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2009年1月22日(木)

「過剰で一方的なムービー演出」はいらない! 本格派A・RPG『デモンズソウル』

文:電撃オンライン

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■主人公を巡る登場人物たち■

『デモンズソウル』 『デモンズソウル』

 濃霧に覆われ、人間の新たな力である“ソウル”を求めてデーモンたちが人びとを襲う北の国――ボーレタリアを舞台に、絶望から人びとを救う希望となるべく冒険をする本作。主人公=プレイヤーがつむぐ物語には、個性的な人物たちがかかわってくる。

●黒衣の火防女●
『デモンズソウル』
▲主人公を楔の神殿に召喚した謎の女性。全身に黒い布を巻きつけ、長い灯火杖を持ち、顔の上半分は黒いろうのようなもので潰れている。素足であるのは、こするように足元を確かめるためだろうか。

『デモンズソウル』 『デモンズソウル』
『デモンズソウル』 『デモンズソウル』
▲主人公に「お待ちしておりました」と話しかける黒衣の火防女。彼女の口ぶりから察するに、主人公がボーレタリアにやって来ることをわかっていた風だが……。

●要人●
『デモンズソウル』
▲老成した少年、あるいは少女。文化風俗、あるいは外見の印象も、この世界の常とは異なっている。楔の神殿の奥に座し、デーモンを倒した主人公に語りかける。

『デモンズソウル』 『デモンズソウル』
『デモンズソウル』 『デモンズソウル』
▲かつてはデーモンと戦ったという要人たち。彼らの話す「ソウルの業」とはなんのことだろうか。

●ボーレタリアのオストラヴァ●
『デモンズソウル』
▲ボーレタリア王城の外門近くで、主人公に助けられた若い騎士。ボーレタリアのオストラヴァを名乗った。非常にめずらしい、ルーンの剣と盾を装備しており、彼が高い地位にあること、あるいは、あったことをうかがわせる。

『デモンズソウル』 『デモンズソウル』
『デモンズソウル』 『デモンズソウル』
▲独特の形をした剣と盾を持っている方が、ボーレタリアのオストラヴァ。どうやら主人公とともに戦ってくれる場面もあるようだ。


■序盤エリア紹介■

 霧の裂け目から、ボーレタリアに乗り込む主人公。だがなんと、主人公はそこで死んでしまう。死んだ主人公の前に現れた黒衣の娘によって、肉体を失いソウルのみとなった主人公は“楔(くさび)の神殿”へと導かれる。


<楔の神殿までの旅>

『デモンズソウル』 『デモンズソウル』
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 ここの旅では、主人公は初めてデーモンと戦うことになる。その相手となるのが、“拡散の先兵”という巨大なデーモン。果たしてどれほどの強さを持つ敵なのだろうか?

拡散の先兵
『デモンズソウル』
▲主人公に最初に襲い掛かるデーモン。背中の羽はほぼ退化しており、巨体の膂力(りょりょく)を生かして大斧を振り回す。デーモンとしてはほぼ最下級に位置するが、そのパワーは決して侮れない。

『デモンズソウル』 『デモンズソウル』
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▲巨大な体と、大きな腕で斧を振りかぶる姿は大迫力。これでほぼ最下級のデーモンだというのだから驚きだ。



<楔の神殿>

『デモンズソウル』 『デモンズソウル』
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▲死んで肉体を失った主人公は、ソウルのみを楔の神殿に囚われた状態。生きた肉体を取り戻すためには、デーモンのソウルを奪わねばならないという。

 楔の神殿の奥には、上に紹介した“要人”が主人公を待ち受ける。ここで彼らの過去が語られるようだ。

『デモンズソウル』 『デモンズソウル』 『デモンズソウル』
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▲楔の神殿では、要人だけでなく謎の男とも出会える。この男は、自分と主人公が同じ境遇であることを示唆しているようだが……。


<ボーレタリア王城>

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▲ボーレタリア王城までたどり着くと、空飛ぶ赤いドラゴンが襲ってくるムービーシーンに突入する。

『デモンズソウル』 『デモンズソウル』 『デモンズソウル』
▲ボーレタリア王城では、2匹のドラゴンが容赦なく主人公を襲う。ドラゴンの吐く業火を受けたら、無事で済みそうにはない。

 主人公は、デーモンを倒して肉体を取り戻すべく、ソウル体のままボーレタリア王城へと乗り込む。ソウルに飢えた敵を打ち倒しながら、多くの試練に打ち勝って、主人公は城内にいる強敵デーモンと戦うのだ。

 ちなみにボーレタリア王城には、次のような敵が待ち構えている。

奴隷兵士
『デモンズソウル』
▲ボーレタリア王城を徘徊する、ソウルを奪われた奴隷兵士。ソウルに飢え、すでに正気は失っている。

ボーレタリア騎士
『デモンズソウル』
▲重厚な全身鎧に身を包んだ、ボーレタリア王オーラントの騎士。ソウルを奪われてなお忠誠を失わず、王の城を守り続けている。攻防に優れた強敵で、生半な攻撃では、騎士の盾受を崩すことはできない。

『デモンズソウル』 『デモンズソウル』
▲多くの敵が待ち構えるボーレタリア王城。▲城の中には、さまざまな仕掛けも。
『デモンズソウル』 『デモンズソウル』
▲城の中を進んでいくと、謎の存在が待ち受けている。不気味な顔と姿に反して、服はきらびやかなものを着ているようだが……。


■マルチプレイについて■

 本作のマルチプレイは、シングルプレイでの行き詰まりに対する救済措置の意味合いが強い。マルチプレイをしていても、各プレイヤーはシングルプレイと同じ自分の物語を進めていくのが基本。その中で、他のプレイヤーの行動が幻影となって映るので、その動きを参考にしたり、他のプレイヤーがMAPに書き込んだヒントを参照したりといった助け合いをすることになる。また死んでソウル体となったプレイヤーはファントムとして、他のプレイヤーが最大2名まで召喚できるので、召喚したファントムを戦力としてエリアを攻略していくことも可能だ。

『デモンズソウル』
▲ネットワークに繋ぐだけで、他のプレイヤーが幻影として見える。これにより、幻影が壁に入っていったのを見て、隠し扉を発見! といった状況もありうる。
『デモンズソウル』
▲ソウル体となったプレイヤーを召喚して、ともに冒険しているところ。普段は1人で冒険をする『デモンズソウル』では、最大2名の助っ人はうれしい戦力。
『デモンズソウル』
▲プレイヤーが死ぬと、その場所が、他のプレイヤーからは光る血痕が残って見える。プレイヤーがどのように死んだかをリプレイで見ることもできるので、事前に危険を察知するヒントとなるだろう。

 その他にもマルチプレイには、多数の要素が搭載されている。詳しくは続報を期待してほしい。


(C)Sony Computer Entertainment Inc.

データ

▼『Demon’s Souls(デモンズソウル)』
■メーカー:SCE
■対応機種:PS3
■ジャンル:A・RPG
■発売日:2009年2月5日
■価格:6,980円(税込)
 
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