つく』を提供しよう!」というのが第1にありました。
据え置き型で家庭のTVモニターを占有しての長時間プレイを前提としたゲームデザインから、1回のプレイは15分、20分と短くても起動時間が短く、かつ、「やるべきこと」がコンパクトに提示され、好きなタイミングでやめることができるように作られていれば、1回は短いがついつい遊んでトータルでは長時間遊んでいる……というものにできるのではないか、それこそが携帯機と『つくろう』シリーズとの親和性の高さを証明できるところなのではないかと思い、プログラマによる技術的な努力はもちろんのこと、インタフェースや階層構造といった「さわり心地」の部分や、遊び方である「ゲームデザイン」の部分に気をつけて、企画・開発に取り組みました。
――今作の見どころを。
やはり「野球ゲーム」である以上、「野球ファン」の皆さんの琴線を揺さぶるものを絶対に盛り込みたい! と考え、「感じろ! 野球的「萌え」!」というのがありました。まあ「萌え」という表現が正しいかどうかはわかりませんけれど(笑)、これの実装に関しても2つの方向からそれを狙っていました。1つは、「スキル」で野球のタクティカルな楽しみを、もう1つは、「サブシナリオ」で野球のドラマやエピソードを感じる楽しみを提供しようと思ったのです。
そして、「対戦していておもしろい『野球つく』」というものも重要視していました。これも、「スキル」の存在が大きいのですが、パラメータが高い選手だけでスタメン9人を固めがちだったこれまでのゲームデザインから、控え選手の層の厚さ、しかも「一芸」=「スキル」に秀でた選手を、自分の「チームコンセプト」に合わせていかに編成しておくかなどを考え、対戦に備えて準備することが可能になったからです。
それに加えて「オリジナルスキル」を「作成」して、かつ「成長」させることが可能になっておりますので、各プレイヤーの皆さんの独自性が打ち出しやすくなっていると思います。
――始めたばかりのユーザーにちょっとした攻略アドバイスをお願いします。
今作において、序盤、チーム強化の柱になるのは、「外国人選手の獲得」かもしれません。なぜならば、既存のチームからは、現役選手は5人しかチームに残留させることができず、あとは、少し戦力としては心もとないオリジナル選手で戦わなくてはいけないからです。それに比べれば、年俸が1億円をきるような外国人選手の中にも十分戦力になる選手がいます。
特に、センターライン(捕手、二塁手、遊撃手、中堅手)の強化は大切です。捕手の守備能力が低いと投手の結果にも影響しますし、盗塁され放題なんていうことにもなりかねません。二塁手、遊撃手の守備能力が低いとダブルプレーをとる確率が低くなったりもします。極論、野球は点をとられなければ「負けない」わけですが、守備をまずは確実にして、そこから1点でも多くどうとっていこうか、というのを考えるとよいかもしれません。そのためにも、外国人選手の獲得は急務ではないかと思います。ただし、外国人選手には所属人数に枠がありますので、ご注意ください。
次に、気をつけるべきところは、6月半ばも過ぎて夏にさしかかると、怪我人がでてチーム編成に支障をきたすようになることがあるかもしれません。それは、選手の「体力」、「蓄積疲労量」に注意を払うことで、かなり回避することが可能となります。特に、選手リストで名前の右に「赤い色のバー = 蓄積疲労バー」が出始めたら要注意! このバーが半分近くになると怪我の可能性が出てきてしまいます。1軍においたままであれば、「休養」を設定してください。でも、2軍におとして「調整」させた方が回復量は多くなります。ただし、2軍に落とすと3ターンの間は1軍に昇格させることはできませんので、ご注意ください。あとは、練習施設の「スパ」を早めに建てると、回復量が大きくなりますよ。5億円は、少しお高いかもしませんけれどね。
そして、チームのメンバーを整えてもなかなか勝てないなぁ~と思われる方は、大事なポイントで試合を観戦して指示をだされるのもいいかもしれません。選手交代はタイミングの妙があると思いますので。でも、それよりも、控え選手の「スキル」の構成次第で、やはり自分で指揮されたほうがより効果が高く発揮される可能性が高いからです。ここでどうしても、同点にしたい! というところで、「代打の神様」スキルを持つ選手を起用するか、それとも現状でなんとか同点までにはして、その後、逆転のチャンスの時にこそ、切り札を出すのか。こういう判断は絶対に人間の方が賢く、その上、自分の判断ですので後悔しなくてすみます(笑)。皆さん1人1人の判断で「流れ」をたぐりよせましょう! これらの、人事、育成管理、試合をうまく組みあわせていくことで、初年度からも勝機がみえてくるのではないでしょうか。頑張ってください。
――番長はこの『野球つく』でどんな遊ばれ方をされていますか?
「めずしいスキル」をいかにチームの中に伝えていくか、を考えてプレイしています。例えば、「レーザービーム」は特殊な守備スキルで、1試合に1度限りですが、1塁から3塁への進塁や2塁から本塁への進塁、タッチアップを100%防いでくれるものです。これを持つ選手を守備固めで出すことができれば、かなり安心して8、9回を迎えることができるわけです。ただし、当然引退してしまったらチームからこのスキルが消えてしまうわけで、なんとしても「伝授」してもらえるようにベテラン選手になっても契約をし続けるなどの努力をしています。なかなか思うスキルが伝授されませんけどね(苦笑)。やりこみ要素的なストイックな遊びですが、伝授イベントが発生した時の喜びは大きいですよ!
――最後にメッセージをお願いします。
とにかく「おもしろい!」と感じていただけると思いますので、これまでのシリーズを楽しんできてくださった皆さん、初めてプレイしていただく皆さん、ぜひ、プレイしてください! そして、「野球」をより感じた上で、実際の野球を観戦してくださるとなお楽しめるのではないかと思います。
(C)SEGA
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