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2008年12月18日(木)

ゲーマー・きゃんちも大喜び! Wiiウェアタイトルも公開されたジー・モード発表会

文:電撃オンライン

 ジー・モードは、今月と来年1月にスタートする新サービスの発表会を、東京の秋葉原UDXシアターで開催した。

▲カジュアルコミュニケーション事業本部の桑原氏。

 まず最初に登場した、同社のカジュアルコミュニケーション事業本部の桑原敏道氏は、ジー・モードの方針として「+CCE戦略」を推し進めていくと説明。「+CCE戦略」とは、「Casual(気軽に)」、「Communication(つながる、共感する)」、「Entertainment(楽しい場)」を意味している。設立以来、同社がカジュアルユーザーを開拓してきたことを踏まえ、新しいコミュニケーションが生まれる場所を提供し、ビジネスにつなげる戦略であることをアピールした。

 その戦略のもとに行われる新サービスの1つが、日本中で大ブームを起こした書籍「B型 自分の説明書」をケータイで楽しめるサイト「みんなで自分の説明書 ~ケータイ版~」。このサイトでは、新感覚の血液型マニュアル本をケータイで簡単に皆で楽しめる。また、ガンホー・ワークスから12月30日に発売されるDS用ソフト『みんなで自分の説明書~B型、A型、AB型、O型~』と共同プロモーション展開を実施するとのこと。ケータイ用サイトのサービスは、本日12月18日よりスタートしている。

累計500万部を突破したベストセラー「B型自分の説明書」シリーズをケータイでも楽しめる。桑原氏は「本に負けないように、DSとケータイで頑張っていきたいです」と意気込んでいた。
発表会には、文芸社の壁谷卓編集長(写真右)が姿を見せた。氏が「1,000部の自費出版から始まったこのシリーズですが、実を結んでよかったです」と心境を語ると、ガンホー・ワークスの赤松智取締役(同左)が、「4月にスタッフが本をもってきて、そこから文芸社さんに飛び込んでお願いしました。リアルなコミュニケーションツールに仕上がっています」と続けた。

▲カジュアルコミュニケーション事業本部第2部の山内氏。

 本日から始まる「わいわいサービス」をひっさげて登壇したのは、カジュアルコミュニケーション事業本部第2部の山内裕也氏。「わいわいサービス」は、「遊びでつながるケータイエンタメコミュニティ」をテーマに掲げており、コンテンツを含めてサイトを無料で楽しめる。本日から、言語エンジンを介して人と人がコミュニケーションする「FooDIAN.NET」、言いたいことや質問したいことを気軽に話せる「TALKEY」、ウンチクが増す「ちなみに~検定」、他人の説明を読み楽しむ「みんなで説明書」という、4つのサイトがオープンしている。山内氏によると、来月には、気軽に読める4コマコミックサイト「すぐまん」とケータイ用ゲームを楽しめるサイト「ケータイゲーム どっさりサイト(仮称)」をオープンするとのことだ。

 続けて山内氏は、それらのサイトを盛り上げる「わいわいゴキゲンサポーター☆」を紹介。「ケータイゲーム どっさりサイト(仮称)」の担当サポーターであるタレントの喜屋武ちあきさんと「わいわいサービス」のディレクター・堀川靖之氏がステージ上に登場した。

「わいわいサービス」は、コンテンツ利用料もサイト利用料もすべて無料! 本日4つのサイトがオープンし、さらに来月にはもう2つがオープンする。その後も随時追加されていくとのこと。また、サイトのサポーターとしてローラ・チャンさんや杉原杏璃さん、吉川麻衣子さんらがサイトを盛り上げることが明らかになった。

 「ゲームが大好き」と公言する喜屋武さんは、「ケータイを持ったら、最初に落とすのはジー・モードさんの『テトリス』だと思います。移動中にスキさえあれば遊んでいます!」と冒頭からゲーマーらしい発言を。さらに「腐女子検定」の中に、喜屋武さんが所属するアイドルグループ「中野腐女子シスターズ」の問題が入っていることについて、「自分たちが問題になっているのがうれしいです!」と興奮しながら語った。堀川氏の口から来月オープンするゲームサイトで、100本以上のゲームを配信する予定だと伝え、喜屋武さんが「そんなにあったら遊びつくせない!」と興奮する中、「ワイワイサービス」のプレゼンは終了となった。

来月オープン予定のゲームサイトのサポーター・喜屋武さんと、「わいわいサービス」のディレクター・堀川氏。実際にジー・モードのサイトやゲームを利用した喜屋武さんは「簡単に登録できて、さらに楽しいゲームがたくさんあるのでドンドン遊んでしまいました」と感想を述べた。

▲カジュアルコミュニケーション事業本部の熊谷氏。

 これまで同社はWii用ソフトとして、ケータイ用ゲームをリメイクしたものを発売してきたが、オリジナルタイトル『ポップルと魔法のクレヨン』をWiiウェア用ソフトとして発売することを明らかにした。カジュアルコミュニケーション事業本部の熊谷亮徳氏によると、本作は飛び出す絵本・ポップアップBOOKを読みながら遊ぶAVGで、Wiiリモコンを使って絵本を塗ることで物語が進行するという。物語の進行とともにクレヨンの色が増えていき、正しい色で塗らないと進めないギミックもあるようだ。

 壇上には、ボイスやナレーションを担当した声優の新堂真弓さんと監修を行ったゲームクリエイターの遠藤雅伸氏が登場。キャラクターの見た目やしぐさがとても愛らしく、新堂さんは「どのキャラもかわいらしく、操作も簡単なので女の子でも楽しめると思います」と実際にプレイした感想を述べていた。監修を行った遠藤氏は、10年ぶりにプログラムを組み、音楽もいじったのだという。さらに同氏は「ゲーム性は低いのですが、進行につれ難しくなっていくので、子どもよりも女性のライトユーザーをターゲットにしています」と説明した。

遠藤さんは、“黒魔女”の声を担当した新堂さんに「イベントには魔女の姿で来て」とお願いしたのだという。ところが新堂さんから「遠藤さんが“ポップル”のカッコウをしたらね☆」と交換条件を出されたので、“ポップル”の姿で登場したことを告白した。
実際に新堂さんがゲームをプレイ。Wiiリモコンを使って、画面上のキャラやオブジェに色を塗るとイベントが起こり、物語が進行するようだ。なお、Wiiリモコンをひねると、クレヨンの色が変化する。

▲カジュアルコミュニケーション事業第1部の江本さん。

 カジュアルコミュニケーション事業第1部の江本てるみさんは、「おしゃべりテレビ」について説明。「おしゃべりテレビ」は、TV番組に対する皆の意見・情報がリアルタイムに反映されるテレビ実況コミュニティだ。新機能として、アバター「おしゃべりフレンズ」のアイテムやアクションが増え、約1億通りのバリエーションを実現したのだという。また言葉・方言変換サイト「もんじろう」と提携し、約700万件のコトバ変換に対応することを明らかにした。すでに導入されている武士語やヤンキー語、大阪弁に続き、来年1月には、ギャル語や沖縄語、死語などが追加されるとのこと。

「もんじろう」を取り入れることで、さまざまな言葉や方言で、会話が可能に。アイテムやアクションも追加されるので、さらに自由なキャラを演出できる。
「おしゃべりテレビ」は、mixi、Yahoo!JAPANのOpenIDに対応。これによって、より手軽に「おしゃべりテレビ」にログインすることが可能になる。mixiの代表取締役社長の笠原健治氏は、「さらにコミュニケーション要素を強化するために、ジー・モードさんと一緒にやっていきたい」と挨拶した。
発表会に続いて、お笑いタレントのTIM・レッド吉田さん、にしおかすみこさん、喜屋武さん、Wエンジンが登場。「わいわいサービス」の「みんなで説明書」を実際に行い、互いの説明に対して突っ込みあうシーンが見られた。
その後は、「おしゃべりテレビ」も実演。アバターキャラが映像についてコメントしたりアクションをしたりするたびに、大興奮であった。

 発表会の最後には、ジー・モード代表取締役社長の宮路武氏が登場。「コミュニケーションを豊かにするサービスを、家でも楽しめるようになります。サービスが始まってからも、ドンドン質を上げていきます。ぜひ我々の新しいサービスに対して、期待してください!」とコメントし、発表会は終了となった。

宮路氏からは「先ほど、桑原が「みんなで自分の説明書 ~ケータイ版~」の最初の目標が30万人とコメントしていましたが、自分の中では100万人、それ以上の人が楽しめると思っています」と強気な発言も飛び出した。

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