2008年6月4日(水)
日本一ソフトウェアは、7月24日に発売するPSP用ソフト『インフィニットループ ~古城が見せた夢~(以下、インフィニットループ)』の、登場キャラクターやシステムなどの新情報を公開した。
『インフィニットループ』は、主人公がさまざまな人に憑依することによって物語が変化していく、新感覚のミステリアスファンタジーアドベンチャーゲーム。本作の舞台は、流行り病が蔓延している辺境の国「リゼーブルグ王国」。プレイヤーは、“死神”と目を合わせたため幽霊になってしまったリゼーブルグの王子“ウィリアム”となり、王城の住人たちに憑依しながら干渉を繰り返して悲劇を回避していくことになる。
今回、追加登場キャラクターと、ゲームのキモとなる「シナリオループ」と「夢システム」の詳細が明らかになった。最新画像とあわせて紹介していくので、ぜひチェックしてほしい。
▲幽霊となって城内の人々に憑依しながら、さまざまな情報を集めていた“ウィリアム”。彼の死から4日目の夜、婚約者“セレスティア”が服毒自殺を遂げる。ショックのあまり深い闇の中に落ちていった“ウィリアム”は、気がつくと自分が死んだ日まで戻っていた。彼は、4日後に起こる婚約者の自殺を回避するため、いろいろな人物に干渉しはじめるが、さらなる悲劇を呼び起こし……。 |
“メアリ”(CV:香坂夏希) | ||
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▲王城で働くメイド。玉の輿を夢見ていたが、“ウィリアム”に婚約者“セレスティア”が現れたため諦めた。本人は頭脳派を自負しているが、失敗も多い。主に、宰相“ネルズ”や来賓の対応を担当している。 |
“ジミー”(CV:里見圭一郎) | ||
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▲小さいころから王城で仕事をしており、王族に仕えることを信念としている青年。真摯な性格で、“セレスティア”や“ウィリアム”の妹“ヴィーネ”のためなら、自分の命を捨ててもかまわないと思っている。 |
“ペリテ”(CV:窪田吾朗) | ||
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▲政治と距離を置いている、リゼーブルグ王国の司祭。昨今のリゼーブルグの状況や“ウィリアム”の死は、神からの試練と考えている。国民からの多大な信頼を寄せられているが、実は怖がりという一面も。 |
“ルケス”(CV:川村拓央) | ||
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▲病が蔓延して衰退しているリゼーブルグ王国で、ひと儲けしようと企んでいる商人。国の状態が落ち着いたら、王国の商い窓口をすべて掌握しようと動いている。仕事一筋で生きてきたため、嫁と娘に逃げられている。 |
“ドレン”(CV:藤村隆行) | ||
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▲10年以上にわたって、王城の地下牢に閉じ込められていた男性。宰相“ネルズ”の政敵であり、彼に負けた経緯がある。長い牢獄の日々が、彼の口を閉ざしてしまい、自身に何が起きたのか語ろうとしない。 |
本作は、王子“ウィリアム”が死んだところからスタートする。“ウィリアム”は幽霊となり、城内の人物の背後に憑依して渡り歩いて、一定期間後に起こる悲劇の回避を目指すことに。シナリオにはいくつかのループポイントが存在し、そこまでに特定の条件が揃っていないと悲劇が回避できず、物語の冒頭に巻き戻されてしまう。“ウィリアム”が憑依する対象を変えていくことで、いろいろな情報(ループを抜け出すヒント)を得ることが可能。ループを何度も繰り返し、できるだけ多くの人物に憑依して、王城の人々の状況を把握することが重要となってくる。
本作において、1日の基本サイクルは「朝」→「昼」→「夜」となる。シナリオを進めていくと、夢システムで使用できる「キーワード」が得られる。「夜」終了時点で憑依している人物に対し、それまでに取得した「キーワード」をもとにした「夢」を見させることが可能。正しい対象人物に適切な夢を見せると、その夢に対してリアクションが返ってくる。これを繰り替えることにより、ループを抜け出すためのきっかけを見つけることができる。
なお、6月13日からインターネットラジオステーション<音泉>において、本作のWebラジオ「インフィニットループRadio」の配信がスタートする。隔週金曜更新の全5回配信を予定しており、パーソナリティは“セレスティア”役の松岡由貴さんと、“ヴィーネ”役の真堂圭さんが担当。ゲームの最新情報が得られる他、読者からの投稿をもとにした数々のおもしろコーナーが用意されているので、松岡さん&真堂さんのファンや本作が気になっている人は、13日を楽しみにしていよう。
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