2008年6月22日(日)
エヌ・シー・ジャパンは本日6月22日、PC用MMORPG『リネージュ~The Cross Rancor~』のオフラインイベント「Party de Lineage」を、東京の「スペースクリエイト自遊空間 BIGBOX 高田馬場店」で開催した。
「Party de Lineage」は、6月24日に行われる大規模アップデートにより『リネージュ クロスランカー エピソード Re:』となる本作の、新要素を紹介するイベント。会場には招待された100名のユーザーが集まり、「エピソード Re:」の紹介、ゲームアトラクションを通したユーザーの交流が行われた。
イベントの冒頭では、同社ビジネス デベロップメント ユニット ヘッドマネージャーの前田幸佑氏と、「エピソード Re:」ディレクターの吉田美佐子さんが登壇。先日、日本専属開発チームが発足し、これからは日本のユーザーに向けた独自にのサービスを行っていく方針を話した。6月24日に実装される「エピソード Re:」もまた日本向けにアレンジされたサービスであり、戦闘とは離れた新要素も多数追加されるとのことだ。
前田氏は、「日本専属開発チームの発足により、これからは日本人に向けたサービスを柔軟に行えると思います」と話していた。 | 「これからは、我々と皆様が近い立場で『リネージュ』を作り上げていけたらと思います。よろしくお願いします」と話す吉田さん。 |
なお「エピソード Re:」では、さまざまなダンジョンで大幅な調整が行われる他、グルーディン村の再生をコンセプトとした、非戦闘コンテンツの釣りや料理、アジトデコレーション、お化け屋敷といった新要素が実装されるという。また、戦闘向けの新規コンテンツも、ペットマッチやマジックドールなどに日本向けの調整が加わって導入される。
プレイヤーのペット同士を対戦させる「ペットマッチシステム」。思い入れの深いペットであれば、自分が戦う以上に興奮してしまいそうだ。 | マジックドールは、プレイヤーを手助けしてくれるパートナー。敵に攻撃されることなくプレイヤーをサポートしてくれるが、材料を集めてマジックドールを作成するにはかなりの苦労があるという。 |
他にも、定期船の乗船時間が10分から5分になったり、ポーションの重量が減ってウィザードでもたくさん持てるようになったりなど、従来のシステムの中にも利便性を向上したものがいくつかあるそうだ。また、プレイヤーのアカウントをリサーチするリネージュ国勢調査の最新結果も公開された。調査実施日は6月3日のメンテナンス直前。気になる人は以下をチェックしてほしい。
人口No.1のワールドは「カノープス」。本日のイベントにも、カノープスにキャラクターを持っているユーザーが多く来場していた。 | 各ワールドのクラス比率では、おおむね似たような結果が出ている。戦闘力が低いクラスである「君主」が一番不人気だ。君主は高レベルプレイヤーが少なく、君主の改善に関する要求も挙がっていた。 |
こちらはレベル50以上のプレイヤーの分布。なんと全ワールド中にただ1人だけレベル80以上のプレイヤーが存在した。レベル75以上になると、各ワールドとも1桁しかいない。 | 高レベルキャラクターランキングも発表された。第5位はレベル75のプレイヤーで、全ワールドで24人いる。ランキングという形で見ると人数が多めにも見えるが、全ワールドに24人しかいないのはすごいことだ。 |
第4位はレベル76で、人数も10人にガクッと減ってしまった。なおアルタイルには、調査実施時点でレベル76以上のプレイヤーが存在しないことになる。 | 第3位のレベル77のプレイヤーにいたっては3人。クラスも、男エルフ、男ダークエルフ、女エルフといったものに限定されてきてしまう。 |
第2位は、シリウスに存在する女エルフのキャラクター。レベル79を成し遂げた、2人目のプレイヤーということになる。 | 第1位はベガにいるレベル80の男エルフ。「この方が神なんですね?」と司会に尋ねられた吉田さんは「神です!」と即答し、会場を湧かせていた。 |
また、ここからは日本専属開発チーム・開発マネージャーのキム・ヨンハン氏、同チーム・開発プロデューサーのキム・ギュホ氏、同チーム・ローカライズプデューサーの片山正浩氏も参加して、ユーザーとの質疑応答が行われた。残念ながら具体的な回答は得られなかったが、狩場の調整やステータスの再分配、キャラクターを別のワールドに移行するシステムなどは、すでに検討中であるとのことだ。なお、質疑応答の中で片山氏は、「日本専属開発チームができたこともあり、日本独自のアイテムについては今後積極的に実装していきたいです」と話している。
クエストが少ないという要望に対しては、キム・ギュホ氏が回答。氏は以前、韓国の開発チームにいたころに、クエストを増やす提案をしたことがあるそうなのだが、その時は周囲の反対にあってしまったそうだ。その上で、「ここは日本なので、日本向けにクエストを追加することを考えたい」と話した。 |
1時間近い時間をかけた質疑応答の後には、ユーザー参加のゲームアトラクションが催された。ほとんどのユーザーがこれに参加し、テストサーバ上でひと足先に「エピソード Re:」の新要素を体験していた。またこの間は、自由に動くことができたため、初対面のユーザー同士が和やかに談笑する場面も数多く見られた。友だちと一緒に来た人も、そうでない人も積極的に交流が行われていたようだ。
最後にはじゃんけん大会も行われ、勝利者には4GBのiPod nanoがプレゼントされた。 |
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■「Party de Lineage」概要