2008年7月4日(金)
2008年6月まで、フジテレビのノイタミナ他で放送されていたTVアニメ「図書館戦争」。その作中で“稲嶺”司令を演じる、佐藤晴男氏にインタビューを行った。
「図書館戦争」は、有川浩先生が原作、徒花スクモ先生がイラストを手掛ける同名小説シリーズのアニメ化作品。人権を侵害する表現を取り締まるという建前で「メディア良化法」が成立してから30年後の日本を舞台に、本を守るために「メディア良化委員会」と戦う「図書隊」の活躍が描かれていく。監督は「ウエルベールの物語 ~Sisters of Wellber~」の浜名孝行氏、制作は「攻殻機動隊 S.A.C.」シリーズのProduction I.Gが担当。
佐藤氏の演じる“稲嶺和市”は、関東図書基地の司令を務める重要人物。メディア良化法を支持する政治結社が日野市立図書館を襲撃した事件「日野の悪夢」で妻と右足を失い、現在は車椅子で生活をしている。
以下に、佐藤氏のインタビューを掲載するのでご覧いただきたい。
――「図書館戦争」の登場人物で好きなキャラクターや自分に似ているキャラクターはいますか?
佐藤氏:“郁”は好きですね~。あのストレートなところが最高です。
似ているキャラクターは……どうでしょう? 男性キャラはどれも歪んでいる?(笑) というか、よくも悪くも個性的ですが、何とも言えません。
――原作の感想をお願いします。
佐藤氏:原作はおもしろいです。一気に読み進めるくらいですから。アニメで表現しきれない深いところはぜひこちらで。
――ズバリ、アニメの注目ポイントはどこでしょうか?
佐藤氏:“郁”の王子様……。あとは恋の行方ですかねぇ……。
――最後に、読者へのメッセージをお願いします。
佐藤氏:「図書館戦争」は、アニメだけでなく小説のファンの方も大勢います。もちろんアニメのファンの方も多いと思いますが。アニメでは話数の都合で表現しきれないところもたくさんありますが、僕たちの演じるものがアニメにうまく重なってくれると信じて演じていますので、応援してください。
(C)有川 浩/アスキー・メディアワークス/図書館戦争製作委員会
■TVアニメ「図書館戦争」