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2008年10月8日(水)

TGS2008に『Fallout 3』試遊台が出展!! 直前レビューもあわせてお届け!

文:電撃オンライン

 12月4日にべセスダ・ソフトワークスから日本国内向けに発売されるPS3/Xbox 360用ソフト『Fallout 3(以下、FO3)』の試遊台が、「東京ゲームショウ2008(以下、TGS2008)」に出展される。

 本作は、「犠牲と生存」をテーマに、核戦争後の荒廃した2277年のワシントンD.C.で生きる人間の姿を描いた壮大なRPG。同じくべセスダ・ソフトワークスがリリースしたファンタジーRPG『The Elder Scrolls IV:オブリビオン(以下、オブリビオン)』の後継作として開発が進められており、北米では10月28日に、欧州では10月31日に発売が予定されている。

 試遊台が設置されるのは、マイクロソフトブース「Z区分」ルーム内(※18歳以下のユーザーは入場・試遊は不可)で、1人15分までの時間制。プレイヤーは、核シェルター「Vault 101」から脱出したところから、自由に『FO3』の世界を歩き回ることができる。時間内であれば、行動範囲に制限はないとのこと。自由度の高い本作の世界を存分に堪能してもらいたい!

 今回、『オブリビオン』大好き編集・てけおんが、ゼニマックス・アジアにお邪魔してひと足先に『FO3』の世界を体験してきた。この体験プレイに使用されたバージョンは「TGS2008」に出展されるものとは多少異なり、またプレイ時間も60分超となっているが、参考までに掲載するのでご覧あれ。

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 というワケで、さっそくてけおんが『FO3』の世界を紹介していくですよ。プレイのスタート地点は、「Vault 101」から脱出したところから。この「Vault 101」内でのプレイは、いわゆるチュートリアルに相当する部分(『オブリビオン』でいうと、牢屋から下水道を抜けて脱出する部分ですナ)で、ゲーム開始時に決めたキャラクター設定を、ここでもう一度いじくることができるようです。ま、今回はキャラクター設定の部分は省きます。チラっと見た感じですと、人種から肌の色、顔の造作など細か~い部分まで設定できるようです。


◆てけおん、核戦争後の大地に立つ◆

 外をうろついてみてまず驚くのは、情報量の多さ! 目に見えるものはもちろんですが、この世界では耳に聞こえてくる音もヒジョーに大事な情報なんです。同席してくれた美人プロデューサーさんが、「あ、敵の音がしますね~」と言っていましたが、『FO3』ビギナーのてけおんにそんな音が聞き分けられるはずもなく、プレイ中を通してデカいハエやデカいネズミ、そして凶暴な犬たちからペシペシ攻撃されていました。ううう(泣)。このあたりは、やりこんでいけば解決する問題……のハズ。と自分を慰めつつ噛まれつつ、てけおんの『FO3』体験記は続きます。イテテ。

▲コレはゴミ箱。漁るといろんなものが入っています。この作品世界にはムダなものなど1つとしてないとのことなので、一見不要そうなアイテムでも持っておくと意外な場面で役に立つかもしれません。

 「メガトン」という、不発弾の周辺にできた街を訪れたてけおん。ここでスーツの怪しい男から、とあることを依頼されました。てけおんは、その依頼を請けおったものの、達成直前で「だが断る!!」とばかりにヤツめを裏切ってやりました。ウヒヒ(※てけおんは1回請けおっています)。そんなてけおんの行動に感動したのか、町の保安官殿がすんげー「いいもの」をくれました。詳しい値段はわかりませんが、『オブリビオン』的にいうと、保安官殿のくれたモノはかなりいいモノです。こんなに早く入手できるとは……とカンドーしたくらいです。

▲こちらが「メガトン」の保安官殿。いいモノをいただきありがとうございました。


◆てけおん、すごい敵に襲われ、すごいシステムを知る◆

 いいことをした後は気分がいいもの。大手を振って歩いていたてけおんでしたが、なんかすごいヤツに襲われました! それはビリヤードキューを武器に迫りくる1人の男!! 字で書くと「な、なんてマヌケなヤツなんだ。HAHAHA!!」と爆笑モノのコヤツですが、実際に襲われた方は気が気じゃありません!! てけおんもピストルを構えて応戦するものの、近づいてくるゲラゲラ野郎には当たりゃしません。くっ、どうする!? その時、美人プロデューサーさんから救いの声が響いてきました。「てけおんさん、「V.A.T.S.」を使うんです!!」

 「V.A.T.S.」――そう、それはアクションがニガテな人でも本作の戦闘を戦い抜けるようにデザインされた、本作ならではの戦闘システムのことです。この「V.A.T.S.」を発動すると、ゲーム内の時間は一時ストップ。プレイヤーはゆうゆうと敵の身体を狙い打つことができるのです。ちなみに、手や足、胴体などいろいろな場所を狙うことができ、当たった場所によってはその後の戦闘を有利に進めていくことが可能になるのだとか。ただし、距離やキャラクターのパラメータによって、命中率は変動します。また「V.A.T.S.」を使用するには、キャラクターに割り振られているAPを消費(APは回復します)しなければならないので、これに頼りすぎてもままならないことになるのでご注意アレ。

▲写真は「V.A.T.S.」を起動したところ。身体の部位ごとに命中確率が表示されています。このシステムを使用したら、ゆっくりあわてず戦略を組み立てましょう。


◆てけおん、ウロウロしてるうちに男と出会う。◆

 そんなこんなで週末の世界をぶらり1人旅していたてけおん。そんなてけおんは、「スーパーミュータント」なるヤバいクリーチャーたちがワンサカ出てくるビルに迷い込んでしまいます。そう、ここは『オブリビオン』における砦や洞窟に相当する場所だったのです! 慌てふためくてけおんですが、ここでもプロデューサーさんのアドバイスでなんとか切り抜けられました。でも、デカいゴ●ブリが出てきた瞬間、アノ時だけは「ぬあぉ!!」とか情けない声をあげ、ガタコと椅子を揺らしちゃいました。は、恥ずかしィィ……。

 てけおんが醜態に身悶えしつつ、ビル内を捜索していると、1人の男を発見します。どうやら彼、「スーパーミュータント」どもにさらわれてきたらしいです。そんな彼と出会ったところで新たなクエストが発動しました。偶然の出会いから新たな物語が幕開ける――それも、『オブリビオン』から継承した、この作品のいいところです。どんなエピソードがつむがれていくのか、それはプレイしてのお楽しみ。


◆てけおん、大事な目的を忘れてたことに気づく。◆

 そういえば、今の今まで書くのを忘れていましたが、主人公には「行方不明になった父親を見つけ出す」という目的があったのです。『FO3』の世界に興奮して、書くのを忘れていました。てへ♪ ただし、そのことを忘れてしまったって「間違い」じゃあありません。プレイする人の分だけ物語が生まれる。善人としてだけでなく、悪人として生きることは、もちろん気の向くままに、今日は悪、明日は正義を気取ることだってアリ。その懐の広さこそが、本作のもっとも大きな魅力なのでは? と、てけおんは思うわけですよ。このレビューを読んで本作に興味を持った人は、ぜひTGS2008で本作に触れてみてくださいナ。(ゴ●ちゃんのあまりのリアルさに卒倒しそうになりました@てけおん)

Fallout 3 2008 Bethesda Softworks LLC, a ZeniMax Media company. Bethesda Softworks, Bethesda Game Studios, ZeniMax and related logos are registered trademarks or trademarks of ZeniMax Media Inc. in the U.S. and/or other countries. Fallout, Prepare for the Future and related logos are trademarks or registered trademarks of Bethesda Softworks LLC in the U.S. and/or other countries. All Rights Reserved.

■「東京ゲームショウ2008」開催概要
【開催期間】
 ・ビジネスデイ……2008年10月9日~10日
 ・一般公開日……2008年10月11日~12日
【開催会場】幕張メッセ(千葉県)
【入場料】
 一般(中学生以上)……前売り 1,000円(税込)/当日1,200円(税込)
 小学生以下……無料
 特別割引入場券……当日券のみ 100円(税込)

データ

▼『FALLOUT 3』
■メーカー:べセスダ・ソフトワークス
■対応機種:PS3/Xbox 360/PC
■ジャンル:RPG
■発売日:2008年12月4日予定
■価格:7,980円(税込)
 
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