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2009年1月14日(水)

右京さんと薫ちゃんが今度はDSで大暴れ!? テクモから『相棒DS』が3月5日発売

文:電撃オンライン

 テクモは、1月13日に東京・六本木のテレビ朝日の社屋において、DS用ソフト『相棒DS』の関係者向け制作発表会を開催した。

『相棒DS』

 『相棒』は、テレビ朝日と東映が制作している刑事ドラマシリーズ。警視庁特命係に所属する杉下右京警部と亀山薫巡査部長の活躍を描く。昨年5月に公開された劇場映画『相棒-劇場版-』は、観客動員数370万人・興行収入44.3億円を記録するヒットとなり、現在はTVドラマのseason7が放送中。今回、そんな『相棒』を題材にしたDS用ゲームがリリースされると発表された。ここでは、昨日13日に行われた制作発表会の模様を写真とあわせてお届けしていく。

 発表会は、テレビ朝日・田畑祐一アナウンサーの司会で進行。まず、現在放送中のTVドラマシリーズ・season7と、3月28日より全国で公開される『相棒』劇場版スピンオフ作品『鑑識・米沢守の事件簿』のトレーラーが上映された。その後、田端アナの紹介で、ドラマ『相棒』の松本基弘チーフプロデューサー(テレビ朝日)と、『相棒DS』の設楽昌宏プロデューサー(テクモ)が登壇。『相棒DS』を制作するにいたった経緯や、ゲーム内容についての説明を行った。

『相棒DS』 『相棒DS』
▲テレビ朝日のドラマ『相棒』チーフプロデューサー・松本基弘さん。▲テクモの『相棒DS』プロデューサー・設楽昌宏さん。設楽プロデューサーはこれまでに、『DS西村京太郎サスペンス』や『DS山村美紗サスペンス』といった、数々のAVGシリーズのプロデュースも手掛けている。

 もともと『相棒』の大ファンだった設楽プロデューサーは、ぜひ『相棒』をゲーム化したいと思い立ち、テレビ朝日に飛び込みでお願いしたとのこと。この依頼を受けた松本プロデューサーは「普段ゲームをやらないため、説明を受けてもよくわからなかったが、(設楽プロデューサーの)熱意あふれるプレゼンに心を動かされた」とし、「(ゲーム化も)『相棒』ワールドを広げていく1つの形ではないかと思い、喜んでお受けしました」と語った。

『相棒DS』

 続いて、設楽プロデューサーによる『相棒DS』の説明へ。制作にあたり、設楽プロデューサーは“2つの大きなチャレンジ”をしたという。1つは全編実写にしたことで、このために1,000以上のカットを新たに撮り下ろしたとか。もう1つはオリジナルシナリオを用意したこと。『相棒』ファンに喜んでもらうため、松本プロデューサーの協力を得て完全新作の物語を作ったとのことだ。

 『相棒DS』のゲームモードは、実写オリジナルストーリーを3話分収録した“ドラマモード”、ビジュアル&サウンドとともにドラマの人気シナリオが楽しめる“ノベルモード”、そして『相棒』の世界を心ゆくまで堪能できる“おまけモード”の3つ。ドラマモードは、ユニークな調査システムを駆使して捜査を進めていくことになる。推理が佳境になってくると“1つだけボタン”なるものが登場し、「右京さんの“1つだけ”を自分で発動できるんです!(設楽プロデューサー)」という。また、おまけモードでは、思わず吹き出してしまうくらいユーモアあふれるミニゲームが楽しめ、『相棒』を知るのに役立つ用語辞典なども用意されている。発売日は3月5日で、価格は4,980円(税込)。

『相棒DS』
『相棒DS』 『相棒DS』
▲全編実写で構成されている本作。“ドラマモード”にはキャスト50人以上が出演し、ムービーで動きまくるという。また、一部音声も収録されるとのことだ。

 発表会の最後は、杉下右京警部役の俳優・水谷豊さんが登場。すっかり役になりきった様子の水谷さんは「『相棒』は、映画になってノベルにもなり、CDやグッズもいろいろ発売されました。そして今回、ついにDSのゲームになるということで、いつか俳優を辞めたときの自慢話がまた1つ増えたなあとうれしく思っています」と話し、報道陣を笑わせていた。また、ゲームをプレイしなくなって久しいという水谷さんは「久しぶりにゲームを頑張ろうかなと。でも、撮影所で遊ぶのも気恥ずかしいので、オフの日にこっそりやります」と照れ笑いをしていた。

『相棒DS』 『相棒DS』
▲杉下右京警部役の俳優・水谷豊さん。『相棒』がゲーム化される喜びを語っていた。
『相棒DS』 『相棒DS』

(C)テレビ朝日・東映
(C)TECMO,LTD. 2009

データ

▼『相棒DS』
■メーカー:テクモ
■対応機種:DS
■ジャンル:AVG
■発売日:2009年3月5日
■価格:4,980円(税込)

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