2008年11月11日(火)
11月13日にエレクトロニック・アーツから発売される『FIFA 09』4タイトル。そのプレイレポート第2回は、PSP版をピックアップ。『FIFA』シリーズフリークのアクティがお届けしていきますよ!
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シリーズの前置きとPS3版&Xbox 360版の話は、昨日の記事(第1回)を参照してください。今回はPSP版『FIFA 09 ワールドクラス サッカー』のお話です。先にまとめてしまうと……寝っ転がって遊べる『FIFA』すげー! ってことで(いいのかそれで)。
まずは試合部分のレポート……の前に、重要なことを1点。本作では、○ボタンと×ボタンの扱いが、日本の一般的なゲームとは逆(海外仕様)です。要は項目の決定が「×」、キャンセルが「○(一部△)」。Xbox 360版のプレイヤーは配置がもともとこの方式なので大丈夫かと思われますが、PS3、PS2、PSPのプレイヤーは戸惑うかも。
改めて、試合部分の話を。日本では前作『FIFA 08』の携帯型ゲーム機版は出ていなかったので、実は筆者もプレイしてみるまでデキが予測不能でした。第一印象は、当たり前ですがPS3版やXbox 360版のグラフィックには勝てないなー、ということでした。選手名などの文字も小さめで、どうしても読みづらい。
ただし選手のモーションは、フレーム数をかなり削って「なめらかさ」を犠牲にしているものの、動きの流れが非常にリアル。例えば飛んできたボールをインサイドでトラップ→ボールを地面に落とす→足を振り上げる→パスを出す、といった「動きの流れ」が、きちんとモーション中に残されています。これ、ポン、ポン、ポン、とリズム感のある操作をするにあたって、地味ながらも重要なことなんですよね。
試合開始前に30秒程度のUMDローディングが入るものの、試合中のロードは少なめ。リプレイ時や選手交代時などに、ほとんど気にならない「一瞬のロード」が入るくらいです。ただ、モード選択画面などでは急にロードが入って「おや?」となることが。これは推測ですが、BGMデータを長時間読みに行っているような気がします。上記の時間は、PSP本体のキャッシュを切っているともう少し掛かるかも。
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PSP版には「カジュアルコントロール」と呼ばれる操作方法が用意されています。これは十字と○/×ボタンだけで操作できる初心者向けのもの。攻撃は、×→×→×でパスをつないで○でシュート! たったこれだけ。全部のボタンを使って操作する必要がない一方で、簡易操作では選手をうまく操れないのでは、と思うかもしれませんが、意外や意外。『FIFA 09』では選手のAIがしっかりしているためか、かなり気持ちのいいプレイが楽しめます。
操作について続けると、Lボタン/Rボタンの2回押しなど、一部操作がPSP版独自のものになっている点に注意。PS3版やXbox 360版で慣れていると、スペースに味方を走らせるコマンドをとっさに実行できません。それと「スライドディフェンス」がPSP版にはなく、守備時は近くにいる味方との連係がもっとも重要になります。これも注意。
ちなみに、クロスボールとスルーパスのアシストがデフォルトでOFFになる場合があります。ONにしておくと、例えばサイドをドリブルして、いざクロスを上げようとしたらゴールライン方向にボールを蹴ってしまう――ということがなくなります(これのせいで15分ぐらい悩んだ……)。よほどの上級者でない限りはアシストONがオススメ。どうやらプレイ開始時の難易度選択によって、デフォルトOFFになってしまうこともある模様。
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試合中、1人の選手だけを常に操作し続ける「BE A PRO」。PS3版とXbox 360版ではすでに実装されていたこのモードが、PSP版にも登場しました。収録されている選手の中から1名を選び、その選手として試合に出場していきます。期間は4シーズンで、獲得した経験値によって能力を強化することも可能。
で、例によって(?)ヴェルダー・ブレーメン(ドイツ)のイェンセンで左のゾーンはいただいた! と思っていたんですが、PS3版やXbox 360版と若干プレイ感覚が違う。ディフェンス(というかタックル)も、ドリブルでの相手陣内切り込みも、なんというか「サクッ」と決まります。それと、体力の概念がないので気兼ねなくダッシュできるのが気持ちいい。
評価のプラスマイナスでは、PS3版やXbox 360版とは違って「ポジショニングが悪いと減点」されやすいです。プレイしていた限り、ボールを奪われた時の評価減少がまったくなかったのも気になりました。評価基準がPS3版やXbox 360版とはかなり異なるのかも。PSP版とどちらがよいかは、好みが分かれそうですね。
PSP版の独自要素「サッカーIQ」は、サッカーに関する知識を問われるクイズゲーム。これがもう……難しい! でも楽しい! というシロモノです。海外サッカーファン必見もとい必プレイ。
「サッカーIQ」では画面にフィールドが描かれ、キックオフ(クイズの開始)でボールがセンターサークルに置かれます。で、制限時間がなくなるまで問題がどんどん出題されるルール。問題に解答する場合は「ドリブル」を選択、正解するとボールを敵陣に押し込めます。逆に誤答するとボールが自陣に押し込まれてしまい、ピンチに。問題を読んで答えられないと思ったら、「パス」を選んで自陣に押し込まれる幅を減らす選択もアリ。
そうして敵陣のゴールエリア近辺に近づくと、最終的にゴールキーパーが現れます。ここでのクイズに正解すると1点獲得。逆に自陣ゴールエリアに押し込まれて、ゴールキーパー画面で誤答すると、1点を失います。押し込まれている時のドキドキ感は、ある意味試合に通じるものがあるかも。
「イングランドの地元の人じゃないとわかんねー!」的なローカル問題がチラホラ出るため、日本のサッカーファンには難しいかもしれません。筆者の場合、一番簡単と思われる「地元の試合」で正答率65%程度。たぶん本当に「地元」な人にとっては常識問題なんだろうなぁ……。個人的には、非常に勉強になります。
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そんなこんなで、最後に改めてまとめ。ここまで機能やモードが充実していて、おそらく1年ぐらいはずっと楽しめて、携帯型プラットフォームなので寝っ転がって遊べて……この時代に生きていてよかったという進化を体感できます(大げさ)。いかんせん、本体性能面でPS3版やXbox 360版に劣る要素はあるものの、寝っ転がりプレイや外に持ち出しプレイではPSP版に分があるわけで。どうせ筆者は全機種のバージョンを買うつもりなので、外と内で使い分けることにします。
明日はWiiの『FIFA 09 All-Play』プレイレポをお届け。実際に遊んでみて「こんなサッカーゲームは初めて」と思える意欲作でした。もう1日お付きあいくださいまし!
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