2009年2月9日（月）

アトラス、3月末で『プリクラ』など業務用ゲーム関連事業を廃止

　アトラスは、2月6日に行われた同社取締役会において、『プリクラ』などの業務用ゲーム関連事業を3月31日で廃止することを決議した。

　廃止する事業の内容は、業務用ゲーム機器の開発、製造、販売。他社コンテンツを活用したカードゲーム機のカードなど、一部の消耗品供給については継続するとしている。廃止の理由について同社は、経営状況の悪化を挙げて「原材料の高騰による開発コストの上昇などから、営業収益が大きく低下」するなど、黒字の見通しが立たないことから決断にいたったとしている。

　今後は「コンテンツ関連分野への積極投資を行い、世界で通用するIP（知的資産）の開発を推し進めるなど、当社の現在の主力事業である家庭用ゲーム関連事業に経営資源を集中させ」ることで業績回復を目指すとのことだ。