2008年10月11日(土)
東京ゲームショウ2008のディースリー・パブリッシャーブースにおいて、女性向け恋愛アドベンチャー『幕末恋華・新撰組 DS』のプチイベントと、新作乙女ゲータイトルの発表が行われた。
まずはじめに、『幕末恋華・新撰組 DS』のオープニングムービーが流れ、本作の紹介をプロデューサー・大池さんが行った。『幕末恋華・新撰組 DS』は、2004年12月に発売された女性向けPS2用ソフト『幕末恋華・新選組』のDS移植版。新選組初の女性隊士となった少女“桜庭鈴花”の視点から、登場する新撰組隊士の男性キャラクターたちとの恋愛を体験できるアドベンチャーゲームだ。
DS版の追加要素として、新規シナリオを40本以上追加! それにともない、新しく用意されたイベントCGは30枚にものぼるとのこと。さらに、イベントCGが表示されているときに画面をタッチするとキャラクターのセリフが聞けるなど、DSならではの要素も盛り込まれている。また、オープニングテーマが一新され、“山崎蒸(やまざきすすむ)”役を演じる皆川順子さんによる、しっとりとした曲が使用される。
追加要素の紹介が終わると、本作の出演声優、“永倉新八”役の森久保祥太郎氏、“山崎蒸”役の皆川純子さん、“近藤勇”役の森田成一さんからのビデオレターが上映された。皆川さんは本作のオープニングテーマを歌ったことについて、「キャラクターの絵、世界観ととてもマッチしている、とてもせつなくてグッとくる曲に仕上がっています」とコメント。また、森田氏はまるで会場の様子が見えるかのように、観客席を見渡すしぐさをして、ファンを楽しませていた。
続いて、同社と『幕末恋華』シリーズの開発を手掛けるVRIDGEが制作する、女性向け恋愛アドベンチャーの新規タイトルが発表された。
その新作とは、PS2用ソフト『リトルアンカー』。戦争が続く近未来を舞台に、宇宙船の艦長となって、イケメンクルーたちとの恋を楽しめるという。登場する6人の男性キャラクターの声優も発表され、緑川光氏、谷山紀章氏、大河元気氏、岡本信彦氏、杉田智和氏、藤原啓治氏といった、豪華な声優陣が明らかになった。
ここで、『リトルアンカー』に登場する男性キャラクターの声を担当する、藤原啓治氏、谷山紀章氏、大河元気氏が登場! まだアフレコ前とのことだが、キャラクター設定や、ゲーム資料を見せてもらったという3人への質問コーナーがはじまった。
「宇宙が舞台の作品ですが、どんな印象を持ったか?」という質問に、谷山氏が「SF映画をよく見たりしますので、SFが好きです!」と答えると、大河氏と藤原氏もマネをして「SFが好きです!」とコメント。それを聞いた谷山氏が、「本当かよ!」と突っ込みを入れると、「だって昨日、SF映画見たもん」と藤原氏。ところが、見た映画のタイトルを聞かれると、「えーっと……」と答えに詰まってしまう。どうやら勢いで答えてしまったようで、観客の笑いを誘っていた。
また、普段あまりゲームをしないという藤原氏が、「乙女ゲームって、乙女がいっぱい出てくるもので、男性がプレイするものだと思っていた」と言うと、谷山氏が「違うよ! ここにいる皆さんのような乙女が、むさぼるようにプレイするんだよ!」と熱弁。力強くうなずく観客の姿も見えた。
最後に、この作品への意気込みを聞かれると、「アフレコはまだこれからですが、資料からでも皆さんに喜んでもらえるゲームだということがわかりました。期待していてください!(谷山氏)」、「声優の仕事は初めてですが、素晴らしい先輩たちと一緒に頑張って行きたいと思います(大河氏)」、「これだけ多くの人に集まってもらったので、このイベントを思い出しながら収録をしたいです。(藤原氏)」とコメント。今後の情報が気になる本作。詳細は順次発表予定とのことなので、楽しみに待っていよう。