2009年1月21日(水)
1月より、TOKYO MX、BS 11他で放送開始となったTVアニメ『鉄腕バーディー DECODE:02』。そのアフレココメントをお届けしていく。
本作は、ゆうきまさみ氏原作のSFコミック『鉄腕バーディーEVOLUTION』をアニメ化した作品。舞台となるのは、原作の世界観をベースにオリジナルストーリーを展開した第1期(2008年放送)の物語から1カ月後の東京。第1期に引き続き、アニメオリジナルの新たなエピソードで『鉄腕バーディー』の物語が展開していく。ストーリーおよび登場キャラクターは12月10日の記事を参照のこと。
コメントをくれたのは、バーディー役の千葉紗子さん、千川つとむ役の入野自由さん、早宮夏美役の伊藤かな恵さん、ナタル役の松風雅也さんの4名。すでに番組をご覧になっている人もそうでない人も、ぜひチェックしてもらいたい。
▲左の写真は、アフレコに参加した声優陣のもの。右の写真は、インタビューに答えてくれた(左から)松風雅也さん、千葉紗子さん、入野自由さん、伊藤かな恵さん。 |
――まずは、皆さんが演じるキャラクターの紹介をしてください。
千葉さん:私が演じるバーディーは、使命感も強く身体もタフな女の子ですが、後先考えずに行動してしまうところが短所です。地球では有田しおんというグラビアアイドルとして仕事をしています。第2期では、しおんの登場シーンも増えているようです。
入野さん:つとむは、第1期と変わらずフツーの男の子です(一同笑)。違うところといえば、バーディーとの関係がすでにでき上がっているというところですね。
伊藤さん:夏美は、つとむ君の幼なじみでクラスメイトの女の子です。
入野さん:夏美も基本的に第1期と変わってないよね?
伊藤さん:そうですね。第2期では、「恋のほうも動くんじゃないかな?」って個人的に期待していますけど(笑)。
千葉さん:第1期よりも、報道系のお仕事に熱意を持って携わっていくシーンが多いよね。
伊藤さん:第1期のラストで六本木が廃墟になってしまったんですけど、そのことを皆に伝えようと頑張っています。
松風さん:新キャラクターのナタルを演じています。松風です。役柄は、バーディーの幼なじみということで、地球人ではありません。地球では理学療法士として平和に暮らしていましたが、第1期のリュンカ事件のせいで、ちょっぴり人生が変わってしまい、いろんなことに巻き込まれていきます。
――実際に演じてみてのご感想をお願いします。
千葉さん:第1話では、新キャラクターがたくさん出てきて、その人たちがカギを握るだろうとわかりやすく描かれているので、そのあたりに注目していただけるといいですね。
入野さん:個人的には、リアンシェルの眼力が強くて、気になります。僕の演じるつとむに関していうと、本当にフツーなんで(笑)。新キャラクターに注目してほしいですね。
伊藤さん:夏美も第1期とあまり変わりないんですけど、カペラが第1期とはかなり違う格好で登場するので、気になりますね。
松風さん:……ナタルはネタバレのかたまりなので(一同笑)、僕のことは置いておくとして。見どころはやはり、第1期から人気の有田しおんですね。またしてもいっぱい出てくるので、そこですね。
――松風さんは、第2期からの参加となりますが、本作のどんなところに魅力を感じていますか?
松風さん:原作も読ませていただきましたし、アニメ第1期もすべて拝見しました。原作のよさをさらにふくらませているところが魅力ですね。第1期からの流れでキレイに第2期へと移行しているので、期待してもらえると思います。
――第1期と第2期で、役作りなどで気持ちを新たにしているところがありましたら、教えていただけますでしょうか?
松風さん:それはもう、やっぱり千葉さんが一番語るところがあるんじゃないでしょうか?(笑)
千葉さん:なんでそういうこと言うのっ!!(笑) 第2期に向けてキャラクターをもう一度作り直そうってことは特にはありませんでしたが、第2期では、バーディーの子ども時代のシーンがあるので、その違いはあります。それと、ナタルという幼なじみと出会って、彼女がどんな気持ちになるのかな? というのは意識しながらアフレコに臨んでいます。その他は、第1期の自然のままの演技を心がけながら、新しいキャストの方やキャラクターの刺激を受けつつやっていければと思っています。
――第2期では、有田しおんをより大人っぽくというコンセプトがあるようなのですが、その点については?
松風さん:今日の話でも、ちょっと大人っぽい魅力が出てたんじゃないの?
千葉さん:オッパイ揺れたりとか? それが大人の魅力かどうかはちょっとわかりませんね(笑)。第1期ではシリーズ序盤と予告でしか有田しおんの出番がなかったのですが、第2期では、バーディーの姿より、有田しおんの姿で行動することが多くなりましたね。今日の収録で「にゃん」と「てへっ」をもっとカワイくと言われました。
松風さん:語尾に「にゃん」と「てへっ」が付くんだよね。音響監督と監督から「あまりにもやる気がなさ過ぎる!!」と言われていました(笑)。
千葉さん:松風さんの言っていることはだいぶふくらんでいるので、そこだけは忘れないでくださいね(笑)。
――入野さんに質問です。第1期の最後で、つとむはだいぶ男らしいキャラクターになっていましたが、第2期でもつとむの男らしさは健在なんでしょうか?
入野さん:元に戻りました(一同爆笑)。この後どうなるかはわかりませんけどね。今のところはフツーです(千葉さん・笑)。
――千葉さんに質問します。大人のバーディーと子どものバーディーで、どういうところに気をつけて演じ分けていますか?
入野さん:サイズですかね?
千葉さん:そうだね。普段のバーディーをもっと活発にしたようなイメージで演じています。見た目は結構幼いように見えますが、実は12、3歳くらいの設定です。現在のバーディーと、子供のころのバーディーの違いを出せるように頑張っています。
――メインビジュアルを見ると、いろいろなキャラクターが並んでいますが、気になっているキャラクターはいますか?
松風さん:キャスト陣に一番人気があるのは、タセラとファロイドだよね。
千葉さん:見た目カワイイんですけど、実は……ってキャラですよね。斧アツシさんが演じているガトールも、オトナの雰囲気があってかっこいいですよね。
伊藤さん:私は……アグラズーメかな。事務所の先輩でもある銀河万丈さんとはじめてご一緒したので、緊張したり楽しかったりと、色々なことを感じましたね。
入野さん:あとは、敵役は人間の顔をしていますけど、本当の姿は全然違うんです。どんな姿を見せるのかも注目してもらいたいですね。
――第1期では、有田しおんが予告のナレーションを担当していましたが、第2期はどうなっているんでしょうか?
千葉さん:今日、予告を収録したんですけど、子ども時代のバーディーがナレーションをしています。
一同:へぇ~。
松風さん:全国のしおんファンはガッカリしたかもね。千葉さんがやりたくなかったからかな?(笑)
千葉さん:そんなことないですよ(笑)。でも実は千葉紗子は有田しおんのことがあんまり好きじゃないんじゃないかというウワサがあるようでして……。赤根監督も、「(第1期の)予告は千葉さんが言いたくないであろうセリフを書いてきます」とおっしゃっていたんですが、私としてはドーンとこいですよ!!
――それでは最後に、ファンへのメッセージをお願いします。
千葉さん:第1期よりも大人向けの表現になったな、という印象です。たとえば戦闘シーンも、前回同様激しく、少しグロテスクな表現になっています。あと、第1期ではつとむの恋愛話でしたが、第2期ではバーディーの恋愛話になる予定なので、そのあたりも楽しんでいただければ何よりです。
入野さん:つとむははたして、第1期の最終回のように男らしい姿を見せることができるのか!? 僕自身も楽しみにしております。
伊藤さん:今回は、たくさんの敵キャラクターも新たに登場していますが、夏美たち人間キャラクターの活躍にも注目してもらえれば、と思います。
松風さん:評判のよかった第1期の雰囲気は残しつつ、さらにおもしろい話になっていると思います。第1期の視聴者だった僕が言っているので、このあたりは期待してもらって間違いありません。楽しんで見ていただければ何よりです。
(C)ゆうきまさみ・小学館/PROJECT BIRDY
■TVアニメ『鉄腕バーディー DECODE:02』