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2008年8月23日(土)

小林ゆうさんの白熱トークに残暑復活!? ――「ワールド・デストラクション」

文:電撃オンライン

 セガは本日8月23日、「ワールド・デストラクション「残暑撲滅委員会」~小林ゆう スペシャルトークショー~(以下、残暑撲滅委員会)」を東京・AKIHABARAゲーマーズ本店で開催した。

 「ワールド・デストラクション」は、ゲームやアニメ、コミックスで作品がクロスメディア展開する同社の新作RPGプロジェクト。TVアニメが現在放送中で、コミックスも「電撃「マ)王」(アスキー・メディアワークス刊)で連載中となっており、ゲームは9月25日に発売される。さらには、「アニメイトTV WEB」でWebラジオ番組も展開中だ。

 「残暑撲滅委員会」には、アニメ版“リ・ア=ドラグネール”役の小林ゆうさん、本プロジェクト・プロデューサーの下里陽一氏が駆けつけ、名古屋に続いて東京のAKIHABARAゲーマーズ本店でも2人によるトークイベントが行われた。

「ワールド・デストラクション」 「ワールド・デストラクション」
小林さんは、彼女と“トッピー”役の古谷徹氏が共演するWebラジオ番組で使われる挨拶「こんにクマ~!」という掛け声で登場。本日の東京の寒さから、「今日は残暑撲滅委員会とのことでしたが、起きたら残暑が撲滅されてました(笑)」とのコメントに、参加者の中から笑いが起きた。

■「“リ・ア”の顔を見ると叫ばずにはいられない」小林さん

 イベントではまず、下里氏より作品の立ち上げ経緯を聞くことができた。「アニメを立ち上げたのは1年以上前で、その時にはまだプロットだけでストーリーが完成してなかったので、最初に問題としてありました」と語った下里氏。そういった苦労があったものの、それぞれのスタッフの頑張りで、無事にアニメは放映され、ゲームも完成を迎えたとのことだ。なおゲームの特徴について尋ねられると、上下2画面を使ったバトルがウリであるという。

 続いて、アニメの“リ・ア”について尋ねられた小林さんは、「最初の印象はゴスロリっぽい衣装で、女の子らしい上品なキャラクターだと思って、初めての出会いはとてもうれしかったんですが……」と言葉を濁してしまう。TVアニメをご覧になっている方はご存知だと思われるが、“リ・ア”はキレると非常に凶暴になるキャラクター。「台本を読み進めると様子が変わってきたんです(笑)」と続けた小林さんには、初登場回の「クソたわけが!」というセリフがとても印象に残っているそうだ。

「ワールド・デストラクション」 「ワールド・デストラクション」
下里氏から「どう気持ちを入れ替えてキレた時の演技なさるんですか?」と質問されると、「血圧が上がるんです」との答えに会場からも笑い。小林さんは、「やってる最中はまったく迷いがありませんので、“リ・ア”ちゃんと一緒にどこまでも!いかせていただきます!」という感じで演技しているらしい。

「ワールド・デストラクション」 「ワールド・デストラクション」
キレた“リ・ア”を演じている最中は、2つ隣に立つ小野大輔氏(“ナジャ”役)にも息づかいが聞こえるほど興奮した演技をして、小野氏からも心配されることがあるという。今では、「“リ・ア”の顔を見ると叫ばずにはいられない」とのことだ。

■「私にとっては歴史上の人物です」と尊敬する古谷氏が……あれ?

 さらに、Webラジオ番組のパーソナリティを務める古谷徹氏が話題に。小さなころからTVなどを通して声を聞いてきた古谷氏を尊敬するという小林さん、尊敬するあまりに飛び出た「私にとっては歴史上の人物です」という発言には、会場からも大爆笑が起こる。また、「ドラゴンボール」の“ヤムチャ”や「機動戦士ガンダム」の“アムロ”の演技をよく披露してくれるそうで、古谷氏の地声が“ヤムチャ”に近いことから、「話しかけられると、“ヤムチャ”に話しかけられた気がしてうれしい」と喜びいっぱいに語った。

「ワールド・デストラクション」 「ワールド・デストラクション」
古谷氏をとても尊敬する小林さん。劇中では、“リ・ア”が“トッピー”を痛めつけるシーンがあり、それをとても申し訳なく感じているそうだ。

 また、小林さんによるDS『ワールド・デストラクション ~導かれし意思~』の実演プレイも行われた。本日初公開となった四獣聖とのボス戦に挑む小林さん。戦闘開始までは普通にゲームをプレイしていた彼女だが、戦いが始まった途端に「ゆるさん! よくも“キリエ”を」、「よーしXボタン!」と情感いっぱいに叫び始める。小林さんの気合の入った実況(?)に、ファンの中から起こった笑いは、「古谷さんをよくも! このクソたわけが!」という“リ・ア”迫真の絶叫で、腹を抱える大爆笑へと変わっていった。

「ワールド・デストラクション」 「ワールド・デストラクション」
「“リ・ア”ちゃんを……ゆるさん!」、「古谷さんが攻める!」、「食らえXボタン!」、とつぎつぎに叫び、熱のこもった実況を繰り広げる小林さん。ファンも下里氏も終始笑いっぱなしであった。

 途中、“古谷さん”……ではなく“トッピー”が、ダメージを受けすぎてHPが低下すると、下里氏から「“トッピー”を回復したほうがいいですよ」とのアドバイス。しかし興奮した小林さんの耳にアドバイスが届く様子はなく、下里氏も思わず「古谷さん切り捨てですか(笑)」と突っ込みを入れる。なんとかプレイを中断して、下里氏の手助けにより“トッピー”のHPを回復すると、「古谷さんのカタキ!!」とボスへのトドメの猛攻開始。当然、下里氏より「まだ古谷さん死んでない(笑)」と突っ込まれ、1人の犠牲もなくボスを撃破した。

「ワールド・デストラクション」 「ワールド・デストラクション」
ゲームプレイが終わると、白熱のプレイを見せてくれた小林さんも団扇で一息。初めに書いた通り、本日は寒かったのだが、「暑いね~」とファンもあおいでいた。

 また、イベントラストにはプレゼント抽選会、イベント後には小林ゆうさんとの握手会が行われ、せっかく撲滅した残暑を呼び込んだような熱気のトークイベントは幕を閉じた。なお、9月20日にはWebラジオ番組の公開録音9月20日にはWebラジオ番組の公開録音が、10月5日にはファン感謝イベントが開催されるので、こちらもチェックしておこう。

「ワールド・デストラクション」 「ワールド・デストラクション」
プレゼント抽選会の賞品はサイン入りポスター。なんとサインは、当選した5名の名前をその場で小林さんが書き込んでいた。

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イベント後の握手会では、ファンとの会話に、小林さんも参加者も笑顔を見せていた。

(C)SEGA

■「ワールド・デストラクション「残暑撲滅委員会」~小林ゆう スペシャルトークショー~」概要(※終了)
【開催日】2008年8月23日
【開催会場】
 ・名古屋会場……14:00~15:00予定/ソフマップ ナディアパーク店 店内イベントスペース(愛知県名古屋市中区栄3-18-1 ナディアパーク ビジネスセンタービル7F)
 ・東京会場……18:30~19:30予定/AKIHABARAゲーマーズ本店 店内イベントスペース(東京都千代田区外神田1-14-7 宝田ビル)
※イベント参加券は名古屋会場が8月23日に、東京会場が8月16日より配布される。

■TVアニメ「ワールド・デストラクション ~世界撲滅の六人~」(全13話)
【放送局】テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送
【放送日】(※放送中)
 テレビ東京……毎週月曜日25:30~
 テレビ大阪……毎週火曜日25:30~
 テレビ愛知……毎週水曜日25:58~
 テレビせとうち……毎週木曜日25:28~
 テレビ北海道……毎週水曜日25:50~
 TVQ九州放送……毎週土曜日26:10~

【スタッフ】(※敬称略)
 原作/企画:セガ
 監督:多田俊介
 シリーズ構成・脚本:横谷昌宏
 キャラクター原案:田中久仁彦
 キャラクターデザイン:松本圭太
 サウンド:池頼広
 音響監督:中嶋聡彦
 音響スーパーバイザー:三間雅文
 音響制作:テクノサウンド
 アニメーションプロデューサー:黒木るい
 プロデューサー:服部豊和、上田晃
 アニメーション制作:Production I.G
 製作:WD製作委員会
 他

【キャスト】(※敬称略)
 “キリエ・イルニス”役:宮野真守
 “モルテ・アーシェラ”役:坂本真綾
 “トッピー・トプラン”役:古谷徹
 “リ・ア=ドラグネール”役:小林ゆう
 “ナジャ・グレフ”役:小野大輔
 “アガン・マードル”役:吉野裕行
 他

データ

▼『ワールド・デストラクション ~導かれし意思~』
■メーカー:セガ
■対応機種:DS
■ジャンル:RPG
■発売日:2008年9月25日
■価格:5,980円(税込)
 
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