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2009年1月23日(金)

現代と平安、2つの時代をめぐる伝奇AVG『夢想灯籠』――平安編ストーリー公開

文:電撃オンライン

 日本一ソフトウェアは、3月19日に発売するPSP用AVG『夢想灯籠(むそうとうろう)』の最新情報およびイベントCGを公開した。

 本作は、日本一ソフトウェア、フォグ、ブロッコリーの3社が共同で開発する伝奇系テキストアドベンチャーゲーム。“因縁”や“輪廻転生”をテーマとしており、現代と平安という2つの時代を舞台に、美しくも悲しい恋物語がつづられる。

 2008年10月24日のニュースでは、現代編のストーリーと主要キャラクターの詳細、また12月5日のニュースでは、サブキャラクターとゲームシステムに関する情報をお届けしてきた。今回、平安編のストーリーと登場キャラクターの情報が公開されたので、最新画像とあわせて掲載する。

『夢想灯籠』 『夢想灯籠』
▲通常版のパッケージイラスト。▲限定版のパッケージイラスト。

■ 平安編ストーリー ■

 時は平安――西暦780年、宝亀11年のこと。坂上田村麻呂(さかのうえの たむらまろ)は、朝廷に仇(あだ)なしている蝦夷(えみし)たちのことを知り、無官の身ながらも朝廷軍の討伐部隊に加勢するため単身、出羽国を訪れる。数で勝る朝廷軍の勝利は堅いものと思われたが、長旅により疲労した朝廷軍は、地の利を生かして攻める蝦夷軍に翻弄され、手痛い被害を被ることとなった。

 田村麻呂も自慢の剣の腕で善戦するも、一個人の能力だけで戦況を動かせるものではなく、敗走を余儀なくされる。が、敗残の兵を逃してくれるほど蝦夷軍も甘くはない。田村麻呂は、敵の一軍の手に落ち、捕虜の身となる。

 しかし、捕虜として連行されたはずの蝦夷の集落“サカエムラ”で、田村麻呂は思わぬ厚遇を受け、客人としてもてなされる。いぶかしく思って尋ねると、“サカエムラ”は他の蝦夷の民たちとは違って朝廷への反意はなく、ただ村の自治を認められたいと願っていると、若き村の代表のアルと阿羅木流(あららぎ ながれ)は語った。

 村の未来を真摯に考える2人に共感を覚えた田村麻呂は、“サカエムラ”の意思を朝廷側へ伝える橋渡し役を引き受けるとともに、アルや流との親交を深めていく。こうして、平安時代の“サカエムラ”を舞台にした、もう1つの物語が幕を上げる。この時、1,000年もの時を越えて続く因縁の種が密やかに芽吹きつつあることを、田村麻呂たちはまだ知る由もない――。

『夢想灯籠』 『夢想灯籠』
『夢想灯籠』 『夢想灯籠』
『夢想灯籠』 『夢想灯籠』
『夢想灯籠』 『夢想灯籠』


【登場キャラクター】

坂上田村麻呂阿羅木流アル
『夢想灯籠』 『夢想灯籠』 『夢想灯籠』
平安時代を生きる武官。蝦夷との戦いのために訪れた戦場で流やアルと出会い、交流を深めていく。体格がよく、豪放磊落(ごうほうらいらく)な男気あふれる性格をしている。“サカエムラ”に暮らす青年。秀でた剣の腕前や温厚な人柄から、若いながらも村の中心人物として頼りにされている。村長のアルを、公私ともに支えていきたいと考えている。“サカエムラ”の村長を務める女性で、その責をまっとうしたいと真摯に思っている。長く美しい白髪と、意思の強い瞳の持ち主。舞手としても非凡で、彼女の舞は人々を魅了する。

【スクリーンショット】

『夢想灯籠』 『夢想灯籠』
『夢想灯籠』 『夢想灯籠』


 現在、『夢想灯籠』公式サイトでは、“トラックバック・フェスタ”や“ランダム出現プレゼント企画”、“応援イラスト企画”など、さまざまなキャンペーンや企画が行われている。応援イラスト企画では、みけおうさん、すぎやま現象さん、まりお金田さん、こげどんぼ*さん、桜沢いづみさんというそうそうたるメンバーが応援イラストを寄せているので、ぜひチェックしてみよう。

『夢想灯籠』 『夢想灯籠』
▲みけおうさんのイラスト▲すぎやま現象さんのイラスト

(C)2009 FOG/NIPPON ICHI SOFTWARE INC./BROCCOLI

データ

▼『夢想灯籠』
■メーカー:日本一ソフトウェア
■対応機種:PSP
■ジャンル:AVG
■発売日:2009年3月19日
■価格:通常版 5,040円(税込)/初回限定版 7,140円(税込)
 
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