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2008年12月3日(水)

「PlayStation Awards 2008」開催! 『MHP 2nd G』がダブルプラチナに輝く!!

文:電撃オンライン

 本日12月3日、SCEは東京・港区の「青山迎賓館」にて「PlayStation Awards 2008」を開催した。

 「PlayStation Awards 2008」は、日本国内で発売されたプレイステーションフォーマットのタイトルの中から、ヒットタイトルを表彰するというもの。今回は、累計出荷本数200万本以上300万本未満のタイトルに贈られる「ダブルプラチナプライズ」を、PSP『モンスターハンターポータブル 2nd G』(カプコン)が受賞。さらに、累計出荷本数50万本以上100万本未満のタイトルに贈られる「ゴールドプライズ」を、PSP『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-』(スクウェア・エニックス)、PS2『ワールドサッカーウイニングイレブン 2008』(KONAMI)、PS3『METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS』(KONAMI)、PSP『ファンタシースターポータブル』(セガ)、PS2『スーパーロボット大戦Z』(バンダイナムコゲームス)の5タイトルが受賞した。

 それでは、本日開催された表彰式の模様を写真とともにお伝えしていこう。

 まず最初に登壇したのは、SCEプレジデントのショーン・レーデン氏。PSフォーマットの祖である初代プレイステーションが発売されたこの日に「PlayStation Awards 2008」を開催できた喜びを語った。そして「今日は、SCEデーではなく、プレイステーションデー。これは、ソフトメーカーやユーザーの支えがあったからこそ、ここまでこれたという意味です」と挨拶した。

 その後、猪野秀史氏のスペシャルライブに続いて、平井一夫氏がプレゼンターとしてステージに登場。受賞した各タイトルを製作したクリエイターたちに、楯と目録、花束を手ずから贈呈していった。クリエイターたちの喜びの言葉も、あわせて紹介していこう。

<<ゴールドプライズ>>

■『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-』■

●今泉秀樹氏コメント
この作品は、プレイステーションで発売された『ファイナルファンタジーVII』の前の時代を描いたもので、強いプレッシャーの中で制作した作品です。プレッシャーを感じながらも作ってきたことが報われました。スタッフやファンあってのゴールドプライズだと思っています。

■『ワールドサッカーウイニングイレブン 2008』■

●寺田敏之氏コメント
『ウイイレ』シリーズは、ファンの皆さんに育てていただいて、世界で戦えるようなソフトに成長いたしました。でも、ホームはやっぱり日本です。今度は、PS3作品として、このステージに帰ってきたいと思っています。

■『METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS』■

●小島秀夫氏コメント
PS3オンリーの作品として、4年間開発に取り組んできました。次回の「PlayStation Awards」では、PS3の100万本タイトルも出るでしょうから、私もがんばりたいと思います。世界は今不景気ですが、こうした時こそ頑張る時。SCEと一緒に、頑張っていきたいと思います。

■『ファンタシースターポータブル』■

●酒井智史氏コメント
『ファンタシースター』シリーズは、皆様のおかげで20周年を迎え、もうすぐ21周年を迎えようとしております。そういう時に、このような賞をいただくことができて、とてもうれしいです。SCEや、開発に携わってくれたセガとアルファ・システムのスタッフや、ファンに感謝しています。ありがとうございました。

■『スーパーロボット大戦Z』■

●寺田貴信氏コメント
『スーパーロボット大戦』シリーズは、プレイステーションさんより先輩で『ファンタシースター』さんより後輩の、もうそろそろ18年目を迎えるタイトルです。これからも、頑張って制作していきたいと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。

<<ダブルプラチナプライズ>>

 ダブルプラチナプライズの授賞式がはじまると、突如、ステージの横に設けられた特設スペースにスポットが照らされた。そして弦楽器の重みのある音色で『MHP 2nd G』のメインテーマが奏でられる中、薄いベールの向こうから姿を見せたのは……

 なんと、200種類の植物を組み合わせて作られた、フラワーアレンジメントのモンスター! これは、フラワーアーティスト・東信氏の手によるもの。自身も『MHP 2nd G』のファンだという東氏から、『MHP 2nd G』のダブルプラチナプライズ受賞を祝う言葉が、開発スタッフ陣に贈られ、その後、辻本良三プロデューサーが、受賞を喜ぶコメントを述べた。

●辻本氏コメント
短い期間で開発した本作ですが、ファンのおかげで200万本という数字を達成できました。まだ歴史の浅い『モンスターハンター』シリーズですが、PSPというフォーマットにめぐりあうことができて、本当によかったと思っております。PSPの開発や販売などに携わった皆さんにも、ここでお礼を言いたいと思います。

 ここで表彰式は終了へ。最後は、プレゼンターである平井氏が「『MHP 2nd G』がダブルプラチナを受賞した――これはすごいことです。また、今年は3つのプラットフォームから、ゴールドプライズを出すことができました。これは、ユーザーの要望に答えることができてきたという表れであると思っています。12月に入り、これから1年でもっとも盛り上がるシーズンを迎えることになります。私たちも、頑張っていきたいと思います!」と力強い言葉で締めくくり、表彰式は終了となった。

 フラワーアレンジメントで作られたモンスターの土台には、さまざまな人がメッセージを寄せていた。ショーン・レーデン氏や平井一夫氏の他に、久夛良木健氏のメッセージなども。


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