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2008年11月12日(水)

【ハード番長】Wiiで『タツカプ』などを快適にプレイできるスティック登場!

文:電撃オンライン

 押忍! 「電撃ハード番長」第17回らしいです。今回は格闘ゲームのトレーニングモードだけでご飯3杯は行けるカネキングがお届けします。

 今回レビューするのは、11月27日にEXAR(エクサー)さんから発売されるWii用スティック型コントローラ「EXARSTICK」です。どうですか、全国のアーケードゲーマーの皆さん。買う買わないは別にしても、新しいスティックというだけで気になってしまいませんか? 僕はメチャクチャ気になってしまったので、エクサーさんにお願いして実機を触らせていただきました。

「EXARSTICK」 「EXARSTICK」
▲デザインは非常にシンプル。ヌンチャクのように、Wiiリモコンの外部拡張コネクタにつないで使います。クラシックコントローラ対応ソフトで使用可能です。

 さて、どこから行きましょうか。まずはキモとなるスティック部分から見ていきますか。わくわく。

「EXARSTICK」 「EXARSTICK」
▲スティック部分の直径は35mmと、太すぎず、細すぎずな感じ。ガイドは4角なので、回転系のコマンドを入れる時は、人によってはちょっと苦労するかもしれません。まぁそのへんは好みの問題になってきますね……。

 レバー自体は非常に軽く、細かい入力も問題なくいけます。複雑な入力が求められるゲームも、ストレスなくプレイ可能。レバーに関してはほぼ問題ないですね。個人的に、スティックコントローラにおけるスティックは、ここのデキがよければ他はどうでもいいと言っても過言ではないほど重要な部分だと思っています。その点、この「EXARSTICK」のスティックはかなり良質。同じ価格帯のコントローラと比べても、かなり使いやすい印象ですね。「スティック命」派の人でも満足できる一品ではないかと。

「EXARSTICK」 「EXARSTICK」
▲続いてボタンです。配置は、上段左からy、x、L、b、a、R。

 スーパーファミコンのボタンと同じ配置なので、バーチャルコンソールのソフトなんかは特にボタン配置を変更することなくそのまま遊べます。とはいっても、格闘ゲームならばキーコンフィグで対応ボタン変えられるのはほぼ常識。どのボタンがどこにあるのかはさほど問題にはならないでしょう。そもそもキーコンフィグが使えないゲームは、どんなコントローラでもどうしようもないですしね……。

 ボタン数は、発売中の他のWii用スティックと比べると2個少ない6個。個人的には8個でも6個でもあまり関係ないかと。アーケード向けのゲームで、ボタンを8個使うことってまずないですし。SELECT(-)、START(+)、ZL、ZR、HOMEボタンは、上部にまとまって並んでいるので、必要なボタンが足りないといった事態にはなりません。

 SNKプレイモアの格闘ゲームをよくプレイされる方の中には、「横1列に4ボタン配置されていないとイヤ」という人もいるでしょう。そういう方は、同じくエクサーさんから「NEOGEO STICK 2」が出ていますので、そちらを購入するといいかと。もちろん、2ボタンずつ上下に並んだ配置で遊んでいる人はこのスティックで問題なくプレイできます。

「EXARSTICK」 「EXARSTICK」

 ボタンは遊びが少なく、押し込み具合はちょっと少なめ。間違って押してしまったり、離しても埋まっていたりといったことはもちろんないのですが、気持ち悪く感じる人もいるかもしれません。僕はボタンは押せればいい派なので、特に気になりませんでした。ただ連射機能がないので、シューティングゲームなどで連射設定がソフト側でできない場合は、あきらめるしかありませんね……。

「EXARSTICK」

 また重量ですが、スティックコントローラの中では比較的軽い部類に入ると思います。ヒザの上に置いてプレイしても疲れませんし、友だちの家で対戦する時にも持ち運びがラクです。机に置いてプレイする人にとっては、逆にある程度重量があった方が安定するのかもしれませんが、滑り止めがついているのでプレイ中にズレる心配はほとんどないでしょう。価格も5,229円(税込)とスティックコントローラにしては一般的ですし、Wiiで気軽に格闘ゲームを遊びたい人は買って損はないです。

 そしてこのスティックには、Wii用対戦格闘ゲーム『タツノコVS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES』に対応したモデル「タツノコ VS. CAPCOM ドリームバトルスティック」も用意されます(発売日は12月11日)。「EXARSTICK」との違いは、天板のデザインと上部のボタン配置。こちらは左からZL、ZR、SELECT(-)、HOME、START(+)になっています。細かな違いですが、直接操作に影響するボタンではないので、『タツノコVS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES』は「EXARSTICK」でも問題なく操作できます。特にこだわりがなければ、価格が安い「EXARSTICK」の方がオススメかもしれません。

「EXARSTICK」
▲こちらが「タツノコ VS. CAPCOM ドリームバトルスティック」。天板に“リュウ”や“大鷲の健”の姿が描かれています。

(C)タツノコプロ (C)2005 タツノコプロ/鴉-KARAS-製作委員会 (C)CAPCOM CO., LTD. 2008,(C)CAPCOM U.S.A., INC. 2008 ALL RIGHTS RESERVED. ※『タツノコ VS. カプコン』は一部(株)竜の子プロダクションの許諾を受けて、(株)カプコンが製造・販売するものです。

データ

▼「EXARSTICK」
■発売元:エクサー
■発売日:2008年11月27日
■価格:5,229円(税込)
 
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▼「タツノコ VS. CAPCOM ドリームバトルスティック」
■発売元:エクサー
■発売日:2008年12月11日
■価格:6,279円(税込)
 
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