2008年10月29日(水)
カプコンが、明日10月30日に満を持して発売するPS3/Xbox 360用ACT『グランド・セフト・オートIV(以下、GTA IV)』。その発売前夜祭が、東京の「渋谷CLUB HARLEM」で開催された。
『グランド・セフト・オートIV』は、主人公の“ニコ”が「リバティーシティ」を舞台に活躍するクライムアクションゲーム。プレイヤーは、東欧から街へやってきた“ニコ”を操作して、金や地位がものをいう裏社会を生き抜いていく。濃密な世界観、「リバティー」の名にふさわしい自由度の高さ、そして多彩なアクションなどをさまざまな要素が楽しめる。
本日開催された発売前夜祭には、報道陣や関係者が大勢駆けつけ、ソフトの発売を祝った。以下に、イベントの模様をお届けする。
イベントが始まると、ローカライズプロデューサー・大原晋作氏がステージに姿を見せた。「北米より半年遅れですが、いよいよ明日、日本語版の『GTA IV』が発売されます。ロックスター社さんの協力もあって、年内発売目標のソフトを、10月に発売できることとなりました。とてもうれしいです」と心境を語った大原氏。氏は、海外でも大ヒットを記録している本作を、国内のユーザーにも楽しんでもらえることを非常に喜んでいるようだ。「PS3、Xbox 360のソフトの中でも最高峰のゲームが『GTA IV』です。いろいろなスタイルを凝縮して詰め込んでいる大人のエンターテイメントに仕上がっているので、ぜひ楽しんでもらえればと思います」とコメントしていた。
ローカライズプロデューサー・大原氏。氏は続いて、公式サイトで公開されているPVと、明日から配信される新PVを紹介し、「このような大画面でなくても、5.1チャンネルの音響を利用することで迫力あるゲームを楽しめるので、ぜひ体験してほしいです」と説明した。 |
続いて登壇したのは、ニューヨークのラジオ局「HOT 97」の人気コーナー「Throwback at Noon」でホストを務めるDJ・Mister Cee。DJ・Ceeは、ゲームの中で放送されるHip-Hop radio station「102.7 The Beat」に出演しているということで、今回ゲストとして招待されたという。彼はマイクを持つなり、「子どもの時からプレイしていたゲームに自分が出られるなんて、ロックスターに感謝しているよ!」と大興奮。ゲームの魅力を聞かれると「このソフトは、リアルなニューヨークを伝えるために、作りこまれていることを強調したいね」と語った。最後に、DJ・Ceeは「ゲームファン、ヒップホップファン。このゲームをプレイして後悔することはないぜ!」と熱いコメントを寄せて、ステージを後にした。
日本に来たのは7年ぶりだというDJ・Cee。「久々に来ることができてうれしいよ。日本のゲームファンと、ヒップホップファンに、Helloと言いたいね」とノリノリであった。 |
ここで、『GTA IV』の開発会社・Rockstar Gamesの創立者にして社長のサム・ハウザー氏が登場した。ハウザー氏は、「本作のような内容、深さのゲームを作るには、長い時間と情熱を必要とした。海外同様に、日本のファンに受け入れられるとうれしい」とあいさつ。またハウザー氏は、子どものころから多くの日本製ゲームを遊んできたと明かし、それらが現在の制作活動に多大な影響を及ぼしていると語った。最後は、「このままだと、ずっと語ってしまうので、ここで終わらせてもらうよ(笑)。日本で発売できるのは、カプコンの協力があったから。ありがとう!」とお礼を述べて、イベントは終了となった。
大原氏に連れられて登場したのは、Rockstar Gamesの社長であるサム・ハウザー氏。「日本のゲームファンに広く受け入れられることを願っている」とコメントした。 |
本日のイベント出席者。左から大原氏、DJ・Cee、サム・ハウザー氏、カプコンのパブリシティ企画推進室室長の萩原良輔氏 |
イベントが終わると、来場者を対象としたダーツ大会が開催された。上位入賞者には、プレミアムグッズがプレゼントされた。 |
会場には『GTA IV』の試遊台が設置されていた。発売前のソフトを体験できるとあってか、ゲームをプレイする人が絶えなかった。 |
(C)2008 Rockstar Games, Inc.