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2008年6月2日(月)

「我が家のお稲荷さま。」オープニング&エンディングお披露目イベント開催!

文:電撃オンライン

 TVアニメ「我が家のお稲荷さま。」の「オープニング&エンディングテーマお披露目コンベンション」が、5月17日に都内のライブハウス「LIVE GATE TOKYO」で行われた。

 このイベントでは、現在チバテレビ他で放送中のTVアニメ「我が家のお稲荷さま。」のオープニングテーマを歌うユニット・ヒトミソラと、エンディングテーマを歌う声優の早見沙織さんによるライブ&トークが行われた。参加は事前応募制で、抽選で選ばれた100名が会場に駆けつけた。ここからは、イベントの模様をレポートする。

 イベントは、ヒトミソラの吉田仁美さんとイズミカワソラさん、劇中で“コウ”役も演じている声優の早見さんが登壇して始まった。吉田さんとイズミカワソラさんが今日初めて顔を合わせたことが司会者から語られると、会場からは驚きの声が。2人はステージ上で「よろしくお願いします」と挨拶を交わしていた。

 その後は、お待ちかねのライブ。1曲目は、オープニングテーマ「KI-ZU-NA~遥かなる者へ~」をヒトミソラが、2曲目はエンディングテーマのカップリング曲「MIRACLE WAY~強く優しく護られて~」を早見さんがそれぞれ披露した。

「我が家のお稲荷さま。」
写真手前から、早見さん、吉田さん(ヒトミソラ)、イズミカワソラさん(ヒトミソラ)。
「我が家のお稲荷さま。」 「我が家のお稲荷さま。」
「我が家のお稲荷さま。」 「我が家のお稲荷さま。」
「コーラスがニガテで、レコーディングの時はコーラスばっかりずっと練習していたんです」と話していた吉田さんだったが、アップテンポなオープニングテーマをカッコよく歌い上げていた。イズミカワソラさんとの息もピッタリ。
「我が家のお稲荷さま。」 「我が家のお稲荷さま。」
「命に替えても頑張ります」と“コウ”らしく(?)意気込みを語った早見さん。エンディングテーマのカップリング曲は、このイベントが初のお披露目となった。

 ライブの後は、早見さんとプロデューサー・蜂谷誠一氏によるトークコーナー。ここで、ゲストとして声優の永井孝則氏と本多真梨子さんの2人が登場した。2人は、昨年11月に行われた「電撃15年祭」内のステージイベント「電撃アニメDE夢実現 AMG声優☆誕生コンテスト 最終公開オーディション」で優勝し、「我が家のお稲荷さま。」で声優デビュー。現在はアミューズメントメディア総合学院に通いながら、アフレコに足を運んでいるそうだ。

 2人を加えて、「お稲荷さま。」アフレコ現場についてのトークが進む。蜂谷氏に「“コウ”の第一印象はいかがでした?」と聞かれた早見さんは「見た目がおしとやかなので清楚なキャラクターだと思っていたんですが、まさかあんなことになろうとは……」とコメント。蜂谷氏によれば「Cパートで笑いをとろう」という話になっていたらしく、1話では普通なキャラクターのように描いておいて、突然電車内で網棚に乗っているという演出になったそうだ。

 また蜂谷氏からは、そんな「網棚」シーン制作時の笑い話も飛び出した。「女の子が網棚に乗っているんですが(放送しても)大丈夫でしょうか?」と確認を取った際に、「それはどんなシチュエーションなのでしょう?」と返され困ってしまったそうだ。子どもが真似しないようにといった配慮から確認したそうだが、説明をすればするほど「子どもとキツネが下で駅弁を食っていまして」と、わけがわからない状況になってしまったらしい。

 劇中でドジっぷりが炸裂している“コウ”だが、ここで蜂谷氏から「“コウ”ちゃんが家にきて皿を割ったら、どれくらいまで許せますか?」という質問が。「家の中のお皿を全部割られたらさすがに怒りますね」と話す早見さんの隣で、永井氏は「僕は食器を全部プラスチックに変えますね」と答え、会場からは拍手が起こっていた。

 「“クー”ちゃんがいたら何をしたいですか?」という質問には、本多さんが「世界が欲しいです。私の統制下にして平和にしたいです」と回答し、蜂谷氏から「最初のイベントでそういう印象を植えつけちゃっていいの?(笑)」とツッコミを入れられていた。「よ、よくないです」としどろもどろになる本多さんに、永井氏から「いいんじゃない?」と追い討ちが。そんな永井氏は「耳かきをしてもらいたい」のだそう。早見さんは、“クー”の「“クー”ちゃんは尻尾がステキ枕になるので、たわむれていたいです」と話していた。

 また現場では、おもしろいアドリブ合戦が頻繁に行われるそう。最近では、ゆかなさんと水島大宙氏のかわいいアドリブがあったので、オンエアを楽しみにしていてほしいとのことだった。中村悠一氏と小野大輔氏も掛けあいが始まるとアドリブが止まらないらしい。オンエアでは2人の演技に注目してみてはいかがだろうか。

「我が家のお稲荷さま。」
本多さん(右)と永井氏(中央)は、巫女装束の姿で登場。早見さんと楽しいトークを繰り広げた。永井氏と本多さんは角川モバイルでブログを公開しているそうなので、興味がある人はチェックしてみるといいだろう。
「我が家のお稲荷さま。」 「我が家のお稲荷さま。」
トークの合間には、“コウ”ちゃんの名場面集が上映された。中には、話題にのぼっていた「網棚」のシーンも。

 トークの後は、オープニングテーマのカップリング曲「奇跡~I believe in you~」と、エンディングテーマ「風がなにかを言おうとしてる」のライブが行われた。その後、出演者がステージにずらりと再登場し、イベントの感想などを語った。

永井氏「緊張したんですけど、皆さんが温かく迎え入れてくれたのでやりやすかったです」

本多さん「私もすごく緊張しました。もっと立派な人間になります!」

吉田さん「皆さんとお会いできたこと、本当に、本当にうれしく思っています。これからもどうぞよろしくお願いします」

イズミカワソラさん「ありがとうございました。すごく温かくて楽しかったです」

早見さん「命に替えました。いかがでしたでしょうか(笑)。今日はありがとうございました!」

 さらに終了間際、蜂谷氏から「月に1度「我が家のお稲荷さま。」のイベントをやりたいと思っています」という告知が飛び出し、会場が沸き上がる中、イベントは幕を閉じた。

「我が家のお稲荷さま。」
ヒトミソラが歌ったのは、オープニングテーマのカップリング曲。吉田さんは衣装を変えて登場した。
「我が家のお稲荷さま。」
ライブ最後の曲は、早見さんの「風がなにかを言おうとしてる」だった。しっとりとしたメロディに、観客も聴き入っていた様子。
「我が家のお稲荷さま。」
最後はファンたちの温かい拍手に迎えられて、出演者の皆さんが再びステージに並んだ。

 イベントの後、吉田さん、イズミカワソラさん、早見さんにインタビューを行ったので以下に掲載する。

――イベントの感想を聞かせてください。

イズミカワソラさん:皆さん温かくて楽しかったです。

吉田さん:すごく緊張していたんですが、観客の皆さんが温かくて、バンドの皆さんも心強くて楽しかったです。

早見さん:観客の皆さんやスタッフさん、キャストさんに支えられて頑張れました。無事に終わってよかったなというのが今の率直な感想です。

――歌を歌ってみて、いかがでしたか?

イズミカワソラさん:曲のパワーがすごくあるので、歌っていて自分でもこみ上げるものがあって、歌ってみて初めてわかる曲のよさを感じました。

吉田さん:言葉と音楽が強いので、ぐっとくるものがあって今日も何回か泣きそうになりながら歌いました。今日初めてソラさんとお会いできて、初めて一緒に歌えて、楽しかったの一言に尽きます。あと、「KI-ZU-NA~遥かなる者へ~」では私が「イェイ!」ってやったら皆さんも「イェイ!」ってやってくれたのがうれしかったですね。また、こういう機会があったらいいなと思います。ありがとうございます。

早見さん:オープニングの方は力強くて前に進もうっていう気持ちを与えてくれる曲だと思うんですが、エンディングの方はパワーをもらって思い切り突き進んだ後に「お疲れ」って癒してくれる曲だと思っていて。作品の雰囲気がよく出ていると思います。カップリング曲の方は、始まりが幻想的な雰囲気を持っていて、エンディングとは違い自分にメッセージをくれるような作品だなと思いました。

「我が家のお稲荷さま。」 「我が家のお稲荷さま。」
■TVアニメ「我が家のお稲荷さま。」
【放送局】
チバテレビ……毎週日曜 24:00~
テレ玉……毎週日曜 25:30~
テレビ神奈川……毎週月曜 25:15~
TOKYO MX……毎週水曜 25:30~
KBS京都……毎週月曜 25:30~
サンテレビ……毎週火曜 24:00~
テレビ愛知……毎週水曜 26:28~

【スタッフ】(※敬称略)
 原作:柴村仁(「我が家のお稲荷さま。」アスキー・メディアワークス電撃文庫刊)
 原作イラスト:放電映像
 監督:岩崎良明
 シリーズ構成:吉田玲子
 キャラクターデザイン:新田靖成
 音楽:コロムビアミュージックエンタテインメント
 アニメーション制作:ZEXCS
 製作:お稲荷さま製作委員会
 他

【キャスト】(※敬称略)
 “天狐空幻(女)”:ゆかな
 “天狐空幻(男)”:中村悠一
 “コウ”:早見沙織
 “高上昇”:水島大宙
 “高上透”:嶋村侑
 “佐倉美咲”:鹿野優以
 “宮部紅葉”:伊藤静
 “恵比寿”:小野大輔
 “六瓢(むびょう)”:水橋かおり
 他

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