2009年3月24日(火)
今井 今回の千早はすごくかっこいいですよね。今までは照れていたり、はにかんでいたりといった表情が多かった印象なのですが、今回は挑戦的な目ですよね。これは……よくカメラマンが千早を撮ったなと(一同笑)。このポーズをつけてくれと千早に言うこと自体が難しかったろうなと。どのジャケットを見てもいつも棒立ちですからね! カメラマンの方はさぞ大変でしょう。
沼倉 (ポーズが)『オーバーマスター』の響みたいですよね。
今井 そうだね、「こっちいらっしゃいよ」系の。千早、無理してやったんでしょうねー。想像するとおかしくてたまらないんですけど(笑)。もともとクール系であったのにもかかわらず、クールな絵が少なかったので、私としてはニヤリとしてしまいました。
沼倉 響は……何よりも胸がある!
今井 ホントだ! ちょっとデカすぎない!?
沼倉 だから言っていたんですよ、響には胸があるって!
今井 そうだけどさぁー! えーっえーっ?
沼倉 もうそれだけでいいです(笑)。それにしても、とっても動きのあるショットで「自分、カンペキだから!」と言っていそうなポーズですよね。とってもいい響だなーと思っています。上の方に見える2本のリボンなのかな? も気になったり。響は、響色とか黄色とかのリボンなので、こういうオシャレをしているところがカワイイですね。
今井 かわいいよねー(ウットリと)。
沼倉 千早もカッコいいんですよ。こういうスタイルの千早はあまり見たことなかったですし。
今井 わりとハッキリ言っちゃうと、千早は今までは地味な服が多くて(一同笑)、あまりカッコよくなくて……今回はいいスタイリストさんだなぁ!
今井 『arcadia』を初めて聴いた時のイメージと、録り終わった後のイメージがガラリと変わりましたので、できあがったものでお話しすると……。風の神として千早が――本当は男性なんですけど――空を舞ってみんなを挑発しているようなイメージがすごくあるので、絵としては躍動感があり、展開の速いPVを見てみたいと思います。服装もシンプルで神々しさがあるようなものを着させてほしい。目でモノを語るカンジ?
沼倉 『Next Life』はスタイリッシュでカッコいい曲なので、踊っている響が浮かびましたね。ライブハウスみたいなところで真っ暗な中、響だけにスポットライトが当たっていて、カメラがクレーンに乗って動きながら撮影しているような。1人で踊っているのは寂しい気がするので、途中からどんどん仲間が増えていって、最後にはたくさんの人数でブワーッと踊っている感じですかね。
今井 ぬーぬー(沼倉さん)は歌が上手で! 私にないものを持っていて、すごく刺激になります。私も歌が好きだし、ぬーぬーも歌が好きだということを声に乗せて歌うタイプの歌い手だと思うんです。その表現の仕方が同じなのは、ぬーぬーが持っている表現をしたい欲求と同じ方向を向いているからだと思いますし、競作として競い合ってもどんどんいい方に駆け上がっていくと。たくさん経験を重ねる中で忘れがちな熱の込め方や、彼女の当たって砕けろみたいなパワーというか取り組み方を見ると、私も頑張らなきゃって気持ちになれて、それがうれしくて。私だけでは、今回のCD1枚のクオリティには決してならなかったと思うんです。いやー、ポテンシャル高いっすね! また一緒に歌いたいです。
沼倉 トークの中で響が「千早が歌った曲はきっと自分には歌えないなって思った」という、ほめ言葉があるんです。本当に私もその気持ちと同じで、『arcadia』はもちろん『遠い音楽』がもうッ! 本当に素晴らしいなと。とっても静かで、とってもゆっくりなのに、すごくいろいろなものが伝わってくるんですよ。それは経験の差でもあり、キャラクターとの付き合いの長さという点で、あのように歌えるんだろうなと感じたんですね。で、トークの台本を見たら、私と同じ気持ちを響が言っていると。『アイマス』ってすげぇ! とその時に思いました(一同笑)。
今井 あーでも、私もそうかも。『Next Life』もそうだし、『Is This Love』もですけど、響への感想が、千早と私でまったく一緒だったのにはビックリしましたね。(ドラマで)千早があんなことになってしまっているのですが、私もおんなじことをしていましたよ!
今井 やっぱり、一緒に歌えたらうれしいね。
沼倉 そうですね。
今井 『アイドルマスター』の醍醐味って、組み合わせの妙とか、一緒に歌うから楽しいとかがあると思うんですけど、CDでの響と千早ではなく、生で歌う融合を楽しみたい……それってここで言えば叶うんですかね!?(一同笑) そういう機会があるからこそ生まれる“奇跡”が、今回のライブで1つでも多く生まれてくれればうれしいですね。
沼倉 『Next Life』は……どうしましょうか、後奏とか、ハミングとか。
今井 一緒に歌おうか!
沼倉 おおー! 実は『Next Life』は、ディレクターからライブバージョンを作ろうかと言われたことがありまして……忘れられているかな? この曲は難しいですけど歌ってみたいですね。昔の『アイマス』の曲も、それぞれにカッコよかったりカワイかったりとステキな曲ばかりなので、歌えるならばぜひ歌いたいです。
今井 じゃあ2人でずっとメドレーで歌おうか!
沼倉 いいですね!
今井 ライブ終わって、みんなが帰った後にやろうか。私だけがよろこべるという!(一同笑)
沼倉 なかなか進みませんね。今は真をプロデュースしています。前にアーケードでちょっと遊んだ時、真を選びまして、その続きができていなかったんですね。で、『SP』が出たので真を最後までやろうと。
今井 最初の出会いって、そういうちょっとしたキッカケだよね……千早もやってもらってかまわなくてよ?(一同笑)
沼倉 『ミッシングムーン』のストーリーモードが気になるので、頑張ります!
今井(アサミンゴスP) 私はついに(プロデューサーランクが)アイドルマスターに到達しました。これも皆さんのおかげです。ありがとうございます! 私、Xbox 360版とアーケード版を含めて、実はアイドルマスターに昇格したことがないんですよ。ずっといろいろ試して遊んでいると、ランク下がっちゃったりして(笑)。ずっと勝ち続けなければアイドルマスターにはなれないので、ようやくですね。あまりにもうれしくて、ケータイで写真撮っちゃいました。ゲーム自体も、『パーフェクトサン』、『ワンダリングスター』、『ミッシングムーン』の違いがバージョンごとにすごく出ているので、飽きがこないんですよ。常に3つのUMDとともに(PSPを)持ち歩いています。
沼倉 シリーズ3枚目にして、こんなにアツくてよいのかというぐらい燃え上がっているCDになっております。765プロとして、961プロとしての立場もありながら、いい意味で互いを認めあっている2人の、いい関係が垣間見えるCDです。完成度が高く、何度聴いても楽しめるものだと思いますので、何度でも聴いてください!
今井 『アイドルマスター』がいろいろなことにチャレンジしていく中で、今回新たなチャレンジにかかわることができ、私もうれしかったですし、千早もよろこんでいると思っています。キャラソンとしてとどまることなく、もっといいものを! というのが、今回も詰まっていて、それがきっと聴いてくださる方にも伝わるのではと期待しています。今まで『アイドルマスター』を知らなかった方にも興味を持っていただけるように、自信を持って、沼倉愛美ちゃんと、スタッフと、一緒になってお届けできる1枚ができましたので、この記事をご覧になって気になった方は、ぜひ購入していただきたいなと。私たちの心の声を聴いていただけるとうれしいです。シリーズは第4弾以降も続きます、私も期待していますので、皆さんもぜひご期待ください。
(C)窪岡俊之 (C)NBGI
■『THE IDOLM@STER MASTER SPECIAL 03』トラック