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2009年3月17日(火)

森林都市となった東京を舞台に、TVアニメ『シャングリ・ラ』4月5日戦闘開始!

文:電撃オンライン

 TVアニメ『シャングリ・ラ』が、4月5日からチバテレビ他で放送スタートとなる。

 『シャングリ・ラ』は、角川書店から刊行されている池上永一さん原作の同名小説をアニメ化した作品。物語の舞台は、地球温暖化防止のため、森林都市に生まれ変わった東京。そこには、タワー状の積層都市アトラスに住む特権階級と危険なジャングルと化した地上に住む庶民との間に格差が生じていた。身勝手な森林化を進める政府に対し、武装ゲリラを率いて反旗をひるがえす18歳の少女・國子の戦いが描かれる。

 監督は『鉄腕バーディー DECODE』などさまざまなアニメで絵コンテを手掛け、本作が初の監督となる別所誠人さん、シリーズ構成は『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』などの大野木寛さんが担当。クリエイティブ・プロデューサーとして、別所さんと同じく『鉄腕バーディー DECODE』などで絵コンテを担当したもりたけしさんも参加している。キャラクターデザインはイラストレーターの村田蓮爾さんが手掛ける。アニメーション制作は、『鉄のラインバレル』や『ドルアーガの塔』などのGONZOとなっている。

 本作のオープニングテーマ『キミシニタモウコトナカレ』を歌うのは、1月にリリースされたオリジナルミニアルバムがオリコンチャート初登場2位に入るなど、今勢いのあるアーティスト・May’nさん。CDは5月6日に発売される予定なので、こちらもあわせてチェックしておこう。

 続いて、本作のキャラクターの設定画や場面写真などを掲載するので、ご覧いただきたい。

■ ストーリー ■

 貨幣経済が崩壊し、“炭素経済”という新しい経済が支配する東京。しかし、そこは理想郷(シャングリ・ラ)ではなかった……。

 二酸化炭素削減のため“東京”は熱帯都市へと変貌(ぼう)した! 一面の森となった東京で、特権階級はタワー状の積層都市“アトラス”に住み、庶民は地上でスコールと地盤沈下の脅威におびえ生活していた。

 危険なジャングルと化した森で武装ゲリラを率いる18歳の主人公・北条國子(ほうじょうくにこ)は、誰もが幸せに暮らせる未来を手に入れるため、カーボンファイバーでできた巨大ブーメランを手に立ち上がる。庶民を置き去りにした一方的な“森林化”を進める政府に対して、真っ向から戦いを挑む國子。彼女の願いの行方は……!?


■ 登場キャラクター ■

 本作の登場キャラクターの設定を掲載する。大野木さんによる、キャラクターたちの性格を“石橋を叩いて渡る”のことわざにたとえた独特の設定もぜひご覧いただきたい。また、モモコとミーコのオカマキャラクター2人はキャストが公開されていない。こちらは第1話の放送終了後に、声優を当てるクイズ企画が実施されるので、第1話を見る時はこの2人の声にも注目するといいだろう。企画の詳細などは、公式サイトを参照のこと。

北条國子美邦(みくに)
『シャングリ・ラ』 『シャングリ・ラ』
▲反政府を掲げる武装ゲリラ組織“メタル・エイジ”を率いる18歳の若き次期総裁。いつもセーラー服を着ており、天才的な身体能力と持ち前の勘で何事にも前向きでぶつかっていく。(CV:高橋美佳子) ※石橋でなくとも、叩かず走り抜けるタイプ。▲“トリプルA”ランクの特権階級を持つ8歳の不思議少女。たくさんの従者たちを従えて牛車で移動している。太陽の光を浴びることができない病に侵されている。(CV:有賀由衣) ※石橋は叩いても渡らない。

石田香凛(いしだかりん)草薙国仁(くさなぎくにひと)
『シャングリ・ラ』 『シャングリ・ラ』
▲経済炭素予測システム“メデューサ”の生みの親の1人で、10歳にして“メデューサ”を操り、マネーゲームを繰り広げる。世の中お金がすべてだと思っている天才カーボニスト少女。人と会うのを極端にいやがり、モニター越しの会話でもクマのぬいぐるみをモニターに写し、自分は姿を現さない。(CV:井口裕香) ※石橋は渡らない。人と会う可能性があるから。▲陸軍少尉。メタル・エイジを執拗に追い詰める。普通の家庭で育つが頭はよく、根っからの正直者で、言動が青くさいところがある。(CV:石井真) ※石橋は遠くから観察して石橋だと判断したら一気にかけぬける。

モモコ鳴瀬涼子(なるせりょうこ)
『シャングリ・ラ』 『シャングリ・ラ』
▲グラマーなニューハーフで永遠の28歳。身体能力が高く、異常な美貌と異常な戦闘能力を誇る。ニューハーフパブ“熱帯魚”を復活させる夢がある。國子の育ての親。(CV:?) ※石橋なんか叩いたことも食べたこともない。▲アトラス公社の最高責任者。Z4(ゼットフィーア)という部下を従え國子たちに立ちはだかる。(CV:五十嵐麗) ※石橋は人を渡らせる。もし落ちたら、その愚かさを笑う。

小夜子(さよこ)
『シャングリ・ラ』
▲常に冷静沈着な判断を行なう。美邦を異常なまでに愛しており、献身的に仕える女官でもある。(CV:石塚理恵) ※美邦のためなら、どんな石橋も渡る。

武彦(たけひこ)……メタル・エイジの中心メンバーとして活動の指揮する武闘派。しかし、國子にはいじめられている。(CV:堀内賢雄) ※石橋は叩いて壊す

ミーコ……本名、熊谷徹雄。モモコと同じニューハーフパブ“熱帯魚”に勤めていた。母性の塊のような存在で、美邦を包み込む。(CV:?) ※石橋なんて、わたし渡れなぁい~(だって渡ったら落ちるもの)

■ メカ・小物など ■

『シャングリ・ラ』 『シャングリ・ラ』
『シャングリ・ラ』 『シャングリ・ラ』
『シャングリ・ラ』 『シャングリ・ラ』
▲國子が使うブーメランや、酸素濃度が高く危険な森の探索に欠かせない防護服などのイラスト。詳細な設定が記されている。

■ 場面写真 ■

『シャングリ・ラ』 『シャングリ・ラ』 『シャングリ・ラ』
『シャングリ・ラ』 『シャングリ・ラ』 『シャングリ・ラ』
『シャングリ・ラ』 『シャングリ・ラ』 『シャングリ・ラ』
『シャングリ・ラ』 『シャングリ・ラ』 『シャングリ・ラ』
『シャングリ・ラ』 『シャングリ・ラ』 『シャングリ・ラ』
▲ブーメランを片手に戦う國子をはじめ、トリプルAランクの謎の少女・美邦など、主要な登場人物たちの姿が見受けられる。國子たちが暮らすバリケードで覆われた都市“ドゥオモ”や、森の中にそびえ立つ“アトラス”など、特徴のある舞台設定も本作の見どころの1つだ。

(C)2008 池上永一/角川書店/シャングリ・ラ製作委員会

■TVアニメ『シャングリ・ラ』
【放送開始日】
 チバテレビ……4月5日より毎週日曜 24:00~
 tvk……4月6日より毎週月曜 25:15~
 テレ玉……4月5日より毎週日曜 25:30~
 サンテレビ……4月7日より毎週火曜 24:00~
 テレビ愛知……4月9日より毎週木曜 25:58~
 KBS京都……4月6日より毎週月曜 25:00~
 TOKYO MX……4月8日より毎週水曜 25:30~
 テレビ北海道……4月9日より毎週木曜 25:30~
 TVQ九州放送……4月7日より毎週火曜 25:53~
 ※日時はすべて予定。予告なく変更になる場合がある。

【スタッフ】(※敬称略)
 原作:池上永一(角川書店刊)
 監督:別所誠人
 シリーズ構成:大野木寛
 クリエイティブ・プロデューサー:もりたけし
 キャラクターデザイン:村田蓮爾
 アニメキャラクターデザイン:石井久美
 クリエイティブ・スーパーバイザー:武半慎吾
 美術デザイン:佐藤肇
 デザインワークス:草彅琢仁、飯田馬之介、片貝文洋、川原智弘
 音響監督:鶴岡陽太
 音楽:黒石ひとみ
 音楽制作:FlyingDog, Inc.
 オープニングテーマ:May’n『キミシニタモウコトナカレ』
 アニメーション制作:GONZO
 他

【キャスト】(※敬称略)
 北条國子:高橋美佳子
 美邦:有賀由衣
 石田香凛:井口裕香
 草薙国仁:石井真
 モモコ:?
 ミーコ:?
 武彦:堀内賢雄
 北条凪子:京田尚子
 小夜子:石塚理恵
 鳴瀬涼子:五十嵐麗
 タルシャン:中村秀利
 水蛭子:金田朋子
 今木烈音:中村悠一
 今木紫音:福山潤
 奏総一郎:平川大輔
 九土省吾:櫻井孝宏
 クラリス:渡辺久美子
 山崎友香:山下百合恵
 蒲郡由里:三澤紗千香
 メデューサ:柿原徹也
 他

データ

▼『キミシニタモウコトナカレ』
■メーカー:flying DOG
■品番:VTCL-35070
■発売日:2009年5月6日
■価格:1,155円(税込)
 
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