2008年8月14日(木)
8月2日、東京渋谷にあるタワーレコード渋谷店にて、TVアニメ「マクロスF(フロンティア)」Blu-ray Disc&DVD第1巻の発売記念イベントが開催された。
このイベントでは、本作のメカニカルアートを手掛ける天神英貴氏のMCのもと、総監督である河森正治氏とヒロイン“ランカ・リー”役の中島愛(めぐみ)さんを交えてのトークやライブが行われた。トーク部分では、現在の制作状況や制作秘話などをうかがい知ることができた今回のイベント。そのレポートをお届けしていく。
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登場するや、制作の進行状況をたずねられた河森氏。「フォールド断層にブチ当たっています(笑)。進みながらも一進一退といった感じですかね」と、ちょっぴり進行難(?)な様子をのぞかせた。イベントが開催された時点では、「最終話のコンテを描き終ってからきたかった」そうなのだが……フォールド断層を突破しきれなかった様子だ。
制作状況を聞いた天神氏から「スタッフが「総監督、イベントに行くんですかぁ……へぇ~……」って言ってましたよ(笑)」と軽めのジャブが飛ぶと、笑う観客と一緒に思わず総監督も苦笑い。今後の展開をたずねられた河森氏は「これからドンドン激しくなっていきますよ!」と、クライマックスに近づきストーリーが盛り上がっていくことをうかがわせるコメントを返した。
今度は、観客に「ぜひ聞きたいんですけれども」と切り出した天神氏は「(Blu-ray Disc(以下、BD)とDVD)どっちを買いました?」と質問した。その質問に、見える範囲では7割から8割くらいの観客がBDを購入したと答えていた。コレを聞いた天神氏と河森氏は「おおお~!!」と驚いた様子だった。河森氏も「大きいTVでご覧になる方は、宇宙空間の奥行きをよりいっそう感じ取ってもらえるんじゃないかな。制作サイドからすると「こんなところまで見えちゃうんだ!」と驚く気持ちはありますけど(笑)」と、制作陣らしい観点からBDについて感想を述べていた。
総監督も驚くほど、細かく美しく見えるというBD版。しかしBDに収録されている映像、つまりハイビジョンで制作するにあたっては、制作サイドでも結構苦労があったようだ。天神氏は「解像度が倍になると面積はだいたい4倍になりますからね。特に細かいところに気を使うんですよ。TVの性能もよくなっていますし」と話していた。
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続いてトークは第1話の話題に。本作の第1話は、TV本放送版(24分)の他に昨年末に先行放送された「デカルチャーエディション(27分)」や、BD&DVD第1巻で楽しめる「ヤックデカルチャーエディション(完全版/32分)」など、いくつかのバージョンが存在している。そのことについて河森氏は「最初は全部の要素が尺の中に納まるはずだったんですけど、菊地(康仁)監督と一緒にコンテを描いたら、お互いにそれぞれ見せ場を作ってしまい、長くなってしまったんです(笑)。TV放送版では入れられなかった部分も加えて、ヤックデカルチャーエディションの形になったんですよ」と、複数の第1話が存在する理由を明かしてくれた。
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2人のトークが一段落したところで、突如流れた「ニンジーン Loves you yeah!」にあわせて中島愛さんがステージに登場。7月27日に開催されたZepp Tokyoでのライブについて話すことに。天神氏が「あれだけお客さんとの一体感のあるライブはめずらしいですよね」というほどの盛り上がりを見せたライブについて、中島さんは「デビューしてこんなにすぐにZepp Tokyoでのライブやインストアライブツアーをできるとは思っていなかったので、ホントにビックリしたのと、とてもうれしかったという気持ちがありますね」とコメント。出てきた時に思わず泣いてしまったことに関しては「自分が出てきた時の、皆さんの拍手や歓声にイチバン愛を感じるワケです。胸にグっとくるんですね!」と、その時の想いを説明した。そんな中島さんにとってライブやイベントは、楽しくも大事なもののようで「ファンの方とコミュニケーションが取れるというのは、とてもいいですよね」と笑顔で話していた。
そして話題は、中島さんがデビューをはたした昨年の「マクロス25周年記念ライブ」におよんだ。「(ライブが)初めてだって聞いてたから、ハラハラしていた」という河森氏に対して、中島さんは「緊張のし過ぎであまり覚えてないんですよ、実は(笑)」と返事をした。それから今までの1年については「あの頃の私は、「マクロス」にかかわったこの1年で、こんなにもいろいろな経験ができるなんて想像もしていなかったです」と、感慨深げに振り返っていた。
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“ランカ”のデビューシングルとして、劇中で流れた「星間飛行」。第17話をご覧になった人はご存じだと思うが、この回のオープニングテーマは「星間飛行」に変わっていた。リアルタイムでTBSの放送を見ていた中島さんを「一瞬違うアニメかと思っちゃいました!!」と驚かせたこの件について、河森氏は「「OPテーマじゃないんだね」という声が聞こえたから、OPにしようかなと。2、3週間前には予定はなかったんですけど「いれるかぁ~!」って」くらいのノリで決めたのだという。それを聞いた天神氏は「コンテ上がってない人の言うことじゃないですよね!!(笑)」と糾弾し、会場を沸かせていた。第11話の「ねこ日記」バージョンのEDも「置いてけぼりにされた“ランカ”の寂しい心情を出したいと考えて」作ったのだとか。
さらに次ページでは、オーディションに臨んだ当時の中島さんの心境や、河森氏&中島さんが選ぶ放送済みエピソードからのオススメシーン、そして中島さんのライブシーンなどをお届けしていく!
(C)2007 ビックウエスト/マクロスF製作委員会・MBS
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