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2009年1月13日(火)

柊かがみ役でお馴染みの加藤英美里さんのソロアルバム発売記念イベントをレポ

文:電撃オンライン

 声優・加藤英美里さんのソロCDアルバム『vivid』の発売記念イベントが、2008年12月20日に、アニブロゲーマーズ秋葉原本店で行われた。

 加藤さんは、昨年の第2回声優アワードで新人女優賞・歌唱賞をダブル受賞した経歴も持つ声優で、TVアニメ『らき☆すた』の柊かがみ役などを演じている。初のソロアルバム『vivid』には、自身が作詞に挑戦した曲などを含む全12曲が収録されている。

 イベントでは、加藤さんのトークショーと握手会が行われた。トークショーは、司会者からの質問に加藤さんが答える形式で進行。以下でトーク模様をお伝えする。

『vivid』

――まずは、アルバムをリリースすることになった時の感想をお願いします。

加藤さん:うれしい半分、不安もいっぱいでした。今まで人前で歌うことがあまりなくて、キャラソンなどを歌うのも業界に入ってからだったんです。でもこうやって皆さんの顔を見て、出してよかったなと思っています。

――レコーディングで苦労したところなどはありますか?

加藤さん:キャラクターソングと違って自分の歌なので、どうやったら自分の歌になるのかといろいろ悩みました。12曲ともそれぞれのカラーがあるので、曲ごとにキャラクターを立てて歌いましたね。レコーディング自体は楽しくさせてもらいました。ブックレットのスペシャルサンクスに「猫カフェの猫ちゃんたち」と書いたんですが、声が出ない時はスタジオの近くにあった猫カフェに行って、猫ちゃんたちとたわむれたんです。猫ちゃんたちに癒されて、声の出もよくなりました。

――動物が好きなんですか?

加藤さん:好きですね。ハ虫類とかも好きですよ。高校生の時の友だちがイグアナを飼っていたんですけど、イグアナすごくカワイイんですよ! 女の子ってハ虫類コワイ! って言う人が多いと思うんですけど、実際見てみるとイグアナって何しても全然動かないんですよ。あと機会があればヘビとか首に巻いてみたいですね(笑)。

――アルバムの最後の曲『ラッピング・アンダーグラウンド』は加藤さんが作詞したそうですが、作詞はいかがでしたか?

加藤さん:難しかったです。作曲してくださった西岡和哉さんと、共作していただいた作詞家の只野菜摘さんに「東京をイメージした曲にしたい」とあらかじめお伝えしてはいたんです。でも“東京”って言っても何を書いていいかわからないし、言葉の数を合わせなきゃいけないのかなとか、いろいろ考えちゃって、はじめは全然言葉が出てこなかったんですけど、とりあえず自分の書きたいことを書いて、只野さんに整えてもらって作りました。詞は書き出すと出てくるんですが、書き出すまでが大変でしたね。

――歌はどうでした?

加藤さん:歌も難しかったです。ラップ自体はよく聴くし好きなんですが、自分で歌うことってあまりないじゃないですか。でもせっかくの機会だから自分なりにいろいろ挑戦してみたいなと思って。練習の時はまったく歌えなかったんですが、その次のレコーディングまでになんとか歌えるように自分なりに頑張りました。

――12曲の中で特にお気に入りの曲を挙げるとしたらどれですか?

加藤さん:『2nd,Season』です。友だちのことを歌っている曲なんですが、実際に自分が同級生に会った時のことを只野さんにお話して、自分の実体験も含んだ歌詞を書いていただいたので、思い入れが深い1曲ですね

『vivid』

――ここでちょっとプライベートな質問をぶつけてみたいと思います。もうすぐ今年も終わりますが、2008年を振り返って、“英美里の3大ニュース”を選ぶとしたらなんですか? なければ1大ニュースでも……。

加藤さん:1大ニュースだったらCD発売になっちゃうじゃないですか(笑)。

――すみません誘導してしまったみたいで(笑)

加藤さん:まさかCDを出すとは思っていなかったですね。でもCDを出す話自体は去年(2007年)からあったんです。『百歌声爛』という、いろいろな声優さんがいろいろなアニソンなどをカバーしているCDがあるんですが、実はそのレコーディングをやっていた時のディレクターの方に「今度一緒にCD出せたらいいね」って言われたんです。その時は半信半疑だったんですけどね(笑)。なんだか話が進んでCDを作っていただけて、びっくりしました。本当にありがたいですね。

――クリマスマスやお正月の予定を教えてください。

加藤さん:年末年始は、休みをガッと取りました。CDも出たので、年末はCDや写真を持っておばあちゃんの家に行くつもりです。そして年明けには従兄弟とスノーボードに行こうと思っています。いつもお家でゲームばかりやっているので、たまには外に出ないといけないなと(笑)。

――最近スノーボードにハマっているんですか?

加藤さん:ハマっていますね。ちょっとブランクがあったんですが、去年感覚を取り戻してようやく滑れるようになったので、今年スノボのボードとかウェアとかブーツを一式買ったんです。今までずっとレンタルだったので、形から入ろうかなと思って(笑)。

――最後に、今後の活動とファンへのメッセージをお願いします。

加藤さん:今回CDも出させてもらったので、歌を歌う機会があったら、皆さんと一緒に歌えたらいいなと思っています。『mode ZERO』とか息切れする曲もあるんですけど(笑)。ジョイサウンドでも歌えますので、よかったらカラオケで歌ってみて、練習して、一緒に歌いましょう。よろしくお願いします。

『vivid』
▲写真は、トークショー後に行われた握手会の様子。イベント当日は、大勢のファンが駆けつけていた。

(C)PONY CANYON

データ

▼『vivid』
■発売元:ポニーキャニオン
■品番:PCCA.02814
■発売日:2008年12月17日
■価格:3,150円(税込)
 
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