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2009年1月15日(木)

【ロールプレイのススメ 最終回】女冒険家で荒廃した世界をしたたかに生き抜く

文:電撃オンライン

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『Fallout 3』に登場する人物、事件などはすべて架空のものです。
また、暴力シーン、銃撃シーン、流血シーンが含まれます。
CERO:Z(18才以上のみ対象)
※18才未満の方は購入できません。
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 どうも、村田(仮)です。1月15日に発売されるPS3版『Fallout 3』でのなりきりプレイレポートも、いよいよ最終回。今回は冒険家として、さまざまな困難に立ち向かっていきますよ!

→前回のプレイレポートを見ていない人はコチラをチェック!

■最後はオーソドックスに冒険家!

 今回は、“Speech(交渉)”を中心に、戦闘系のスキルや科学知識などをまんべんなく上げて、荒野をさすらう女冒険家になりきろうと思います! 冒険家たるもの、多彩なスキルが要求されますし、何でもこなせるようにしないと! ……とはいえ、“万能型”と言えば聞こえはいいですが、序盤では非常に中途半端なステータスで、単なる器用貧乏。まぁ、そこらへんは、これまでのプレイ経験を生かして乗り越えていきたいと思いますがね。

『Fallout 3』 『Fallout 3』
▲今回は、“Intelligence(知力)”と“Charisma(魅力)”をメインに上げておきました。基本的に近接武器は使わないつもりなので、若干“Strength(筋力)”を低めにしてあります。

 明晰な頭脳と生まれ持ったカリスマ性で、自分の思い通りにできないことはなかった主人公。そんな彼女にとって、核シェルターの中での生活はあまりにも退屈でした。しかし、父親の失踪から、外にはシェルター内では想像もできなかった無限の世界が広がっていることを知り、彼女は好奇心のおもむくまま、外の世界へと旅立つことを決意します──。

■人間の価値は顔で決まります!?

 住んでいた核シェルターを飛び出した主人公。まずは、近くにある街“メガトン”で父親の行方を調べることにしました。序盤でグズグズとしていても仕方がないので、これまでプレイしてきた村田(仮)の経験を生かして、すぐさま行き先を知っている人間の元へ向かいますよ。しかし、これまでのレポートでも紹介してきましたが、情報はタダでは教えてくれません。正統派ヒロインだった第1回では金で、ならず者だった第2回では盗みで解決してきましたが(第3回は、いろいろと世紀末的なので割愛)、今回は口先三寸で乗り切りたいと思います。そんなわけで、早速交渉開始! 「パパから行き先は聞いていたんだけど、一応確認しておきたくて(意訳)」……って、そんな露骨に怪しい発言はどうかと思うな。さすがに、コレでだまされる人間もいないだろうと思ったのですが、なぜか交渉成功! まぁ、アレですね。男はすべからく美人に弱いということでしょう。

『Fallout 3』 『Fallout 3』
▲つたない交渉術を容姿(カリスマ)でカバー!(厳密に“カリスマ”といったら人間的な魅力ですがね) というか、容姿にだまされるなんて意外とウブなおっさんですね。

■武器の作成も可能!

 その後も不発弾を処理したり、壊れた水道管を修理したりと、冒険家というより何でも屋のごとく順調に路銀を稼ぐ主人公。ある程度お金もたまったところで、より広い世界に飛び立っていくことにしました。しかし、ここで不安になるのが戦闘。一応、護身術程度には拳銃が使えるのですが、銃弾の補充にはお金がかかります。なので、簡単に倒せるザコにまで銃弾を使ってしまうのは、ちょっともったいない。そこで、サブウェポンとして近接用の武器を用意することにしました。

 普通に店で購入してもいいのですが、今回は冒険家。器用貧乏だろうが、冒険家の端くれとして、自作することにします。今まで触れませんでしたが、本作では設計図とそれに書かれた材料を集めることで、武器を作成することが可能だったりします。材料集めは面倒ですが、そのぶん自作できる武器は攻撃力が高めなので、素材が揃ったらぜひ作っておきましょう。

『Fallout 3』 『Fallout 3』
▲今回作成してみた“シシケバブ”。某肉料理のような名前ですが、剣です(笑)。刀身が炎に包まれており、コイツで攻撃を受けた敵は燃え上がります! 初めて見た時は、非常にカッコよくてドキドキしたのですが……。

『Fallout 3』 『Fallout 3』
▲こちらが3人称視点。……ファンタジー世界にありがちな魔法の武器ではないので、燃料タンクが必要だったりします。でも、タンクが大きすぎて、女の子が持つ武器としては正直微妙ですよ。

■再び奴隷商人の街へ!

 こうして、準備万端で“メガトン”を旅立った主人公。しかし、迷いに迷って前回と同じく、奴隷商人の街“パラダイス・フォールズ”にやってきた彼女は、奴隷としてさらわれてきた子どもと出会うことに。あっ、この辺はお話を展開する上での演出と考えてください(笑)。実際にはマップに目的地が表示されるので、迷う心配はありませんよ! で、この街でのクエストと言えば、誘拐された子どもの救出! 判断力や機転が問われる、冒険家キャラクターにふさわしい仕事と言えるでしょう!! ……残念ながら犯人の目的は人身売買なため、交渉とかはないんですけどね。まぁ、交渉の余地がないからといって、このまま見過ごすわけにもいきません。力押しでクリアできる武闘派キャラクターとは異なり、今回はかよわい女の子なので、暴力は最後の手段と考え、少し知的に救出を試みてみます。

▲前回は話の展開上無視しましたが、実は奴隷商人にさらわれた子どもたちが脱出計画を立てています。そこで今回は、その計画に乗ってみることにしました。

『Fallout 3』 『Fallout 3』
▲“パラダイス・フォールズ”のコンピューターにハッキングしたり、奴隷たちが住む小屋の鍵を奴隷商人からスリ取ったりと、さまざまなスキルが要求される脱出計画。……結構敷居が高くないですかね? まぁ、簡単に脱走させられるとは思っていませんでしたけどね。

 多芸な主人公によって脱出計画は無事成功。普通なら憎まれ口しか叩かない子どもたちですが、今回の主人公は子どもたちとのコミュニケーションが円滑に取れるようになる“Child At Heart”という特殊能力(通称“Perks”)を持っていたので、非常に素直に感謝してくれます。このまま子どもたちが住んでいた街には帰さず、自宅にお持ち帰りしようと思ったのですが、こればっかりは無理でした。海外のゲームって、残虐な表現は平気で使うくせに、子どもの扱いだけは妙に厳しいんですよね……。

■依頼料はスイス銀行に!?

 その後も順調にレベルを上げ、冒険家として成長していく主人公。コマンド入力式の戦闘システム“V.A.T.S.”を使えば、おもしろいようにヘッドショット(頭部狙撃)が決まるほどまで、戦闘系のスキルも鍛えられました。

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▲序盤ではあまり遭遇したくない強敵“スーパーミュータント”も数発の銃弾で倒せるように! Z指定だけあって、派手に肉片が飛び散ります。

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▲近距離まで引き付けてから、ショットガンでヘッドショット! ……どう見ても返り血まみれになりますよね?

 そんなこんなで、いい具合にアドベンチャーを繰り広げている途中、“消音器つき10mmピストル”という武器を手に入れました。なんと、銃声によって、こちらの居場所が敵に発見される危険性がないというスグレモノ。攻撃力が低いのが難点ですが、上手に使えば某超一流のスナイパーのように暗殺がし放題になります。私の後ろに立つな!

『Fallout 3』 『Fallout 3』
▲そんなわけで、とある施設を占拠していた奴隷商人を次々と暗殺! 悪人に容赦はしませんよ!! ちなみにこの奴隷商人ですが、どうやら“パラダイス・フォールズ”から出稼ぎに来ていた模様。奴隷の確保も大変なんですね。

 ゲーム開始当初は、何でも屋としてセコセコとお金を稼いでいくような主人公でしたが、今では戦闘もこなせる立派な冒険家に! 交渉から危険なモンスターの討伐、果ては強固なセキュリティに守られたコンピュータのハッキングまで、なんでもこなせる万能キャラクターとして、荒廃した世界を生き抜くだけの力を獲得できました。

■これ1本で非常に長く楽しめますよ

 といったところで、今回のプレイレポートはここまで。これまで4回にわたって特徴の異なるキャラクター設定でプレイしてきましたが、いかがでしたでしょうか? 同じクエストでもまったく異なる解決方法でクリアできたりするなど、本作の自由度の高さが伝わっていれば幸いです。

 また、本作にはクエストもかなり多く用意されているので、今回のプレイレポートのように何度も違うキャラクターでプレイしてみるだけでなく、1人のキャラクターをすべてのクエストに挑戦してみるのも楽しいでしょう。

 キャラクターの成長のさせ方やクエスト解決方法など、プレイヤーの数だけ遊び方があると言えるほどの自由度を持った本作。RPGファンなら、ぜひ一度はプレイしてみてください。(いつまでも夢を追う冒険家でありたい村田(仮))

おまけの衝撃映像
▲ネタバレになってしまうので詳細は語りませんが、本作にはなんと巨大ロボットも登場! どこで登場するかはぜひ自分で確認してみてください。

Fallout(TM) 3 (C) 2008 Bethesda Softworks LLC, a ZeniMax Media company. Bethesda Softworks, Bethesda Game Studios, ZeniMax and related logos are registered trademarks or trademarks of ZeniMax Media Inc. in the U.S. and/or other countries. Fallout, Prepare for the Future and related logos are trademarks or registered trademarks of Bethesda Softworks LLC in the U.S. and/or other countries. All Rights Reserved.

データ

▼『Fallout 3』
■メーカー:べセスダ・ソフトワークス
■対応機種:PS3/Xbox 360
■ジャンル:RPG
■発売日:PS3 2009年1月15日/Xbox 360 2008年12月4日
■価格:7,980円(税込)
 
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