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2008年9月18日(木)

【AMショー】KOFがRE・BIRTH! ゲームの紹介とプロデューサーのトークをお届け

文:電撃オンライン

 本日9月18日~20日にかけて、千葉・幕張メッセにて開催されている「第46回アミューズメントマシンショー(以下、AMショー)」。今回のニュースでは、「AMIブース」の目玉タイトルの1つである新作FTG『ザ・キング・オブ・ファイターズ XII(以下、KOF XII)』に注目する。

「AMIブース」の一角を占める『KOF XII』スペース。本作をプレイしたユーザーには、5種類あるカードのうち、1種類をランダムでプレゼントしていた。ブース内には、“不知火舞”の姿も。

 『KOF XII』は、人気格闘シリーズ『ザ・キング・オブ・ファイターズ』の最新作。極限まで書き込んだドット絵により、美しく滑らかなアクションを再現している。新たなバトルシステムを搭載している他、原点回帰をコンセプトに3on3による勝ち抜きバトルを採用している。


 ブースでは、2009年4月の稼働に向けて、現在開発中の『KOF XII』AMショーバージョンを体験できた。キャラクターは、“京”、“キム”、“アッシュ”、“レオナ”、“ロバート”、“アテナ”、“シェン・ウー”、“紅丸”、“ラルフ”、“ロバート”、“リョウ”の11キャラがプレイ可能。なお使用キャラクターは、全部で20人になるとのこと。そのすべてのキャラクターグラフィックが一新されており、プレイヤーは滑らかで華麗なアクションを行うキャラクターを操作できる。

 また新システムとして、「クリティカルカウンター」、「相殺」、「ガードアタック」の3つを搭載。「クリティカルカウンター」は、相手の攻撃に対してカウンターで近距離の攻撃をあてて行動不能な状態にする技。2つ目の「相殺」は、強攻撃同士をぶつけることで、互いのダメージをなしにするというもので、最後の「ガードアタック」は、すべての打撃技に対して反撃可能な有効手段だが、先読み入力が必要となるシステムだ。

 ブースにあるステージでは、本作のプロデューサー・久木野雅昭氏が登壇し、トークイベントが開催された。久木野氏は本作に「RE・BIRTH」というキャッチコピーがついていることについて、2009年にシリーズが誕生して15周年を迎えるため、原点に戻るつもりで開発していることを説明。また、本作の特徴の1つである美麗なグラフィックについては、「完全なドットに徹底して制作しています。究極の2Dドットに、3Dによる光と影の演出を加えることで、キャラの質感を引き立てることを念頭においています」と細部までこだわっていることをアピールした。

久木野氏は、苦労した点について「やはりキャラのグラフィックは苦労しています。参考として3Dキャラを作って、そこからドットを起こしているのですが、腕のいいデザイナーでもかなりの日数がかかります。ドットの密度は4倍になっていますが、苦労は4倍以上に増しています(苦笑)」と語った。しかしその後、「魂をこめたドットとなっておりSNKならでは。うち以外ではできないと思います」と続け、自信を覗かせた。

 開発状況は、現在60パーセント。「順調に修羅場へ突入しました」と笑いながら話す久木野氏は、今後ロケテをしつつ、開発をさらに進めていくことを明らかにした。最後に楽しみにしているファンへ向けて「今作では、1ドットの重みを押し上げて制作しています。原点回帰ということで、衣装も昔のものにしています。現時点のものではありますが、会場で完成度を見てください」と語り、ステージイベントは終了となった。

 「AMIブース」では、本タイトルの試遊ができる。進化した「究極の2D対戦格闘ゲーム」に触れることができるチャンスなので、会場に足を運ぶ予定の人はプレイしてみては?

(C)SNK PLAYMORE
※『ザ・キング・オブ・ファイターズ』はSNKプレイモアの登録商標です。
※画面は開発中のものです。

■「第46回アミューズメントマシンショー」開催概要
【開催日時】2008年9月18日~20日(一般公開日は20日のみ) 10:00~17:00
【開催場所】幕張メッセ
【入場料(一般公開日のみ)】前売券 700円(税込)/当日券 1,000円(税込)
※小学生以下、60才以上は無料

データ

▼『THE KING OF FIGHTERS(ザ・キング・オブ・ファイターズ) XII』
■メーカー:SNKプレイモア
■対応機種:AC
■ジャンル:FTG
■稼働開始時期:2009年4月予定

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