2009年2月17日(火)
前回、PC原作版『CHAOS;HEAD』を知らない人のために、あらすじやキャラクター紹介を交えた初心者向けプレイレポートをお届けしたのですが、今回は、Xbox 360用ソフト『CHAOS;HEAD NOAH』となって変更された点や、追加要素などについて詳しく紹介していきます。ちなみに、かなりマニア向けな内容になると思いますので、PC版を未プレイな人は、置いてけぼりになってしまうかもしれないので気をつけてくださいね。……あっ、モチロン、本作の予習のために読んでみてもOKですよ! ……って前回もこんなこと言ってたっけ。ワンパターンでサーセン。
まず、最初に挙げる変更点。それはグラフィックについてです。PC版では画面サイズが800×600の、アスペクト比4:3でしたが、Xbox 360版では1280×720の16:9に変更されています。そしてHDの高画質対応。ささきむつみ氏がキャラクターデザインしたカワイイ絵を大画面で見たい! より美麗なグラフィックのセナしゃんに踏まれながらハァハァしたい……そんなユーザー(と、ごえモン)の要望が、見事にリアルブートされた結果がご覧のありさまだよ! (ほめてるんですよ?)
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| ▲編集部の偉い人の席に置いてある、ハイビジョンTVでプレイしてみる。右下にあるのはPC版『CHAOS;HEAD』のパッケージ(私物)。イベントCGのキメ細かさが写真で伝わりますか? ……ムリですか、そうですか。 |
画面サイズが変更されたことによって、メッセージウィンドウの表示方法も若干変わっております。PC版では、そもそもメッセージウィンドウがなく、画面下部のレターボックスのような黒い縁にテキストが表示されていました。しかしXbox 360版では、イベントCGや通常シーンにかぶさるようにメッセージウィンドウを表示。「それじゃあイベントCGの邪魔になるのでは?」と思う方も当然いらっしゃるかと思いますが、そのあたりはまったく問題なし! システムで、メッセージウィンドウの透過率が設定できますので、100パーセントにして真っ黒にするもよし、0パーセントにしてテキストのみを表示させるもよし。そこは、皆さんの見やすいように調整してください。僕は、ずっとデフォルト設定ですけどね。
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| ▲こちらはPC版の通常画面。イベントシーンなどにかぶさらない形でメッセージが表示。 | ▲Xbox 360版では、レターボックスがなくなり、メッセージウィンドウが絵にかぶさるように表示されます。 |
次に、主人公・拓巳の妄想を暴走させる、本作独自のシステム“妄想トリガー”関連の変更点を紹介していきましょう。まず、パッと見てわかるのが演出の変更ですね。PC版では、画面上部に心電図(?)のような緑と赤の波形が表示され、どちらかをクリックすることで、ポジティブorネガティブな妄想が発動しました。しかし、Xbox 360版では、黒くて丸い、ギザギザしたインターフェースが画面全体に表示されるようになり、発動方法も、LTボタンとRTボタンを使う、非常にわかりやすい仕様に変更されています。
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| ▲こちらがPC版。画面上に、小さーく心電図のような波形があるのですが、クリック連打で読み飛ばしてしまう……なんてこともまれにですがありましたね。 | ▲Xbox 360版では、画面全体にわかりやすく表示されます。LTorRTボタンを押したときの挙動もひと目でわかります。これならば、気づかないで読み飛ばすということもないですよね。 |
そして、PC版ユーザーが待ち望んだ機能をここでお知らせ! それが、テキストスキップの自動解除機能です!! PC版では、テキストスキップを使用すると、妄想トリガー使用シーンがスキップされ、前のセーブデータに戻るはめになる、なんてこともしばしばありました(特に2週目ですね)。なので、「そろそろ妄想始まるかな?」というところで、スキップを解除→手動で読み始める、という少し面倒な仕様でした。しかし! この『CHAOS;HEAD NOAH』では、もう、そんなことは不要なのです!! 妄想トリガー発動前に、自動でスキップが停止してくれるのでガンガンスキップしていきましょう! ……でも、お話もしっかり読んでほしいので、スキップは2週目からにしましょうね。
次に、新規グラフィックと演出の強化について。PC版では描かれなかった、各ヒロインごとのルートが追加されているので、当然新規イベントCGは多数あります。しかし、ここではそんなわかりやすい変更点なんて語りません。PC版をプレイした人間にしかわからない、細かーいところをつついていきますよ!
まずは、主人公・拓巳のフィギュア棚の変更点から。PC版のフィギュア棚には、PC版らしく『吸血殲鬼ヴェドゴニア』のモーラや、『斬魔大聖デモンベイン』のアル、『月光のカルネヴァーレ』のアンナやルナリア、『スマガ』の魔女(エトワール)3人娘、エトセトラエトセトラ……。という、ニトロプラス作品のヒロインたちがところ狭しと飾られていました。が、Xbox 360版ではほとんどいなくなっていて、登場したのは『塵骸魔京』のイグニスだけです(ごえモンが確認した限り)。例の、拓巳がイグニスの剣を踏んで折ってしまい「『塵骸魔京』のイグニスたんがぁー!」と怒り狂うシーンですね。
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| ▲PC版のフィギュア棚はこんな感じです。ニトロプラス作品だけでなく、見たことあるようなキャラクターもちらほら。 | ▲「『塵骸魔京』のイグニスたんの剣がーぁ……!」のシーン。拓巳よ……その気持ち、よくわかるぞ! でも、あたり散らすのはよくないと思います。 |
他にも、優愛が初めて拓巳の部屋を訪れたシーンで「僕は、星来フィギュアは4種類全部そろえているよ」と言っていたのに、どこにも飾られていなかった“星来制服バージョン”、“メイドバージョン”、“水着バージョン”が新たに飾られています(覚醒前バージョンはPC前にあります)。さらに、エンジェルハイロウ装備時のナイトハルトのグラフィックの変更や、拓巳の部屋で優愛との会話時、しばらくすると背景のPCに星来のスクリーンセーバーがかかる、などなど非常に細かい部分の演出が強化されていて、制作陣のこだわりの強さが感じられます。さすが、5pb.&ニトロプラス! オレたちに出来ないことを平然とやってのけるッ!!
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| ▲Xbox 360版では、拓巳が好きだと言っていた“水着バージョン”も見ることができます。なんか、右上の方に馴染み深いキャラクターがいるような……。 | ▲優愛との会話が進むことで、拓巳のPCにスクリーンセーバーがかかります。背景に非常にこだわっている、というのも本作の特徴です。 |
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| ▲エンジェルハイロウ装備時のナイトハルト。本作では、セリフに対する整合性がきちんととられています。 |
PC版は、ほぼ一本道なシナリオ(黒ミサルートもありますが)で、拓巳と梨深がメイン、おまけで七海のお話、という感じの内容でした。しかし、Xbox 360版では“各ヒロインルート”が追加され、シナリオ量が原作の約1.5倍になっています。内容的には、意外なところで“本当に”意外な人物が関わってきたり、ヒロインの過去が明らかとなったり、ヤンデレヒロインに監禁されたり、妄想したり……(これはいつもか)という、実に“『CHAOS;HEAD』らしい”シナリオになっています。
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ここで、ごえモンから新規ルートに入るためのヒントをいくつかお教えしましょう。それは……ズバリ“妄想トリガー”での選択が重要になる、ということ。原作では、一部を除き、妄想トリガーの選択はシナリオに影響しませんでした。しかし、Xbox 360版ではそのようなことはなく、“ポジティブ妄想しか選ばない”、なんてことをやっていると、いつまでも新規ルートに入れません。その他にも……おっと、これ以上はネタバレになってしますので自重します。ちなみに、クリア後には各章の始めから、自由に開始できるようになります。が、新規ルートに入るためのフラグは、け……っと、これも自分の目で確かめてくださいね。ごえモンのように何週もするハメにならないよう、お気をつけて。
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| ▲クリア後には、各章から始められるという親切設計。これもPC版にはなかった機能です。 | ▲これが新規ルートに入るための重要な場面だ! 原作をプレイした方なら、どうすればいいかおわかりになりますよね? |
猟奇的・グロテスク・過激な表現なども魅力な本作。家庭用ゲームとなって、それらがカットされるのでは?……と心配している方もいらっしゃるかもしれません。そこは、さすがCERO:Z(18才以上のみ対象)ということで問題なし(PC版は15才以上推奨)。拓巳のオタク発言や、少しエッチなネタ、ニュージェネ事件の画像、過激な表現、そしてアニメ版ではカットされてしまった“将軍からの贈り物”も全部ノーカットです。
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| ▲こんな画像も。 | ▲あんな画像も。 |
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| ▲これも。 | ▲どれもがノーカット! |
この手のゲームの場合、CGの変更やセリフが変わったりと、コンシューマ移植によって得るものよりも、失うものの方が大きいのですが、本作では新規・追加要素しかありません。さらっと言ってますが、これってかなりスゴイことですよ! なので、原作をプレイしていない人はモチロンのこと、原作をかなりプレイしたよ、という方にもオススメできる内容になってます……が、個別ルートに入ってからのプレイ時間は、少し短めな印象を受けました。1週目の要領で考えていると、肩透かしをくらうかも。また、各ルートが追加されたからといっても、各キャラクターとの甘~い恋愛ストーリーが描かれるわけではありません。あくまで、『CHAOS;HEAD』ですから、ギャルゲーではないのであしからず。あと、今回まったく触れませんでしたが、OP曲&ED曲、ファンタズムの歌、新規ルートのEDで流れる各キャラクターソングなど、新曲が目白押しとなっているところも注目ですね。
というわけで、ユーザーの要望がリアルブートされた、本作のプレイレポートもお別れの時間がやってきました。次回の『CHAOS;HEAD NOAH』応援企画は、本作のプロデューサーインタビューをお届けします。皆さん、ぜひ読んでみてください! それから、『CHAOS;HEAD NOAH』応援ページの方も引き続きよろしくお願いします。
(C)2008-09 5pb./Nitroplus/RED FLAGSHIP
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