2008年11月27日(木)
SCEより本日11月27日に発売されたPSP用ソフト『パタポン2 ドンチャカ♪』。そのメディア向け発表会が、渋谷PARCO PART1の「パタポンハウス」において開催された。
本作は、リズムに合わせてドラムを打ち鳴らして画面内のパタポンたちに指令を下していく、音ゲーとSLGの要素を組み合わせた「コマンド・カーニバル」。2作目となる本作では、ミッション数が前作比2倍以上、アイテム数も187種類から約500種類へと大幅にボリュームアップされている。
発表会には、本作のゲームデザイナーである小谷浩之氏と、サウンドデザイナーの足立賢明氏が登壇。本作の制作秘話や、謎の多い「パタポン語」の由来や意味について教えてくれた。以下に、写真を交えてイベントの様子をレポートしていこう。
▲いよいよ発売となった本作。小谷氏は、そんな本作の発売日を「わが子を小学校に送り出す日がきたみたい。ドキドキしてます」と、とてもうれしそう。足立氏は、「やっと出たか! という感じですね」と肩の荷が下りた様子だった。 |
イベントでは、「パタポン語」2つの意味と由来も説明された。まず1つ目は「ぽんべらぼー」これは「すごく楽しい」というニュアンスを含む言葉で、「パタポン」の「ポン」と「べらぼう」、「ブラボー」を組み合わせた言葉らしい。2つ目は「とん・ちん・かん・はい!」これは、「1・2・3・ハイ!」のこと。足立氏はさらに、ゲームの最初に登場する「ヤリポン3兄弟」の名前はそれぞれ“とん”“ちん”“かん”であることを教えてくれた。そして、ミョーに耳に残る『パタポン』シリーズの歌。これを歌っているのはなんと、足立氏の近所に住んでいるゲーム好きの子どもとのこと。また本作の音楽について打ち合わせをする時には、足立氏&小谷氏の共通の趣味であるサーフィンをしながら話し合うこともあったのだとか。
▲本作の特徴でもあるマルチプレイ。プロデューサーに「マルチプレイを入れて」と言われた時は、「『パタポン』にマルチプレイはないよなぁ」と思ったらしいのだが、とある掲示板で「『パタポン』にマルチプレイはないよなぁ」というユーザーの書き込みを見て、「悔しかったから作ってみました(笑)」とのこと。 |
▲今作から新登場する3種のパタポンも紹介された。前作のころからイメージはあった「とりポン」と、左手と右手に違う武器を持たせられる、小谷氏イチオシの武闘派「ろぼポン」。そして、ゲーム後半にならないと仲間にできない「まほポン」。ちなみに「まほポン」への道は険しいらしいが、それだけにかなりの性能を有しているようだ。 |
トークの最後には、2人からメッセージが。「いろんな遊び方ができるゲームです。みんなでプレイして楽しんでください!(小谷氏)」、「入力タイミングがジャストだと気持ちよかったり、いろいろな工夫をしています。気づけばリズムを刻んでいたりするのでぜひ手に取ってみて!(足立氏)」とのこと。さらに、渋谷PARCO PART1の壁に描かれた「パタポン」の壁画に、小谷氏に自ら「目入れ」を行い、イベントは終了となった。
(C)SonyComputerEntertainment Inc.
(C)Rolito/Interlink