2008年6月12日(木)
押忍! お久しぶりの「電撃ハード番長」第11回です。今回は、本日6月12日にロジクールさんから発売されたステアリングコントローラ「Driving Force GT」を取り上げます。
ステアリングコントローラって何よ、って方もいるとは思うんですが、ぶっちゃけ「実物見れば一目瞭然じゃん?」ってことで写真をペタリ。コレですよコレ。
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| ▲外箱と同梱物の一覧でーす。もっとゴチャゴチャと何かが入っているかな、と思っていたのですが、意外とスッキリ。ハンドルとフットペダル、電源アダプタしかない。他、説明書や『グランツーリスモ』シリーズでお馴染みの山内氏によるコメントが付いていたり。 | ||
そう、カーレーシングゲームで使うコントローラです。俗にハンコン(ハンドルコントローラ)と言われているものと一緒ですね。「Driving Force GT」は、そんなステアリングコントローラの最新鋭な機種でごさいますよ。
この機種、PS3のカーシミュレータ『グランツーリスモ5プロローグ(以下、GT5P)』に公式対応しております。『GT5P』といえば、車の操作やカスタマイズをとんでもなく細かく行えるのが特徴でもあるのですが、そうした操作を、このコントローラ1つで行えます。
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| ▲ハンドル部分とペダル部分はセパレート。ケーブルの流れは、ハンドルからPS3本体、ペダル、電源アダプタのそれぞれに放射状で接続されます。 | ||
ロジクールさんは、もともとステアリングコントローラを多数発売している「ハンコンの雄」のようなメーカーなのですが、今回発売した「Driving Force GT」には相当力が入っている様子。先日行われた記者発表会で、ルーベン・ムカジー氏が「開発チームの多くがレースゲームファンだったため、熱意を持って臨めた」と語っていたのが印象的でした。
でだ、今回はPS3の『GT5P』をやらなきゃウソでしょ、ってことで仕事ヌキで遊んで体験してみました。さあ早速セッティングしますよ。……そう、箱を開けてすぐに使えるわけではなく、「設置」が必要なのです。普通のコントローラとはワケが違いますからね。でも、このセッティングしている時間も楽しいもの。セッティングの前に、必ずテーブルを用意しましょう。
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| ▲ハンドルは、あらかじめテーブルにくっつけておきます。取り付けは、長さが変わるネジ式の足をテーブルにかませることで行う方式。薄いテーブルしか持っていない人向けのアダプタも付いていますので、テーブルの厚みは気にしなくてもよさそう。 |
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| ▲ハンドルを正面から見て右手裏側に、フットペダルと電源アダプタの接続端子があります。わかりづらいところにあるので、意外と見落としがち? |
全部のケーブルをつなぎ終わったら、PS3のスイッチをON! まず最初に、PS3のシステムソフトウェアを最新のものにしておきましょう。あと、『GT5P』もアップデートして「Spec2」にしておくこと。でないと、リアルタイムアジャストメントダイヤルが動きません。最初、アップデートし忘れてたせいで「ダイヤル動かねー!」って焦りました。注意。
ちなみに電源を入れるなど、ある一定の状況下でハンドルのアジャスト(初期化)が掛かるらしく、突然キュイーンキュイーンと言ってハンドルが自動的に回り出します。コレ、最初に見た人はもちろんのこと、わかっている人でも驚くこと必至。プレイ中、フラッと入ってきたごえモンが声を上げてビックリしてました。そういや夜中とか1人でプレイしている時に、突然ハンドルが回ったらビックリするだろうなぁ……。
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| ▲遊んでみる……っと、もとい仕事ですよ仕事。ヤベえ路面に合わせてハンドルがプルプルしてカウンター前後の「戻り」もしっかりしてて、普通コンより断然楽しい! 発表会の時みたいにコクピットがなくても、しっかり楽しい! | ||
さわって最初に感じたのは、新しいフォースフィードバック機能が想像以上に「リアリティ」があること。フォースフィードバックとは、端折って書くと、走行中に路面やタイヤからハンドルに戻ってくる抵抗力を再現するもの。……ちょっと端折りすぎ?
そうした、車の挙動や路面の状況に応じて返ってくる抵抗力――ハンドルが重くなる感じ――が、相当ホンモノに近い。「うわハンドル持ってかれる!」もしっかり再現。どんだけPS3の内部で演算してんねん、ってくらい力がしっかり「返って」きます。ステアリングは2.5回転ロックトゥロックなので、このあたりも実車風。
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| ▲ハンドル全景。PS3のコントローラに付いているボタンは、すべて付属しています。ただし、左スティックのL3と、右スティックのR3は、上下左右移動は不可で、ボタンの押し込みのみ可能です。 |
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| ▲ハンドルの裏側にある大きなパネル(左写真)で、シフトアップとダウンを行います。オプションにより右側のシフトレバーを使うことも可能です(右写真)。 | ||
で、『GT5P』対応における最大の注目システムが、リアルタイムアジャストメントダイヤル。ダイヤルの位置は、上の写真で親指が当たっているところね。このダイヤルで、トラクションコントロールやスタビリティマネジメント、ブレーキバランス、ABSの特性、4WDのトルク配分といった設定を「走りながら」随時変更できます。そう、走りながら簡単に変えられるのが大きいのですよ。
タイムを追求している時、「ここのカーブでは前輪ブレーキの効きを抑えて、次のカーブはブレーキを効かせる」といったことも、簡単かつ直感的に行えます。システム自体が上級者向けのものなので、最初はダイヤルを使わないでしょうが、やりこみ始めると「ダイヤルが有用だ」と気づかされることになるでしょう。
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| ▲右手は、親指部分にリアルタイムアジャストメントダイヤルを当てつつ、ハンドル裏にあるシフトアップを薬指とか中指で押さえつつ。両方を同時に操作するのは、やや難度が高いかも。ある程度手が大きいと扱いやすそう。 |
ハンドルやペダルの耐久性を高めている点もポイントで、特にハンドルはグリップ感がよく、持ちやすいです。手の大きい人なら片手でハンドルを回すことも可能ですが、フォースフィードバックでグイッとハンドルが持って行かれた場合に対応できません。つか、シフトのアップダウンやボタン操作ができないから、そもそもアウトですな。
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| ▲使ってみて「なんかヘンな挙動?」と感じたら、『GT5P』のステアリング設定をチェックしてみましょう。基本的にはデフォルト設定で問題ないですが、気になる人は変更を。 |
というわけでツラツラ書いてきましたが、個人的には「タイム短縮だけでなく実車のリアリティ体感の面で有用」とまとめてみたい。何が言いたいかというと、フォースフィードバックの「ハンドル持ってかれる感」は、どうやっても通常コンでは味わえないですよ、ってことです。
ステアリングコントローラと銘打たれている以上、「Driving Force GT」が操作するためのデバイスであることには間違いないでしょう。でも、それに加えてソフト側から返ってくる情報を高い精度でハンドルにアクションさせている部分のデキがよく、これこそ次世代機+次世代ハンコンの組み合わせなんだなぁだと気づかせてくれるのです。
『GT5P』の上級プレイヤーにはもちろんのことですが、特に車好きな『GT5P』初心者の方に、このステアリングを体感していただきたい。映像美とは異なる部分で「これが次世代か」と叫びたくなるでしょう。ちと高い商品ではありますが、値段に見合うだけの価値はあると、タップリお墨をつけつつ終了とさせていただきます。(アクティ)
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