News

2009年3月4日(水)

1人じゃないから恐怖に立ち向かえる! 『バイオハザード 5』体験レポートを掲載

文:電撃オンライン

 カプコンから3月5日に発売されるPS3/Xbox 360用A・AVG『バイオハザード 5』のメディア向け先行体験会が、カプコン東京支店で行われた。

 『バイオハザード 5』は、人気アクションAVG『バイオハザード』シリーズの最新作。『バイオハザード 4』後のストーリーが描かれ、プレイヤーは各地で起こるバイオテロに挑むことになる。そんな本作の体験レポートを以下に掲載する。

 本作は章立てで、現在出ているChapterをクリアすると次のシナリオをプレイできるようになる。プレイ中に登場するお金があれば、ブリーフィング中に銃器を改造したり、回復アイテムを購入したりできる。弾薬だけは購入できないが、パートナーが近くにいれば互いに受け渡し可能なので、自分が所持していない武器の弾薬を手に入れたら積極的に渡したほうがいいだろう。

 今回の体験会で遊んだのは、本作の魅力の1つであるCo-op(協力)プレイ。操作できるのはクリス・レッドフィールドとシェバ・アローマで、オンラインに接続してホストとなったプレイヤーがクリスを、参加した方のプレイヤーがシェバを操作することになる。2人は能力にこそ差はないが、敵との戦闘中に出せるアクションが異なるということだ。

 シナリオに関しては実際のプレイで楽しんでいただきたいため、今回はCo-opプレイで印象深いシーンを書き記していく。筆者が本作をプレイした後、真っ先に浮かんだのは、住人たちに襲われたシーンのHELPコマンドだ。襲われていないパートナーがアクションボタンを入力するか、銃火器を使い援護することで、ダメージを未然に防ぐことができる。本作では前作以上の数の敵が画面に登場する。囲まれた際は、互いの援護が重要となるだろう。

序盤の舞台となるキジュジュ自治区。街は異様な雰囲気に包まれている。
クリスとシェバに迫る住人たち。足や頭をハンドガンで打てば体勢が崩れ、そのスキにアクションボタンを押すことで弾薬を使わずにダメージを与えられる。とはいえ、相手の数が多い時は素直に銃器に頼ったほうがよさそうだ。

 続いて、洞窟のようなステージをプレイ。光が差し込まない洞窟内では、どちらかのプレイヤーが投光器を使用して、灯り役をする必要がある。進行方向を照らしながら進むと、暗闇の中に敵の姿が見えた。敵はこちらに気がついていないようだが、投光器を持ったままでは攻撃ができないので、パートナーが援護することに。今回はプレイヤー同士が同じ部屋にいたため、声を掛け合いプレイすることができた。ただ本来は、ボイスチャットを使わなければ相手に声が届かない。ボイスチャットを使わないのであれば、相手に「回復アイテムを使うから近寄って」などのメッセージを送るという手もある。

クリスとシェバはゲーム中でインカムを付けている。より円滑なプレイをするため、そして雰囲気を味わうためにも、ボイスチャットを使ってプレイするのがいいだろう。
スナイパーライフルを使って敵の数を減らしておき、パートナーを進めさせるようなシーンもある。ライフルは手振れによって細かく揺れるため、狙いを付けるのにも一苦労だ。

 そして、シリーズで毎回頭を悩ますボスとの戦闘を体験した。触手で覆われた異形のクリーチャーと、コウモリのような顔と翼を持つクリーチャーは、かなり体力があり多量の弾薬を消費してしまったのだが、弱点部位を攻撃したり、ステージにある仕掛けをうまく使ったりすることで、もっとラクに倒せるかもしれない。

ボスとの戦闘は、一筋縄ではいかないもの。しかし、ボス戦闘やステージ中にゲームオーバーとなってしまっても、途中にあるチェックポイントから再開できる。なお、ゲームオーバーによるデメリットはないので、死んでしまっても安心。

 『バイオハザード』シリーズならではのギミックやトラップも多数存在する。今回の体験会では、一定間隔で放射されるレーザーのような熱線を避けながら進むマップや、熱線を目的の対象物に当てるために鏡を動かす仕掛けをプレイできた。一度のプレイで攻略することは難しいかもしれないが、友だちと考えたり、周りを細かく観察したりすれば道は開けるだろう。

パートナーと力を合わせて難局を乗り切るのが特徴のCo-opプレイ。ネットワークにつなげば、見知らぬプレイヤーと運命をともにするおもしろさを体験できる。
新たな画像も公開されたのであわせて掲載する。どこかの施設のような画像があるが、一体どこなのだろうか。
壁には激しいキズが見える。爪で削られたような跡は、シリーズに登場したハンターやリッカーの攻撃を連想させるが……。

 基本操作などは『バイオハザード 4』をベースにしているが、グラフィックの向上、さらにリアルになったキャラクターの動き、アイテムを使用する際にも時間が止まらないなど、さまざまな面で大きく進化している本作。驚きと興奮が止まらず、筆者はプレイ後、やや放心状態になってしまったほど。

 オンラインにつなげば、世界中のプレイヤーとゲームを楽しめるが、オフラインでも画面2分割による協力プレイを体験できる。そして、シリーズのクライマックスへと進行し盛り上がりを見せるシナリオ、人間の絆を描いたテーマと、内容もとにかく盛りだくさん。シリーズファンはもちろん、シリーズを体験していないものの本作に興味を抱いている人にも、間違いなくオススメできるソフトだ。

(C)CAPCOM CO., LTD. 2009 ALL RIGHTS RESERVED.

データ

▼『バイオハザード 5』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PS3/Xbox 360
■ジャンル:A・AVG
■発売日:2009年3月5日
■価格:8,800円(税込)
 
■PS3『バイオハザード 5』の購入はこちら
Amazon
 
■Xbox 360『バイオハザード 5』の購入はこちら
Amazon
▼『バイオハザード 5 Deluxe Edition』
■メーカー:カプコン
■対応機種:Xbox 360
■ジャンル:A・AVG
■発売日:2009年3月5日
■価格:8,800円(税込)
※数量限定仕様、サントラCD“セレクショントラック”同梱
 
■『バイオハザード 5 Deluxe Edition』の購入はこちら
Amazon
▼『バイオハザード 5 LIMITED EDITION』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PS3/Xbox 360
■ジャンル:A・AVG
■発売日:2009年3月5日
■価格:12,800円(税込)
※“e-CAPCOM”限定発売
▼『PLAYSTATION3 バイオハザード5 プレミアム リミテッド BOX』
■メーカー:カプコン
■発売日:2009年3月5日
■価格:48,980円(税込)
▼『Xbox 360 バイオハザード5 プレミアムパック』
■メーカー:カプコン、マイクロソフト
■発売日:2009年3月5日
■価格:34,800円(税込)

関連サイト