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2008年9月18日(木)

【ハード番長】ももの上でサクサク扱えるハンドルコントローラが出現ですよ!

文:電撃オンライン

 押忍! アクティがお届けする「電撃ハード番長」第15回です。さて先日、ロジクールさんから新しいステアリングコントローラ「Driving Force Wireless(ドライビング フォース ワイヤレス)」が発売されました。PS3とPS2に対応するこのアイテムを、レビューしつつ紹介します。

「Driving Force Wireless」

 レースゲームをハンドル型コントローラ(ハンコン)で遊びたい、でも設置は面倒ですよね。以前ハード番長で紹介した「Driving Force GT」とかも、結局テーブルに固定する作業が必要。固定しっぱなしにできる環境ならいいですけど、みんながみんなそんな環境を持っているわけではなく。ご多分にもれず、我が家もそんな環境ありません。部屋狭いし

 で、そんな人にオススメしたいのが、この「Driving Force Wireless」。ペダルを排除し、ハンドル部分だけを抽出。しかもワイヤレスでPS3/PS2とつなげられます。メーカーによれば「ももの上に置いて使う」ことを想定しているそう。そして定価が1万円以下と、この手の製品にしては非常に安価。非常に買いやすい&扱いやすいハンコンとのふれこみです。じゃあ実際どうなのよ、ということで実機を触ってみました。

 まず最初に、メーカー公式の対応ソフトを書いておきます。すべてPS3ソフトです。もしかするとファームウェアをアップデートすることで対応ソフトが今後も増えないかなーと期待しつつ。


  『頭文字 D EXTREME STAGE』(セガ)
  『グランツーリスモ 5 プロローグ』(SCE)
  『SEGA RALLY REVO』(セガ)
  『ニード・フォー・スピード カーボン』(エレクトロニック・アーツ)
  『ニード・フォー・スピード プロストリート』(エレクトロニック・アーツ)
  『バーンアウト パラダイス』(エレクトロニック・アーツ)
  『FORMULA ONE CHAMPIONSHIP EDITION』(SCE)
  『リッジレーサー7』(バンダイナムコゲームス)
  『湾岸ミッドナイト』(元気)
   (※タイトル名50音順)


 今回、『グランツーリスモ 5 プロローグ』で試した限り、PS3本体にUSBタイプのレシーバーを挿すだけでセッティングは不要。何を考えるでもなくセッティングが終わります。超ラク。テーブルセットを含めたセッティングなしですぐに使えるのは、想像していた以上に快適です。

 同社の現行モデルと大きく異なるのは、アクセルとブレーキがペダルではなく「ハンドル部分の裏に付いている」点。現行モデルはペダルが別で付いているので、このタイプはめずらしいですね。アクセル、ブレーキとも問題なくアナログで感知しますが、アクセルを踏み込みながらステアリングを回すのは慣れが必要かもしれません。アクセル入れようとして、つい足が動いてしまうという……。30分もすると慣れるかと思います(個人差アリ、たぶん)。

「Driving Force Wireless」
▲ハンドルの裏にレバーが。これがアクセルとブレーキの役目を果たします。レバーの反発力は強くなく、力を加えるとスッとアクセル・ブレーキが入る印象。

 そして、ひざとももを支えるための枠(正式にはアジャスタブル・ラップレットだそーです)がコントローラ下部に付いています。こいつは左右に動かすことができるので、足の太さにかかわらずしっかりとハンドルを固定できる仕様。ただし足が細い人で、両足を閉じていると枠を最小にしても長すぎる……かも。ある程度足を開いた状態で使うことが前提ですね。枠に足が掛かってさえいれば、枠に付いている「すべり止め」効果のおかげで、ツルツルすべることはありませんでした。

「Driving Force Wireless」
▲足を閉じた状態で、ももの上に載っけてみました。見てわかる通り、枠が足に届いていません……。多少足を広げれば万事OK。

 そして、走行中に路面やタイヤからハンドルに戻ってくる抵抗力を再現する「フォースフィードバック」機能。「Driving Force GT」と比較して若干抵抗が軽めな気もしますが、使っている機体の個体差な気もするような。要は、しっかりフィードバックが返ってくるってことです。「ハンドル持っていかれるー」もしっかり再現

「Driving Force Wireless」
▲ホイール下のボタン類は、アクセルorブレーキを入れながら押すのは難しい印象。基本的に使うことはないのですが、ちょっとポーズはしづらいかも。

 結論。家が狭いなどの理由でフットペダルが置けない、でもステアリングコントローラで遊びたい! そんな人にオススメです。価格が安いから手も出しやすいしね。本格的に遊びたい人は「Driving Force GT」とか「G25」とかの上級機をどうぞ。

 それにしても、ふとレースゲームしたくなった時、おもむろにステアリングを取り出してプレイできるのは、先ほども書いた通りで予想以上に快適。手軽に扱えるステアリングコントローラのラインナップが増えたことは、素直に歓迎したいと思います。(アクティ)

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データ

▼「Driving Force Wireless」
■メーカー:ロジクール
■品番:LPRC-12500
■発売日:発売中(2008年9月11日)
■価格:9,980円(税込)
 
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