2008年9月30日(火)
10月4日よりMBS他でスタートするTVアニメ「とある魔術の禁書目録」のアフレコが、都内のスタジオで行われた。
「とある魔術の禁書目録」は、アスキー・メディアワークスの電撃文庫から刊行されている鎌地和馬先生原作の小説をアニメ化した作品だ。物語は、魔術や超能力を打ち消す力「幻想殺し(イマジンブレイカー)」を右手に宿す少年“上条当麻”と、10万3000冊の魔道書を記憶している少女“インデックス”の出会いから始まる。超能力や魔術が炸裂する、迫力のバトルアクションに注目してほしい。
アフレコ終了後、本作に出演するキャスト陣にインタビューを行った。インタビューに答えてくれたのは、“上条当麻”役の阿部敦氏、“インデックス”役の井口裕香さん、“御坂美琴”役の佐藤利奈さん、“神裂火織”役の伊藤静さん、“ステイル=マグヌス”役の谷山紀章氏の5名。以下に掲載するのでご覧いただきたい。
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――まず作品の魅力や特徴について、阿部さんを中心にお話いただけますか。
阿部氏:超能力が科学で解明されている、科学至上主義のような学園都市があるんですが、そこに魔術の世界から逃げてきたと話す女の子がやってきます。「科学」と「魔術」といった、水と油のようなものが融合するところがこの作品の魅力だと思いますね。この中では、僕と佐藤さんが「科学」サイドで、井口さんと谷山さんと伊藤さんが「魔術」サイドの人間になっています。あと、ちっちゃい子が多いですよね。“美琴”も中学生ですし。
佐藤さん:苦労してます(笑)。絵が大人っぽく見えるので、ついつい演技が高校生ぐらいになってしまうんですよ。
伊藤さん:私も“火織”の設定を見て、「あ、18歳って書いてある」って思いました。
阿部氏:年相応な人はいない感じですかね。“小萌”先生も、先生やってるくらいだから20代後半ぐらいだと思うんですが、見た目は12歳で。
谷山氏:あと、バトルシーンもすごいですよね。まだPVでしか見ていないんですが、阿部くんの熱血っぷりも見てもらえればなと。“ステイル”と“当麻”はすでに1回バトルしているのですが、このバトルシーンがまた激しくて、“ステイル”も遠慮なく炎を使っています。
井口さん:音楽もI’ve soundなので、とってもカッコイイ音楽がつくと思います。
阿部氏:1人1人の考え、信念がちゃんとあって、戦いの中で相手を知り、影響を受けたりとちゃんと人間を描いている作品だなと感じます。今日も考えさせられるようなシーンがありました。
――続いて、ご自身の演じられるキャラクターの魅力について教えてください。
阿部氏:“当麻”は、一言で言うとすごい不幸な奴です。不良に追い回されたりとか、銀行のカードやケータイを踏み折っちゃったりとか。第3者がやったのなら怒れるけど、自分がやっちゃったから怒るに怒れない、本当に不幸な奴です。でも、そんな不幸に巻き込まれちゃった人を助ける時は、すごく強いなって思います。自分は弱いってわかってるけど、でも見捨てられない、みたいな。そういう強さは、人間的にひかれますね。
井口さん:“インデックス”は、年齢より幼く見える、感情豊かな女の子です。妹みたいな、ペットみたいな感じでしょうか。小動物のような、かわいい動きが多いですね。
佐藤さん:ひさびさの中学生役で、今日も“黒子”役の新井里美ちゃんと「若いね、中学生って」って言いながらアフレコに臨んでました。雷撃の感じとか、カッコよく描かれていますので、楽しみにしていてください。
伊藤さん:“火織”は、登場からすごい格好でした。クールな感じで出てくるんですが、本当は人の心を大切にする女の子です。なぜこんな形で“上条”さんの前に出てきたのか、しっかり描かれていますので、見てもらいたいなと思います。
谷山氏:この作品において、魔術サイドを象徴するようなキャラクターです。最初から敵対するような出会いだったので、“当麻”くんに申し訳ないなと思いますね。そんな人間ばかりじゃないんだよと言いたいです。今後“当麻”と“ステイル”がどうなっていくのか楽しみですし、他のキャラクターとも早く絡みたいなと思いますね。
――収録中のエピソードや、現場の雰囲気などを教えてください。
阿部氏:収録人数がすごい少ないです。後半からの出番の人は入りの時間が遅かったりするので、前半の時は2人とか3人とか。今日の収録もAパートは伊藤さんと僕だけでした。でも、人数が少ないからさみしいというよりは、集中してできる現場だと思いますね。アニメを見てもらえれば、それが伝わると思います。
井口さん:人数が少なくてビックリしました。私すごく人見知りをするので、どうしようかなってドキドキしてたんですが、すぐに慣れました。新井さんが場をにぎやかにしてくださるので、とっても楽しく進んでいます。
佐藤さん:出演者が少ないからこそ、まとまりやすい感じです。錦織監督と音響監督が毎週、作品の説明とシーンのすりあわせを行ってくださるのですが、その作業が自分の中でとても大切になっています。あと、たこ焼きを食べました。近くにたこ焼き屋さんがあるんですが、それを買ってきてもらって。少人数だからこその楽しみを満喫しながら、和気藹々とやっています。
伊藤さん:たこ焼きを食べられなかった伊藤です。みんな言ってますけど、人数が少ないぶん、すごく集中できる現場だなと思います。今までもアットホームな現場はあったんですけど、より近い感じがしますね。
谷山氏:すごく人数が少なくて(笑)。距離が近いなって思いますね。1話1話が濃い感じに作られていますよね。ちゃんとキャラクターを見せられるような環境というか。好きな現場になりそうですね。さわやかな季節になってきたので、個人的に後の仕事さえなければ、自転車でスイーっときちゃおうかなって思ってます。チームワークが上がれば作品の士気も上がると思うので、より強まっていければと。
――最後に、ファンの方へのメッセージをお願いします。
阿部氏:超能力ってなんとなくイメージでわかるかなと思うんですが、魔術ってあまり一般的ではないので、視聴者の方もイメージがわきづらいと思うんです。なので、そこをどう表現していくのかが課題です。1人1人のキャラクターが、なぜここにきてどういったことをやっているのかというところも見ていただければ、戦うだけではない、深いアニメだとわかっていただけると思います。
井口さん:個人的に音がつくのが楽しみです。こだわりのある音楽を作ってらっしゃるそうなので、戦いのシーンでもドキドキ感、ワクワク感が増すと思いますし。科学とか魔術とか、現実的でないお話なんですけど、とてもリアルな、自然なお芝居が繰り広げられているので、そこも楽しんでいただければと思います。
佐藤さん:設定がすごく細かく作られているので、ぜひ原作とあわせて見ていただきたいなと思います。“美琴”は「とある科学の超電磁砲(レールガン)」(アスキー・メディアワークス刊)というスピンオフも出ているので、そのへんもアニメで描かれたら楽しいかなと。スタッフさんも役者も力を入れて作っていますので、楽しみにしていてください。
伊藤さん:1人1人をホントにしっかり描いている作品だなと思うので、そういう人の心の描写に何か感じていただければと。「科学」と「魔術」がどんな風に絡んで、どんな戦いになるのかというのも魅力の1つだと思います。
谷山氏:音響の方はセリフとか多くて、リアル志向で作られていると思います。魔術や超能力といった幻想の世界観に、リアルなセリフが混ざりあっていますので、こういうものが身近にあったらと感じてもらえればうれしいですね。雰囲気はシリアスかと思うんですが、おもしろい作品になりますので、ぜひ楽しんでください。
(C)鎌地和馬/アスキー・メディアワークス/PROJECT-INDEX
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