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2008年9月27日(土)

夏の終わりを彩った「機動戦士ガンダム00」スペシャルステージ2つをレポ!

文:電撃オンライン

 8月30・31日に千葉県・幕張メッセで開催されたキャラクターイベント「C3×HOBBY 2008」。そのメインステージでは、2日間ともにTVアニメ「機動戦士ガンダム00」関連のステージが催されていた。

 初日の30日に行われていたのは、“刹那・F・セイエイ”役の宮野真守氏と“沙慈・クロスロード”役の入野自由氏がパーソナリティを務めるラジオ番組「ソレスタルステーション00」の出張公録「俺たちが、ガンダムだっ!」スペシャル。そして2日目に開催されたのは、10月5日の放映スタートを控えた「機動戦士ガンダム00」セカンドシーズンのスペシャルステージ「Mission 2312」となっていた。では以下に、それぞれの模様をレポートしていく。

■ソレスタルステーション00「俺たちが、ガンダムだっ!」スペシャル■

 「機動戦士ガンダム00」の関連情報をあつかうラジオ番組「ソレスタルステーション00」。その出張ステージが、こちらのイベントだ。ステージには、番組パーソナリティを務める宮野真守氏(“刹那・F・セイエイ”役)と入野自由氏(“沙慈・クロスロード”役)に続いて、“ロックオン・ストラトス”役の三木眞一郎氏、“アレルヤ・ハプティズム”役の吉野裕行氏、“ティエリア・アーデ”役の神谷浩史氏ら、ガンダムマイスターを演じる声優陣がゲストとして登場していた。


 まずは、8月16・17日に開催されたライブイベント「GUNDAM00 × CODE GEASS GO! GO! 5! FES’08 in 武道館」のウラ話を話していくことに。“アレルヤ”&“ハレルヤ”の二重人格の生演技は吉野氏が自ら申し出て実現したことや、神谷氏がイベントに集中しすぎていたあまり、2日目には「集中力が研ぎ澄まされていたせいか、なんだか余計なモノ(※客席で手を振っていた入野氏)まで見えてたよ(笑)」と明かしていた。そんな中で宮野氏は、武道館という舞台に上がったこと自体がうれしかったようで「武道館に立つってすごいことですよね! 後ろから歓声が降ってくるあの感覚って、なかなか味わえないじゃないですか。本当にすごかったですよ!」と、自らが感動した様子を話してくれた。また客席で見ていた入野さんも、生アフレコと音楽が融合したステージの感想をどうにか伝えようとしていたが、コメントの途中で宮野氏が「うっせ!」と強制介入! ラジオさながらのノリで観客たちを笑わせていた。

▲他のマイスターたちも絶賛していた吉野氏の二重人格生アテレコ。しかし演じている本人は飄々としたもので、「練習すれば誰でもできるよ~」と言って会場を笑わせる余裕ぶり。

 武道館イベントの感想を話した次のコーナーでは、宮野氏と入野氏が「Cherry G & NADLEEH(チリゲ&ナドレ)」のユニット名で「電撃ガンプラ王決定戦2008」に出展したガンプラの話をすることに。ガンプラ暦が浅いという2人が作ったのは、プトレマイオスのガンダムマイスターたちが駆るガンダム4機からイイとこ取りした「ガンダム エクスシア」なる機体だった。しかし残念ながら、「電撃ガンプラ王決定戦2008」には予選落ちとのことだった……。

▲なんと宮野氏&入野氏の知らないうちに、「電撃ガンプラ王決定戦2008」の成績に、2人が「ガンダム00」セカンドシーズンに出演できるか否かがかかっていた!? 予選落ちの結果にあせる宮野氏たちだったが、もちろんそんなことはないのでご安心を。

 続いて「ガンダム00」のセカンドシーズンの物語を大予想――するハズだったのだが、古谷徹氏のシブいナレーションに続いてスクリーンに「CBキャラ(※小さくデフォルメされたキャラクター)」になった“刹那”たちが登場するカワイイ映像が流された。この映像には会場の女性ファンも大よろこび。頭がハロになってしまった「“ティエリア”の真の姿」や、なぜか赤ん坊な「“ハレルヤ”第3の人格」などのネタに、笑い声や「カワイイ!」との歓声が起こっていた。古谷氏もシブい声で「こんなもの、放送してもいいか?」とツッコんでいたこの映像は、DVD「機動戦士ガンダム00」第7巻の特典映像。気になる人はぜひ確認していただきたい。

▲ステージでは、この映像のアフレコ裏話も語られていた。セリフの指示に「マイスターのうち誰かで」と実にテキトーな注文が書かれるほどユルめの収録だったとのことで、声優陣も声を出す順番を背の高い順に決めていたのだとか。

 ここで新たなゲストとして、本作の監督を務める水島精二氏と、“リボンズ・アルマーク”役の新人声優こと蒼月昇氏が登場。蒼月氏の口からは「セカンドシーズンは、ぼくたち「イノベーター」のものさ」と意味深な発言が飛び出し、ガンダムマイスターたちが動揺する一幕も。また客席からは、謎の仮面の男や“ロックオン”について水島監督にヒントを求める声が非常に多く、監督は“ロックオン”が出てくることや仮面の男が活躍することを明かしていた。

▲大先輩の古谷徹氏によく似ていると言われるらしい蒼月氏。「ぼくはあんなにオジンじゃありません」と、だいぶ過激な表現で若さをアピールしていた。2人の関係が気になる人は、Webで検索してみるといいでしょう。

 いよいよ「ソレスタルステーション00」のスペシャルステージもエンディングに。キャスト陣と監督の挨拶に続いて、武道館のイベントでも見せていた「機動戦士ガンダムダブル」「オー!!」の掛け声を客席のファンとともに行い、ステージを後にした。


 その後ステージでは、Taja(タジャ)と宮野氏のスペシャルライブが行われた。Tajaは番組の挿入歌である「LOVE TODAY」をしっとりとした声で歌いあげていた。続く宮野氏は、自らが演じる“刹那”への想いを込めたメッセージソング「Soup(スープ)」を披露。歌い終わった宮野氏は少し笑顔をのぞかせながら「緊張したー!」と大きな声で言うと、今度は真面目な表情で、歌にどんな気持ちを込めたのかを語っていた。そして2曲目の「箱空」を歌い、大きな拍手を浴びながら舞台から降りていった。

次ページではセカンドシーズンの情報も!!

(C)創通・サンライズ・毎日放送

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■TVアニメ「機動戦士ガンダムOO」セカンドシーズン
【放送開始】2008年10月5日~

【スタッフ】(敬称略)
 監督:水島精二
 シリーズ構成・脚本:黒田洋介
 キャラクターデザイン:高河ゆん/千葉道徳
 音響監督:三間雅文
 メカニックデザイン:海老川兼武/柳瀬敬之/鷲尾直弘/寺岡賢司/福地仁/中谷誠一/大河原邦男
 アニメーション制作:サンライズ

【キャスト】(敬称略)
 “刹那・F・セイエイ”役:宮野真守
 “ロックオン・ストラトス”役:三木眞一郎
 “アレルヤ・ハプティズム”役:吉野裕行
 “ティエリア・アーデ”役:神谷浩史

 “ミレイナ・ヴァスティ”役:戸松遥
 “クラウス・グラード”役:川島得愛
 “アーサー・グッドマン”役:江川央生
 “リー・ジェジャン”役:四宮豪
 “バラック・ジニン”役:稲田徹
 “アンドレイ・スミルノフ”役:白鳥哲
 “アーバ・リント”役:矢尾一樹
 “リジェネ・レジェッタ”役:朴ろ美(「ろ」は王へんに「路」)
 “リヴァイヴ・リバイバル”役:斎賀みつき
 “ブリング・スタビティ”役:置鮎龍太郎
 “ヒリング・ケア”役:川庄美雪

 “スメラギ・李・ノリエガ”役:本名陽子
 “王留美(わん・りゅうみん)”役:真堂圭
 “フェルト・グレイス”役:高垣彩陽
 “ハロ”役:小笠原亜里沙
 “ビリー・カタギリ”役:うえだゆうじ
 “仮面の男”役:中村悠一
 “パトリック・コーラサワー”役:浜田賢二
 “沙慈(さじ)・クロスロード”役:入野自由
 “ルイス・ハレヴィ”役:斎藤千和
 “マリナ・イスマイール”役:恒松あゆみ
 “セルゲイ・スミルノフ”役:石塚運昇
 ナレーション:古谷徹

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