【オンライン最強への道】実戦突入！ 吸血鬼に変身すれば恐れるものはない!?

文：電撃オンライン

　こんにちは。村田（仮）です。8月21日発売予定のPS3用アクションAVG『ヴァンパイア レイン ─アルタードスピーシーズ─』を紹介していくこの連載企画。前回のシングルプレイに引き続き、今回はオンライン対戦に挑戦してみました。「ユーザーとの対戦企画に向けての練習」という目的を考えると、むしろここからが本番といった感じですよ！ そんなわけでさっそく実際に対戦をやってみることにします。

■まずはメンバー集めとルールの確認から

　まずはメンバー集めということで、近くに座っているごえモン、あひる、YK3の3人を集めて対戦スタート。もちろん練習時間などは与えませんよ！ 勝負はすでに始まっているのです。「それで練習になるのか？」という突っ込みもありそうですが、マニュアルで覚えた知識など実戦では役に立たないのです。戦いの中で得た教訓の方がずっと大切なのですよ。まぁ、わかりやすくいうと「とりあえずこの場で自分が勝てれば、あとはどうでもいい」ってことです。

　YK3・あひるVS村田（仮）・ごえモンの2対2のチーム戦でプレイしてみました。採用したルールは、敵チームのプレイヤーキャラクターを殺すと手に入るポイントを競う「Death or Nightwalkers」。先に規定ポイントまでためるか、残り時間がなくなった段階で、ポイントの高かったチームの勝ちとなります。

■1粒で二度おいしいオンライン対戦

　さてさて、そんなわけで対戦を始めてみたのですが、「むやみに飛び出して相手と鉢合わせ」なんてことがないように、慎重に物陰に隠れながら向こうの様子を確認……なんてやっていると、突撃してきたYK3によってアッサリ射殺。2、3度同じような殺され方をして、ようやくシングルモードとオンライン対戦はまったく別物であることに気づきました。

　シングルモードの敵は強力な「ナイトウォーカー」なので、その隠密行動や目的地へのルートの開拓がメインで、戦闘は極力避ける必要があるんですよ。ところが、オンライン対戦はその名の通り、戦闘がメインなんですよ。なので、シングルモードの感覚でプレイしていると、「なんでそんなに無用心に突撃してくるのさ！」と言いたくなることもしばしば。正直、操作方法が同じだけの別のゲームと思っていいかもしれません。

よくも悪くも地味な印象のあるシングルモードに対して、戦闘がメインで派手な印象があるオンライン対戦。とりあえず撃って撃って撃ちまくれ！

オンライン対戦では、バズーカや地雷、ショットガンといった武器が使い放題です。……これって、シングルモードにも登場するのかなぁ？

　今回は4人で対戦したので、ステージはあまり広くない「ホテル_ロビー」を選択したのですが、意外と隠れられる場所があり、突撃だけが能ではありません。物陰に隠れて敵を狙い撃つことも可能です。というか、実際に小部屋に入ったとたん、ごえモンにロッカーの上から狙撃される、なんてこともありました。……って、オレは味方だっつーの！ ちなみに今回は同士打ちアリにしましたが、ナシにすることも可能です。というか、ナシにしておけばよかった……。

時には待ち伏せが有効な状況も。……ってごえモン!? 「視界に入るほうが悪いんですよ(ごえモン談)」。

■「ナイトウォーカー」使うなんてずるい！

　説明が遅れてしまいましたが、オンライン対戦ではプレイヤーは「ナイトウォーカー」に変身することができます。シングルモードで強大な敵として立ちはだかる「ナイトウォーカー」の驚異的なスピードと圧倒的な攻撃力を自分のものにすることができるのです。

　とは言ったものの、やはり人間は人間のままで戦うべきだと思うので、華麗にスルー。いちいちこのためにマニュアルを開くのが面倒くさいですし。とか言っていたら、突然変な奴が乱入！ 異常な速さで近づいてきたかと思えば、一撃で村田（仮）を殺害。何かと思えば、YK3が「ナイトウォーカー」に変身した模様。確実に勝つために操作方法は教えなかったのに！ どうやら「操作方法がわからない＝適当にボタンを押してみるしかない＝オンラインだけの操作方法も覚えられる」という流れで学習したようです。YK3、恐ろしい子！

　自分にとって有利な不公平は大好きですが、不利な不公平は嫌いな村田（仮）としては、変身の仕方を教わることにしました。なんでもセレクトボタンを押すだけでいつでも（ルールによっては条件を満たす必要がある場合もあります）変身できるとのこと。早速、変身してみることにしました。

オンライン対戦では「ナイトウォーカー」に変身することも可能です。人間より圧倒的に強いので、「気づいたら死んでいた」なんてこともしばしば。

■人間やめてみました

　そんなわけでYK3に対抗するべくこちらも「ナイトウォーカー」に変身。異常に動きが速いので、あんまり使いこなせていませんが、それでも強さは圧倒的です。人間ならよじ登らないと超えられない段差もひとっ飛び。でたらめなスピードで相手に近づいたらすかさず攻撃！ 基本的に攻撃を当てれば一撃で倒せてしまえます。正直、ゲーム的に見ると大雑把過ぎる気もしますが、モーションは専用のものが用意されているとかで、動きもかっこよく、使っていて気持ちがいいです。

シングルモードでは「化け物」という印象が強かった「ナイトウォーカー」でしたが、オンラインでのモーションを見ていると「ダークヒーロー」的なかっこよさがあります。

　気づくと4人全員が「ナイトウォーカー」に変身している状態に。慣れた人間がいると違うのでしょうが、今回は初心者ばかりのせいか大味な戦いになってきたので、ルールを変更。基本的な勝利条件は同じながら、攻撃したりダメージを受けたりするとたまるゲージを消費しないと「ナイトウォーカー」に変身できない「Deathmatch」に変えてみました。「Death or Nightwalkers」と違って、変身していられる時間にも制限があるので、実力が近い者同士だとこちらの方が楽しめるかもしれません。

■初心者と経験者が同じステージで戦うことができるんです

　といったところでオンラインモードのまとめです。地味で渋めなシングルモードとはうって変わって、よい意味で大雑把な戦闘が楽しめるオンライン対戦。シングルモードでたまった戦えないフラストレーションをオンラインモードで発散できるというのも魅力的です。

　実は、プレイを始めた当初はシングルモードと雰囲気が違いすぎて、「対戦型のアクションSTGなんてどこにでもあるし、わざわざ搭載しなくてもよかったんじゃない？」とも思っていたんですよ。でも実際にプレイして、対戦に慣れてくると「このゲームにオンライン対戦を導入した理由」というのが理解できてきました。

　ぶっちゃけてしまうと、対戦可能なアクションゲームって、初心者は中級者以上の人間には勝てないと思うのですよ。どうやっても技量の差が出ますし。ただ、動画インタビューでディレクターの岡田茂氏がおっしゃっているように、あんまりボコボコにされると初心者としてはやる気がそがれるんですよね。本作では、その辺の実力差を「ナイトウォーカー」への変身という要素によって、最終的な勝敗に大きく影響しない範囲で埋めているんじゃないかと思います。ポイント的には不利になるけれど、「ナイトウォーカー」に変身しさえすれば初心者でも一方的に殺されることはありませんよ、といった感じで。そんなわけで、個人的にはオンライン対戦初心者にこそ強くオススメしておきたいと思います。まずは他のプレイヤーと対戦する楽しさを実感しないことには、練習する気も起きないですから。

　といったところで次回予告です。今回でザックリと対戦プレイを体験したので、次回（8月18日掲載予定）はいよいよ本作の開発を担当したアートゥーンのスタッフと対戦しちゃいます。今回は実現しなかった最大4対4のチーム戦の模様がお届けできる他、動画も用意できると思うので、楽しみにしていてくださいね！（村田（仮））

(C)AQ INTERACTIVE

『ヴァンパイア レイン ─アルタードスピーシーズ─』

■メーカー：AQインタラクティブ

■対応機種：PS3

■ジャンル：A・AVG

■発売日：2008年8月21日

■価格：7,140円(税込)

　

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