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3つの世界が展開する『キングダム ハーツ』新作タイトルを体験レポート!

2008年11月13日(木)

 11月12日、パナソニックの携帯電話新製品説明会が都内で開催されました。会場には、『キングダム ハーツ』シリーズ新作3タイトルの体験版が展示されていたので、これらの体験レポートをお届けいたします。

『キングダム ハーツ』 『キングダム ハーツ』

 会場に展示されていた3タイトルは、2009年春サービス開始予定のケータイ向けRPG『キングダム ハーツ コーデッド』、2009年2月発売予定のDS用RPG『キングダム ハーツ 358/2 Days(キングダム ハーツ スリーファイブエイトデイズオーバーツー)』、2009年発売予定のPSP用RPG『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』。中でも『キングダム ハーツ コーデッド』は、NTTドコモより11月発売予定の「docomo PRIME series P-01A(以下、P-01A)」にプリインストールされ、ゲームの一部がいち早く楽しめます。

 プリインストール版では、バトルを中心として“ヘラクレス”の登場するショートスーリーも楽しめる「オリンポスコロシアム-Side Episode-」が初めからプレイ可能です。こちらは、サービス後配信される本編には収録されないオリジナルのエピソードになっているとのこと。さらにアップグレードを行うことで、本編のさまざまな機能を堪能できる「トラヴァースタウン-Special Edit Version-」、シリーズのショートムービーも楽しめます。

 今回は「トラヴァースタウン-Special Edit Version-」、および『キングダム ハーツ 358/2 Days』、『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』をプレイしてきたので、発売を楽しみにしている人、タイトルが気になっている人は、以下の体験レポートをぜひご覧ください。


■『キングダム ハーツ コーデッド』■

『キングダム ハーツ』

 本作は、「docomo PRIME series P-01A」などの端末に対応した作品で、2008年内にオープン予定の『キングダム ハーツ』ケータイポータルサイト「キングダム ハーツ モバイル」で来春よりサービス開始予定です。サービス後は、毎月1話ずつ配信される予定とのこと。

 物語は、“ジミニー・クリケット”がすべての旅を記した「ジミニーメモ」の断片をめぐり、メモをデータ化してトレースした世界を舞台に展開。このデータ世界で目覚めた、データの“ソラ”が主人公となって新たな旅が始まります。

 Wオープンスタイルのケータイを横持ちの状態でプレイするので、左側に位置した方向キーで移動、右側に位置する6、9、0、*キーでボタン入力的な操作を行います。筆者は、ケータイゲームは一般的なRPGやSLGしかやったことない人間なので、この操作ボタンの数には正直「『キングダム ハーツ』ってアクション性高いRPGだし、こんな煩雑でちゃんとプレイできるのかなぁ……」と思っていました。

『キングダム ハーツ』
P-01Aのパンフレットを撮影してみました。つまりこの写真のように持つわけです。横持ちなのに文字が正位置なのは、P-01Aに2WAYキーという新機能が搭載されているから。

 結論、ゴメンナサイ。説明した通り、左手で移動、右手でボタン入力といった操作になるので、非常にゲームコントローラに近いプレイアビリティなんですね。ゲーム自体も、これまでの『キングダム ハーツ』を踏襲した感じになっていて、基本的には0キーでビシビシ「攻撃」と「しらべる」を行いながらテンポよくゲームが進めていけます。もちろん、マップにはさまざまなギミックが用意されていて、*キーのジャンプを駆使したパズル的アクションと謎解き要素は健在です。

 また、6キーのガード、9キーのドッジロール(前転アクション)、さらにはジャンプを駆使すれば、これまでのケータイ向けRPGにはなかったようなアクション性高いバトルが楽しめます。さらに、敵を攻撃し続けると敵の頭上に「!」が出現することがあり、このタイミングで画面につぎつぎと表示される方向キー入力指示を間違えずに入力していけば、つぎつぎ連続攻撃を決めた上、コンボの回数によってアイテムがもらえる新要素も。

 しかも「P-01A」は3.1インチフルワイドVGA液晶が採用されているので、実は画像のきめ細かさは携帯ゲーム機より上なんですね。その性能を生かした本作の画像は以下の通り。

『キングダム ハーツ』 『キングダム ハーツ』
一昔前のケータイゲームではちょっと考えられないグラフィック。最終話までプレイすると一般のコンシューマRPGと同様のボリュームになるらしいので、遊び応えは十分です。

 遊び終わっての感想としては、「もう、携帯ゲーム機でゲームをしているのとほとんど変わらないな」と感じました。さすがにゲーム機ではないので、ローディングなどに不満は感じましたが、ゲームとしての出来は紛れもなく『キングダム ハーツ』ですね。


■『キングダム ハーツ 358/2 Days』■

『キングダム ハーツ』

 こちらは、『キングダム ハーツII』では登場しなかったXIII機関の14番目と、“ロクサス”のXIII機関時代が描かれる作品。物語主人公は“ロクサス”で、体験版では“アクセル”が同行するストーリー、“ザルディン”が同行するストーリー、“シグバール”が同行するストーリーが選択できました。この日は、公式サイトなどでも時計塔の上で一緒に夕日を見つめる姿が印象的な“アクセル”が同行するストーリーを選択したので、そのレポートをお送りします。

 物語的には、まだ新米の“ロクサス”のミッションに、“アクセス”がお守りで付いていくという場面。操作は、Aボタンで決定/しらべる、Bボタンでジャンプ、Xボタンでメニュー切り替えを行い、Yボタンは押している間リフレクトガード、十字キーとの組み合わせでドッジロール(前転アクション)が発動します。やはり基本的にAボタンを押してプレイするという、『キングダム ハーツ』のユーザーフレンドリーな仕様は同じです。

 戦闘においても、ターゲットした敵に近付いて「たたかう」、「たたかう」、「たたかう」……とコンボを決めていくのが基本でした。厄介な敵には「まほう」や「アイテム」のコマンドを使って、「ファイア」、「ブリザド」、「サンダー」といった攻撃、「ポーション」でのHP回復、ですね。「まほう」は、それぞれに回数が設定されているので、考えて使うことも大事です。筆者は、最後のボス戦の途中で「まほう」が使えなくなりましたから……。

 ちなみに「まほう」と「アイテム」はショートカット登録ができるので、頻繁(ひんぱん)に使うものはL+任意(A、B、X、Yのどれか)のボタンを押すだけで発動できます。

『キングダム ハーツ』 『キングダム ハーツ』
“ロクサス”の頼れる兄貴分といった感じで、イベントシーンだけでなくバトル中でも頼りになる“アクセル”。あとにも書きますが、ボス戦後の2人のやりとりは、「これはズルいよ~!」と胸が温かくなりました。

 また、ギミック満載のマップを、頭を使いながら、ジャンプを使いながら、と攻略していくアクション性とパズル性の高さは、プラットフォームがDSになっても変わりません。『キングダム ハーツ コーデッド』同様、『キングダム ハーツ』らしさが随所に感じられて、これまでのシリーズをプレイした人は、30分もしないうちに馴染めると思います。

 ただし、初心者にやさしい丁寧な作りも『キングダム ハーツ』らしさですが、ボス敵相手だとアクションテクニックや「まほう」などの特殊攻撃を駆使しないとつらいのも『キングダム ハーツ』らしさでした。筆者の対戦したボス敵「ガードアーマー」は、名前の通り防御面に優れた敵です。ただ攻撃していてもラチが明かないのですが、コイツの攻撃をリフレクトガードで防ぐと体勢を崩すので、そこが攻撃のチャンス。……というのを相棒の“アクセル”が実行してました。ありがとう“アクセル”、筆者1人ではボス敵に負けてました!

 ボス敵を倒した後は、“アクセル”がご褒美をくれると言って2人で時計台の上へ。ここで夕日を見ながら2人はアイスを食べるのですが、もう会話のやりとりのハートフルな感じがたまりません。『キングダム ハーツ』は、あたたかくてちょっと切ないストーリーが好きという人が多いと思いますが、体験版をプレイした限りでは裏切られることはないだろうと感じました。


■『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』■

『キングダム ハーツ』

 最後になりましたが、個人的にもっとも長くプレイした『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』をお届けします。シリーズ中一番古い時代を描いた作品で、新たな3人の主人公をそれぞれの視点から、3種類のシナリオが堪能できます。体験版では、「シンデレラ城」をテーマとしたマップを進む“ヴェントゥス”編と、「眠れる森の美女」をテーマとしたマップを進む“テラ”編の2つがプレイできました。

 今回プレイした3タイトルはいずれもアクション性の高いバトルを体験できましたが、個人的にはこの作品のバトルアクションがもっとも爽快だと思いました。操作は、○ボタンで通常攻撃、×ボタンでジャンプ、□ボタンで回避アクション、長押しでガード、△ボタンでデッキコマンドといった感じで、他の『キングダム ハーツ』とも一見似ているように思えるのですが。

 ここで気になるのは、回避アクションとデッキコマンドですよね。デッキコマンドは、「サンダガ」や「ケアル」などの魔法、その他さまざまに存在する「ラッシュ」などの特殊攻撃をあらかじめ設定し、戦闘中は十字キー上下の切り替えで好きなものを発動するといった攻撃(あるいは回復)方法です。MP消費ではなく、時間経過でたまるゲージがフルになれば何度でも使用できる点が異なりますが、『クライシス コア ファイナルファンタジーVII』のマテリアのような感覚で使用するのだと思ってくだされば。

『キングダム ハーツ』 『キングダム ハーツ』

 一方の回避アクションは、ドッジロールではなく、操作の組み合わせによってダッシュのような高速移動などが行えるものです。筆者はこれが戦闘において非常に重要だと感じました。回避アクションでのダッシュ移動は、地上でもジャンプ中でも使えるので、これを駆使することで空間をフルに利用した立体的な戦い方ができます。

 さらに戦闘で特徴的なのは、攻撃するごとにたまるコマンドゲージでつぎつぎに変化していく「コマンドスタイル」。通常は「たたかう」しか選択できませんが、どんな攻撃で敵にダメージを与えていったかによってコマンドスタイルは変化し、最終的な「フィニッシュ」での技がさまざまなに変わります。「フィニッシュ」は、ザコであれば一撃で一掃するような強力な技でした。だからボス戦などでは、相手の弱点属性を突くような「フィニッシュ」攻撃ができるようにバトルを組み立てるのが、難しさでありおもしろさとなりますね。

 攻撃すればするほど強い攻撃が繰り出せるアグレシッブなシステムと、回避アクションによる高速移動で、アクションゲームにもまったく引けをとらないハイスピードバトルが楽しめました。ただし、初心者にもやさしい「1ボタン連打でザコ戦を潜り抜けていける」という『キングダム ハーツ』の特徴が、見た目によりハデなアクションが楽しめるように進化したという感じだったので、「アクションは苦手でとにかくボタン連打してしまう」という人も、これまでと変わらず入っていける印象です。それでも、今回紹介した他の2タイトルに比べれば若干難しくなっていますが。

『キングダム ハーツ』

 ちなみに最初、“ヴェントゥス”編と“テラ”編がプレイできたことを書きましたが、本作は主人公によってまったく違う技が用意されています。普通に戦っていても違いますし、特に違いを感じるのがこれから紹介する「シュートロック」という攻撃方法。LとRを同時に長押しするとターゲットサイトが表示され、敵をサイトに捉えて赤くなった時に攻撃をすると、キャラクター独自の特殊技を放つというものです。

 今回プレイした体験版では、“ヴェントゥス”はキーブレードを構えての突進だったのに対し、“テラ”はいくつも弾を射出する遠距離攻撃となっていました。なおシュートロックは、使用するとフォーカスゲージというものを消費し、フォーカスゲージは敵の落とすフォーカスプライズで回復します。

 筆者が体験してきたバトル要素をいろいろと紹介してきましたが、実はまだあります。バトル中、特定の攻撃をした際にボタン入力を求められるタイミングがあり(結構シビアですが)、ここで対応ボタンを押していけば、連続して技を続けてド派手かつ強力な攻撃を放つことができました。「フィニッシュ」攻撃と同じように、意識して戦うことができれば戦闘が非常に有利になるのではないかと。

 非常に長くなりましたが、本作の最大の特徴はやはりアクション性の高さだと今回プレイした範囲では感じました。しいてはそれが、3人の主人公それぞれに違うバトルとシナリオが楽しめるシステム、というものにつながっていくのですが。こちらはまだまだ発売が先なので、詳しいことは引き続きの情報をご期待ください。

(C)Disney. Developed by SQUARE ENIX/h.a.n.d.
(C)Disney. Developed by SQUARE ENIX

データ

▼『キングダム ハーツ 358/2 Days』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:DS
■ジャンル:RPG
■発売日:2009年2月予定
■価格:未定
 
■『キングダム ハーツ 358/2 Days』の予約・購入はこちら
Amazon
▼『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:DS
■ジャンル:RPG
■発売日:2009年予定
■価格:未定
 
■『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』の予約・購入はこちら
Amazon

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