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2009年3月12日(木)

しょこたん&若本ファン必見の情報も! 『スカシカシパンマンDS』インタビュー

文:電撃オンライン

 現在好評発売中のDS用ソフト『スカシカシパンマンDS 「しょこたん」こと中川翔子プロデュース(以下、スカシカシパンマンDS)』。本作を制作したインターチャネル・広報の山口知子さんにインタビューを行った。

 『スカシカシパンマンDS』は、中川翔子さんが考案したキャラクター・スカシカシパンマンを題材としたミニゲーム集。本作では、“女性をスカシ穴から透かし見る”、“ただの変態”といったきわどいプロフィールを持ったスカシカシパンマンが、中川さん演じるヒロイン・エイ子とともに、“すべて集めると願いがかなうジュエルを探す”というストーリーが展開される。

 以下に、山口さんのインタビューを掲載するのでご覧いただきたい。

『スカシカシパンマンDS』インタビュー

■「“しょこたんぶろぐ”を見て研究しました」

『スカシカシパンマンDS』インタビュー

──まず、スカシカシパンマンというキャラクターをモチーフにしたゲームを作成するにあたり、ミニゲーム集にした理由を伺えますか?

山口知子(以下、山口):中川翔子さんの「くだらないゲームを貪欲に詰め込んでほしい」という要望がきっかけですね。そこから「どうせなら今あるゲームのジャンルをすべて網羅しよう」ということになり、アレコレと詰め込んでいった結果、今の40種類のゲームが楽しめるミニゲーム集という形になりました。

──「ゲームのジャンルをすべて網羅」というのはすごいですね。特に気に入っているミニゲームはありますか?

『スカシカシパンマンDS』インタビュー

山口:個人的には、“長ネギの白刃取り”というゲームが大好きです。背景に炎があってシリアスなイメージなのに、止めるのは長ネギというギャップがとてもおもしろいと思います。あと、“海底温泉”という横スクロールのACTがあるのですが、このミニゲームには中川さんがご自身のブログに使ったイラストをそのまま利用しているので、中川さんのファンにはぜひ一度見てもらいたいですね。

──本作は中川さんが監修したとのことですが、中川さん発案のミニゲームはありますか?

山口:中川さんから「セミの抜け殻を髪にはり付けたい」という要望があり、セミの抜け殻を投げつけるダーツのようなゲームが生まれました。普通の人は付けないと思うので、こういったミニゲームは独特なセンスを持った中川さんじゃないと思いつかないんじゃないかと思います(笑)。

──制作にあたって苦労したところやこだわった部分などはありますか?

山口:楽しく制作できたので、苦労したという印象はありません。ただ、タイトルにも中川さんの名前が付いていて、中川さんのファンが興味を持つのではないかと思ったので、そういった人にも楽しめるように、“しょこたんぶろぐ”を見ていろいろと研究しました。そこから引っ張ってきたネタも結構ありますので、中川さんのファンはチェックしてみると意外なネタがあるかもしれません。

■「ツッコミを入れながらプレイしてほしいです(笑)」

──本作の大まかな流れを教えてください。

山口:アニメのように1話、2話といった感じでストーリーが進行していきます。各話ではジュエルを探して街の中を移動することになるのですが、街のあちこちにはスカシカシパンマンと敵対する怪人の仕掛けた罠(ミニゲーム)があり、それをクリアすることで次の話に進めるようになります。

──ミニゲームは40種類ということですが、40話まであるのでしょうか?

山口:いえ、全部で7話です。1話の中にミニゲームが6~7個あり、自分の好きな順番でクリアしていくという感じですね。

──プレイ時間はどのくらいでしょう?

山口:単純にクリアするまでで、大体10時間前後です。ただ、1話クリアするごとに、プレイ済みのミニゲームを単独で遊べるようになり、その時に難易度が選べるようになります。なので、高難易度でのやりこみ要素を考えると、さらに長く遊ぶこともできますよ!

──ちなみにミニゲーム1つあたりのプレイ時間はどのくらいでしょうか?

山口:最短ですと、本当に数秒で終わります(笑)。プレイ時間が10秒未満のゲームも結構あるので、電車の待ち時間などでも気軽にプレイできると思います。ただ、電車の中だとつい吹き出してしまうかもしれないおバカな要素も満載なので、1人でストーリー展開などにツッコミを入れながらプレイしてほしいですね(笑)。

──本作は、最大で2人同時に遊ぶことができるとのことですが、具体的にどんなことができるでしょうか?

山口:対戦プレイです。例えば、ぞうきんがけレースではゴールするまでのタイムを、潮干狩りではどちらが多くの貝を集められるかを競い合うことができます。個人的に白熱すると思うのが、伝票を押し付け合うゲームですね。DSのマイク部分に息を吹きかけて、相手側に伝票を飛ばすんですよ。地味ですが、かなりアツくなりますよ(笑)。

■「つねに何かしゃべっているといった感じです」

──ミニゲームの総数は“40種類+α”とのことですが、“α”について教えてください。

山口:ゲーム中にはカプセルトイのような物が登場し、そこで中川さんやスカシカシパンマンの声を演じている若本規夫さんのおもしろボイスやイラスト、ミニゲームが有利になるアイテムなどを集めることができます。そこが“α”の部分ですね。

──ボイスやイラストは、ゲーム中で使われたものが、“アルバムモード”のような感じで楽しめるのですか?

山口:いえ、ゲーム未収録のものも結構あります。中川さんも若本さんも、ボイス収録の際にこちらの要望になかったようなセリフまで、自分で考えてアドリブで入れてくれたのですが、残念ながら容量の都合ですべてを使用することはできなかったのです。そういったセリフを、ここで聞くことができます。中にはかなりレアなものもありますよ。

──ボイスは、どのくらい収録されているのでしょうか?

山口:カプセルトイに入っているものだと、中川さんと若本さんでそれぞれ40種類くらいずつ、ゲーム全体だと約380種類あります。プレイ中は常に何かしゃべっているといった感じですね。

──中川さんや若本さんのファンにはうれしい数ですよね。

山口:メインユーザーも、おふたりのファンを想定しています。ただ、シンプルなゲームが多く、子どもから大人まで誰でも楽しめると思うので、そういった意味では全員が対象ですが(笑)。

──それでは、最後に読者に一言メッセージをお願いします。

山口:中川さんプロデュースということで、本当に貪欲なまでにいろんなゲームが詰まったミニゲーム集になっています。くだらないけれど、絶対楽しめる内容になっているので、ぜひ一度プレイしてみて、そのくだらなさを楽しんでください。また、公式サイトの方も充実していまして、Webでしか見られない動画もあります。多少なりともゲームの印象が伝わると思いますので、チェックしてもらえるとうれしいです。

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データ

▼『スカシカシパンマンDS 「しょこたん」こと中川翔子プロデュース』
■メーカー:インターチャネル
■対応機種:DS
■ジャンル:ETC
■発売日:2009年3月5日
■価格:5,040円(税込)
 
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