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2009年3月11日(水)

4月発売の『MHG』CM出演者が明らかに! 『モンスターハンター』5周年パーティ

文:電撃オンライン

 人気ハンティングゲーム『モンスターハンター』が本日3月11日で5周年を迎えたことを記念して、都内の青山ベルコモンズで“モンスターハンター 5周年アニバーサリーパーティ”が開催された。


 『モンスターハンター』シリーズは、ハンターを操作して巨大なモンスターを狩猟し、そのモンスターの素材を使って武具を作成していくアクションゲーム。2004年3月11日に発売されたPS2『モンスターハンター』が社会人などを中心にヒットし、PSP『モンスターハンターポータブル』が発売されたのを皮切りに、学生や中高生などに受け入れられ、その後さらにユーザー層が拡大した国民的人気タイトルだ。

 イベントでは、今後行われるさまざまなプロジェクトが次々に紹介された。以下に掲載していく。

■モンハン部やオーケストラ、グッズ情報

 カプコンの辻本良三プロデューサーは、シリーズファンのためにケータイ用コミュニティサイト・モンハン部を設立することを発表した。「ファンとこのシリーズを盛り上げて行きたいです」と設立理由を語るとともに、活動内容を公開した。詳細は本日のニュース記事を参照してほしい。辻本プロデューサーによれば、イラストコンテストもこのサイトで行い、優秀作品は『モンスターハンター ハンティングカード(以下、MHHC)』のプロモーションカードとして使用するとのことだ。

カプコンの辻本プロデューサーは、モンハン部の設立を宣言。「モンハンファンと一緒に作る、モンハンファンのためのコミュニティ」ということで、モンハンカレンダーや生態研究などのコーナーが用意されている。

 続いて、オーケストラコンサートの情報が公開された。本日から、プレイガイド・イープラスで先行抽選販売がスタートしており、3月28日からイープラス・ローソンチケットで一般販売が行われる。どうやら、素敵なお土産が用意されているだけでなく、コンサートオリジナルグッズも制作中とのことなので楽しみにしておこう。

指揮者にふんしたアイルーのイラストが愛らしいモンスターハンターオーケストラ。楽曲『英雄の証』を演奏するオルゴールが新作グッズとして発売されるとのこと

 「このシリーズは音にもこだわっています」と話す辻本プロデューサーは、『モンスターハンター3(トライ)(以下、MH3(tri-))』に使用する楽曲を、チェコのプラハでのオーケストラを収録してきたことを明かした。またモンスターのボイスを録るために、「アニマルタレントの鳴き声も収録しました」とのこと。鳥やトラ、セイウチ、ヘビなどさまざまな動物のボイスを収録したようだが、中でも苦労したのはワニなのだとか。収録に臨んだ時期はワニが鳴きにくい時期だったようで、大変だった様子。

チェコでのオーケストラの模様や、アニマルタレントのボイス収録時の映像が公開された。困難続きだったようだが、その甲斐あっていい音に仕上がっているとのことなので、プレイする際は音にも耳を傾けてみては?
さらに5周年を記念したグッズも多数発売される。その中でも辻本プロデューサーが「カッコいいでしょ!」と興奮しながら紹介したのは、『モンスターハンター5周年記念スカジャン』。背中には飛翔するリオレウスのイラストが! 会場にも展示もされており、人目を引いていた。

■『モンスターハンターG』や『モンスターハンター3(トライ)』最新情報

 次にステージに姿を見せたのは、PSP『モンスターハンターポータブル 2nd G(以下、MHP 2nd G)』の発売を記念したカウントダウンイベントに登場して以来、モンスターハンターフェスタ’08などに登場しているハンターさん。ハンターさんは、4月23日に発売されるWii『モンスターハンターG』TV-CMに出演しているスペシャルゲストとともに会場に駆け付けたということで、そのゲストを呼ぶことに。どこからともなく、自宅や村にいるプーギーをあやす音楽が流れ始め、ハンターさんもおなじみのポーズと手拍子を。すると、ステージ脇からプーギーさんとアイルーさんが登壇。『モンスターハンターG』のTV-CMに出演するのは、この2人(?)ということが明らかにされた。

ハンターさんの手拍子で登場したのは、プーギーさんとアイルーさん。初ステージに緊張したのか、報道陣のフラッシュがまぶしかったのか、2人(?)ともかなりおとなしかった。
TV-CM収録時の様子も公開された。辻本プロデューサーは「撮影に時間はかかりましたが、いい絵が録れました。現在編集しているので放送をお楽しみに」と笑顔でコメントした。

 また、ハンター諸氏が気になるオンライン接続時のプレイ料金の説明も。Wiiポイントを使用して決済することはこれまでにお伝えしていたが、その価格が公開となった。オンラインに接続しプレイを楽しむには、Wiiポイントを使ってハンティングチケットを購入する必要がある。チケットは、30日券(800Wiiポイント)、60日券(1,500Wiiポイント)、90日券(2,000Wiiポイント)の3種類が用意されており、長い期間ほどお得になる仕組みだ。詳細はこちらのニュースを参照してほしい。

 次いでステージに呼ばれたのは、世界観監修を行っている藤岡要ディレクター。『モンスターハンターG』に収録されている体験版を使い、『MH3(tri-)』の操作説明を行った。『MH3(tri-)』には、Wiiリモコンとヌンチャクを使う“フリースタイル”の他に、クラシックコントローラを使った、“クラシック操作1”“クラシック操作2”が存在。クラシック操作1は、ボタンを押すことで武器を操作するケータイハード用の操作で、クラシック操作2は、スティックを使う据置ハード用の操作だ。藤岡ディレクターの口からは「最初の『モンスターハンター』を開発している時はアナログ感を出そうとしていました。特殊な操作を入れたかったんです」と当時を振り返えるコメントも飛び出した。

 最後に藤岡ディレクターは、「一番体になじんだものを使ってもらいたく3タイプの操作を用意しているので、好きな操作を選んで遊んでほしいです」とメッセージを送った。

体験版のクルペッコ討伐クエストを使い、クラシック操作の1と2を実演する藤岡ディレクター。開発スタッフもスティックがあると動かしてしまうようで、「しばらくプレイしていなくても体が覚えていました」と笑いながらコメントした。
会場には、スターターパックに同梱された限定のクラシックコントローラが展示されていた他、『MH3(tri-)』体験版の試遊台が設置されていた。
最後に『MHHC』の情報も飛び出した。3月14日に第3弾ブースターパックが発売され、第4弾が夏に、第5弾が秋に、第6弾が冬に発売されることが明かされた。さらに、“公式大会’09春スプリングツアー・紅蓮(ぐれん)の皇帝”が開催。勝ち残り形式の“ガンスリンガーバトル”やルール体験会“ティーチング”、開発チームに挑戦する“エキシビジョンバトル”が君の挑戦を待っている。

■ビデオコメントも公開されたゲストタイム

 5周年企画として、さまざまなものが用意されているという『モンスターハンター』。その中の1つに人気アーティストのSEAMO(シーモ)さんがかかわっているものもあるのだとか。会場では、SEAMOさんからのビデオコメントが公開された。口下手なアーティストだったSEAMOさんは、『モンスターハンター』を通じて知り合いを増やせたということで、感謝していると話した。そんなSEAMOさんがどういった形でかかわってくるのかは明かされなかったが、『モンスターハンター』が好きなアーティストの協力ということで期待しておいて、間違いないだろう。

自身の曲だけでなく、さまざまなアーティストとのコラボレーションも活発に行っているSEAMOさん。「アーティストには口下手な人が多いんですが、このゲームを通じて仲よくなれた人が大勢います」とビデオコメントを公開した。

 続いて登壇したのは、お笑いコンビ・麒麟の川島明さんとネゴシックスさん。よしもとゲーム部として『MHP 2nd G』をかなりプレイしている2人だが、まだ『MH3(tri-)』には触っていないのだとか。せっかくの機会なので『MH3(tri-)』体験版をプレイすることに。時間の都合で1人しかできないということで、じゃんけんで勝ったネゴシックスさんが挑戦した。辻本プロデューサーが「10分でクルペッコを討伐できたら、何かあげますよ」と話したことで、盛り上がるネゴシックスさんであったが、クルペッコの攻撃で燃やされたり、リオレイアも呼ばれるなどして、なすすべなくキャンプに送られ、タイムアップに。しかし、かなりおもしろかったようで「熱くなって、汗かきましたよ!」と大興奮であった。

大剣を使い、クルペッコ討伐に挑んだネゴシックスさん。鳴き声を使ってリオレイアを呼んだクルペッコに対して川島さんが「1コ上の先輩を呼んだみたいな感じですか?」と突っ込むと、「そんなやつ、どこにでもいるよね」と応えたが、2頭のモンスターに攻撃を受け、力尽きていた。

 ここで、『モンスターハンター』5周年記念ケーキが運ばれることに。辻本プロデューサーに藤岡ディレクターに加えて、一瀬泰範ディレクターと小嶋慎太郎プランナー、そして“モンスターハンターフェスタ’08”決勝大会で、日本最速ハンターとなった、もうゲネポの2人がユーザー代表として加わり、6人で火を吹き消し、5歳の誕生日を祝った。

一瀬ディレクターと小嶋プランナーに加え、最速ハンター・もうゲネポの2人も加わり、5周年記念ケーキに点灯されたロウソクを吹き消した。ケーキはしばらく展示された後、会場に集まった報道陣や関係者にふるまわれた。

 最後に、開発スタッフから5周年を迎えた現在の心境・メッセージが公開されたので、掲載する。

小嶋プランナー:7年間、『モンスターハンター』を作り続けてきました。ゲーム以外にも、ユーザーの方が喜んでもらえるような仕掛けを提供してきて、現在があると思います。これが10年になるように頑張っていきます。

一瀬ディレクター:据え置きハードだった時は社会人が中心で、携帯機になり学生が増え、そして世代を越えて楽しめるようなタイトルになりました。さらにもっと、『モンスターハンター』を根付かせていけたらと思います。

藤岡ディレクター:あっという間に5年が経ちました。こうやって皆に祝ってもらえるようなタイトルになったことをうれしく思います。しかし、まだ5年です。ここから大きく育っていくことを望んでいます。

辻本プロデューサー:5年で6タイトルをリリースするという短いスパンで出してきましたが、まだまだ開発は続けていきます。いろいろな人に協力してもらい、ここまでこれたタイトルです。5年間ありがとうございました。そして今後もよろしくお願いします。

5周年を迎えた心境を語る4人。左上から小嶋プランナー、一瀬ディレクター、藤岡ディレクター、辻本プロデューサー。

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■“モンスターハンター5周年記念オーケストラコンサート ~狩猟音楽祭~”概要
【開催日】2009年5月6日
【会場】東京芸術劇場大ホール
【公演時間】
 ・昼公演……ロビー開場 11:00/ホール開場 12:00/開演 13:00
 ・夜公演……ロビー開場 16:30/ホール開場 17:00/開演 18:00
【料金】(※全席指定)
 ・SS席 7,800円(税込)
 ・S席 6,800円(税込)
 ・A席 5,800円(税込)
【主催】カプコン
【制作】ハーモニクス・インターナショナル
※詳細は『モンスターハンター』ポータルサイトで公開中

データ

▼『モンスターハンター3(トライ)』
■メーカー:カプコン
■対応機種:Wii
■ジャンル:ACT
■発売日:2009年夏予定
■価格:未定
▼『モンスターハンターG』
■メーカー:カプコン
■対応機種:Wii
■ジャンル:ACT
■発売日:2009年4月23日
■価格:通常版 3,990円(税込)/スターターパック 5,240円(税込)
 
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▼『モンスターハンターポータブル 2nd G PSP the Best』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PSP
■ジャンル:ACT
■発売日:2008年10月30日
■価格:3,140円(税込)
 
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