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2009年2月20日(金)

『能登麻美子 Style』発売にあたり能登さんからコメントが到着

文:電撃オンライン

 DVD『地球NOTE presents「能登麻美子 Style」』とCD『能登麻美子 地球NOTE 新OPテーマ曲「海に、そして宙(そら)に」』が、3月25日にそれぞれ発売される。この発売にあたり、声優の能登麻美子さんからコメントが届いた。

 『能登麻美子・地球NOTE』は、文化放送が運営するデジタルラジオチャンネル『超!A&G+』内で放送中のラジオ番組。発売されるDVDとCDは、このラジオ番組の関連アイテムとなる。DVDには、番組のコンセプト“地球と身近な自然”をテーマに、能登さんが自然豊かな場所を訪れドキュメンタリータッチでレポートする映像が収録されている。

『能登麻美子 Style』

 今回能登さんが訪れたのは、沖縄の西表(いりおもて)島。能登さんによるレポート映像&ナレーションはもちろん、12人の女性の生き方を描いた番組内の人気コーナー“female~12章”を映像化し、能登さんが声を担当したモノローグドラマも収録される。CDには、ラジオ番組の主題歌などが収められている。

 能登さんのインタビューを掲載するので、ぜひご覧いただきたい。

――まずはラジオ番組『地球NOTE』について、ご紹介をお願いします。

能登さん:“地球の中の豊かな自然”を見つめ、そこに根ざす物語を音楽とともに紹介させていただく番組です。その物語の入り口は、人や動物、建物、世界遺産と、毎回いろいろと変わります。私自身、原稿をいただくのがとても楽しみで、いただいてから読み進めていくとすごくおもしろくて……。今まで紹介をさせていただいたどの土地も、どの物語も印象に残っています。

――その中で、特に能登さんの印象に残ったエピソードやオススメするエピソードを1つ、お願いできますでしょうか?

能登さん:なかなか1つに絞るのは難しいんです……。インドですとか、フィンランドですとか……変わった切り口から入ったニューヨークのセントラルパークの回もとても印象に残っていますし、日本の白神山地とかも印象的ですし。本当に、1つに絞れていませんね(苦笑)。ただ、個人的な感情で言いますと、第1回のアラスカでしょうか。この回は、アラスカの写真を撮られていた星野道夫さんという方を入り口として、紹介をさせていただきました。ずっと尊敬してきた大好きな方の軌跡を追うことができて、とてもうれしかったです。

――ラジオ番組中では、ナレーションに加えて、ご自身の感想やさまざまなイメージをお話されていますが、これはどのようなところからイメージを作られているんでしょうか。

能登さん:私、ドキュメンタリー番組が大好きなので、そこで考えていたことですとか、以前に見て印象的だった写真などから、番組につながるものがあればお話をさせていただいています。あとは、書いてくださった作家さんの文章から情景を想像して自分が思うこと、感じることを言葉にさせてもらっています。

――なるほど。今、お話をお伺いしていて感じたのですが、自然をテーマにしたこういう番組自体、すごくお好きなんですね。

能登さん:(笑顔で)はい、たまらなく大好きです。

――今回、実際にレポートする現地(西表島)へ行かれてみて、いかがでしたか?

能登さん:もう……本当に、その土地にいることができた時間すべてが自分にとっての宝物です。豊かな自然の中に身を置けたことはもちろんですが、そこで生活されている方々と交流をさせていただく中で、自然とのかかわり方を自分の肌を通して体験できたことは、何よりも大きかったと思います。あと、島に行った初日が鉛色の雲と言いますか、お天気が悪かったんですが、その次の日から晴天になりまして。「お天気の変化でここまで変わるんだ……」と思うくらい、島の印象が違ったことにはびっくりしました。

――そんなに……。

能登さん:はい。晴れた時の島の緑の色とか、海の色、夕景もまったく違っておもしろかったです。

――島ではカヤックにも初挑戦をされたとか。

能登さん:ピナイサーラという滝までの移動中、20~30分くらい漕いだでしょうか。1人乗りのカヤックに、「転んで転覆したらスミマセン」と言ってから乗りました(笑)。あ、そうだ……、カヤックに乗ると、すごく目線が低くなるんです。ちょうど一番潮が引いていた時でしたので、木々の根元くらいの目線になったのには、不思議な感覚でした。

――それこそ、地面に寝そべるような目線でしょうか?

能登さん:えぇ、そうです。普段とはまったく違う目線で……。今回はさまざまな体験をしましたが、目線が変わることによって見えるものも変わる、そういうおもしろさを感じることが多かったです。森の中で偶然屈んだ時に「見えるものが全然違いますね」とお話したところ、「それは猪などの獣目線なんです」って教えていただきました。

――目線の違いで変わる景色……ですか。

能登さん:それが皆さんに伝わるといいなと思っています。映像には、私がご紹介させていただいているところに加えて、私の目線ということでカメラに収まっている景色もたくさんありますので、私を通して、皆さんが西表島の出来事を体感していただけるとすごくうれしいです。

――それでは、DVDをご覧になる方へメッセージをお願いします。

能登さん:日常とは違う雰囲気を通じて、リフレッシュしていただいたり、エネルギーをチャージしていただいたりできれば幸いです。そのつなぎの役として私がいることができたらと思っています。

――最後にラジオ番組についてメッセージをいただけますでしょうか?

能登さん:さまざまな土地の物語を語らせてもらっていますので、一緒にそこに行っているような雰囲気を感じていただければと思っています。そして、その時間を通じて、日常の感覚を少し脇に置いてちょっとだけ安らいだり気分がよくなったりして、次の日に生活につながる何かを受け取っていただければ、こんなにうれしいことはありません。そんな風にこの番組が存在しているのであれば、幸いです。

(C) 2009プロジェクト地球NOTE
(C) 文化放送

データ

▼『地球NOTE presents「能登麻美子 Style」』
■発売・販売元:マリン・エンタテインメント
■品番:MESV-0001
■発売日:2009年3月25日
■価格:4,500円(税込)
▼『能登麻美子 地球NOTE 新OPテーマ曲「海に、そして宙(そら)に」』
■発売・販売元:文化放送
■販売協力:マリン・エンタテインメント
■品番:QRAG-0004
■発売日:2009年3月25日
■価格:1,500円(税込)

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