2009年1月14日(水)
バンダイナムコゲームスが1月29日に発売するPSP用ソフト『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー2』。今回の記事ではゲームシステムを紹介する。
今作には、ゼロスとジェイドが司会を務めるトーク番組風のクエスト『テイルズ オブ ゴールデンビクトリー』も収録。複数話からなるクエストで構成され、本編クリア後にプレイできる。 |
本作は、『テイルズ オブ』シリーズの人気キャラクターと一緒に冒険ができるRPG『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー』の続編。前作に登場したキャラクターはすべてプレイアブルになっている他、人気キャラクターのユーリ・ローウェル(『テイルズ オブ ヴェスペリア』)をはじめとした31人が新たに登場する。
さらに、豊富なパーツから選択できるキャラクターメイキングと新職業によって、マイキャラクター(傭兵)のカスタマイズがより多彩に。戦闘面でも、便利なシステムが追加されて遊びやすくなっている。
プレイヤーの分身となるキャラクターを作成し、豊富に用意されたクエストの中から好きなものを選択して、自由に冒険を楽しめる『レディアント マイソロジー』シリーズ。今作では、キャラクターメイキングで選べるパーツが大幅に増えた。さらに、最初から選べる職業が4つから7つに増え、上級職にも大剣士や海賊などユニークな新職業が5つ追加された。これにより、プレイの幅が大きく広がっている。
戦士……戦闘系の基本クラスで片手剣や斧を扱う。 | 剣士……剣の扱いに長け、素早い動きで技を繰り出す。 | 格闘家……技の攻撃スピードが速く、強力な投げ技を使う。 |
狩人……弓を扱う遠距離攻撃の達人。 | 盗賊……敵からアイテムを盗む以外に、ヒット数を稼ぐのにも活躍。 | 魔術師……術による攻撃のエキスパート。 |
僧侶……回復のプロで、パーティを強化する術にも長ける。 |
前作より引き続いて登場する魔法剣士、忍者、ビショップに加えて追加される新職業は、双剣士、大剣士、モンク、海賊、聖騎士。ゲーム中で一定の条件を満たすと、これらの職業を選択可能となる。
魔法剣士……技も術も使いこなせる上級職。状況に応じた戦術が取れる。 | 忍者……遠距離攻撃、体術、属性を持つ技など多彩な攻撃ができる。 | ビショップ……僧侶と魔術師、両方の術が使える。回復と攻撃のどちらにも活躍する。 |
双剣士……両手に2本の剣を装備し、手数の多さで圧倒的な攻撃力を誇る。左右で別の属性の剣を持てるなど、特異な装備が可能。 | 大剣士……両手持ちの大剣を装備し、通常の剣士よりも高い攻撃力を備える。両手で剣を扱うため盾を装備できないが、攻撃力はその不利を埋めるに十分。 |
モンク……接近戦では鍛え上げた肉体を駆使した格闘術で活躍。気の力による回復や、ステータス強化の技で自分や仲間のサポートもできる。 | 海賊……素早いナイフさばきの技と、連射可能な銃攻撃を兼ね備えている。近距離攻撃と遠距離攻撃をこなす前後衛の両用タイプ。 |
聖騎士……僧侶の回復術に加え、剣技によるフォローで前線にいながら周囲を補助する能力を持つ。両手剣による攻撃も強力。 |
今作では、戦闘AIが改善されてパーティメンバーがよりアグレッシブに攻撃を行う。一部クラスの攻撃モーションも見直され、バトルは前作よりもスピーディに。術技のTP消費量も軽減されて、より多くの技を繰り出せるようになる。
秘奥義にカットインが入るようになっただけでなく、エフェクトやカメラの演出がパワーアップ! 上の画像は海賊の秘奥義“バレット オブ フォース”。 |
それだけでなく、オーバーリミッツ(OBL)発動中の連携攻撃も新たに“インフィニティジャム”として生まれ変わった。OBL発動中は、ゲージがなくなるまでRボタンで操作キャラクターを切り替えて、つぎつぎに攻撃を繰り出せるのだ。
インフィニティジャムで連携攻撃をしている最中は、敵の動きが止まって無防備化する。同系統の技をコンボでつなげられるようにもなったので、自由な技の組み合わせでヒット数とダメージを重ねていける。 |
術技の使用も“スロットシステム”の採用でより便利に。今作では、方向ボタン4つそれぞれに術技を登録できるスロットを、3パターン作成できる。戦闘中にLボタンでスロットを切り替えれば、最大12の技を簡単に使い分けることが可能だ。
戦闘中、12種類の術技が手軽に繰り出せるようになるので、連携やコンボが多彩となり、敵の弱点を突いた戦いもやりやすい。プレイスタイルに合わせてスロットをカスタマイズしよう。 |
さらに、『テイルズ オブ イノセンス』より採用された作戦行動システムも導入され、オート戦闘キャラクターの戦闘行動を細かくカスタマイズできる。作戦行動は7種類の基本行動を決めた後、40種類以上の優先行動の中からI~Vの優先順位をつけて設定。優先行動は最初からすべて持っているわけではないが、ショップでグレードポイントを使って行動を購入すれば、選択肢が増えていく。
グレードショップで優先行動を買い集めれば、戦術の幅が広がる。 | 基本行動は7種類。ここでキャラクターの大まかな戦闘行動を決めよう。 |
5段階の優先順位をつけて、さらに細かく行動を設定すれば、ある程度思い通りにキャラクターが立ち回ってくれるはずだ。 |
今作は、シリーズお馴染みともいえる闘技場も用意されている。ボス1体との対決やボス複数体との対決、『テイルズ オブ』登場キャラクターとの対決など、シチュエーションはさまざま。
コングマンも登場する今作に、闘技場があるのは当たり前!? ミッション戦闘であれば、戦闘リザルトの報酬とは別に、ミッション達成による報酬も得られる。 |
最初は近海しか進めないバンエルティア号は、物語が進むにつれて改造されていく。改造によって内陸へ移動できるようになり、部屋の数も増え、より大きな拠点となる。 |
冒険の拠点であるバンエルティア号には、さまざまな機能を持った設備があり、前作の街と同じように活用できる。以下に船内の設備を紹介しよう。
食堂にいるパニールに話しかければ、武器や防具を預けたり、連動サイトで配信された無料アイテムを受け取ったりできる。それ以外にも、クエストの報酬としてもらえる貴重品を展開してもらい、1つ1つのアイテムとして受け取ることが可能。 |
クエストを受けたり、パーティを編成したり、転職したりと、もっともお世話になることの多そうな機関室。船内にいる『テイルズ オブ』シリーズキャラクターからの信頼度を確認できるのもココ。 |
武器防具屋や道具屋の他にも、装飾品、素材、レシピ、思考などが交換できるグレードショップがある。交換するのに必要なのは、戦闘を重ねることで溜められるグレードポイント。なお品揃えは、物語の進展とともに変化する。 |
他にも、ワールドマップに出られる操舵室、キャラクターが思い思いにくつろいでいるゲストルーム、ホール、甲板といった場所がある。
<操舵室> | <ゲストルーム> | |
<ホール> | <甲板> | |
各ダンジョンには“精霊の欠片”というアイテムが6~10個ずつ用意されている。これをすべて集めると、奥底にある緑色の宝箱の仕掛けにチャレンジ可能。仕掛けをクリアすれば、デフォルトで流れる中村和宏さんの戦闘曲に加えて、桜庭統さん、椎名豪さんの手がけた新規戦闘曲を選択できるようになる。
緑色の宝箱を開けられれば、オプションでサウンドセレクトが選択可能に。上の画像を見ると、通常戦闘曲、ストーリー戦闘曲、中ボス戦闘曲の他にも変更できる項目があるようだ。選べる曲は、緑色の宝箱を開けることでどんどん増えていく。 |
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