2009年3月30日(月)
3月18日~21日に東京ビッグサイトで開催された東京国際アニメフェア2009。20日に行われた、アニメ映画『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』のステージイベントの模様をお伝えする。
『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』は、2005年~2006年にかけてMBS・TBS系列で放送されたTVアニメ『交響詩篇エウレカセブン』の劇場映画。“再生”をキーワードに大幅な新作カットと、TVシリーズの映像をミックスし、TVシリーズとはまったく異なる新たなストーリーが展開するという。
ステージには、レントン役の三瓶由布子さん、エウレカ役の名塚佳織さん、ホランド役の藤原啓治さん、ボンズの南雅彦プロデューサー、そして急遽出演が決まったという監督の京田知己さんらが登壇。名塚さんの司会のもと、トークを繰り広げた。予告映像を上映した後、名塚さんから「もちろん完成していますよね?」と聞かれた南プロデューサーは、「完成してません!」といきなりぶっちゃけ発言。現在は絵を作る最終段階に入っているらしく、ギリギリまで手直しを加えていくそうだ。
▲写真左から、藤原さん、三瓶さん、名塚さん、南プロデューサー、京田監督。ステージは、場面写真をスクリーンに映し出しながら進行した。 |
▲小さいころのレントンとエウレカ。「どうしてこんなに小さい2人が出てくるんですか?」と名塚さんに聞かれた、南さんだが「かわいい」と答えになっていない答えを返していた。名塚さんの質問の答えは、ぜひ劇場で確かめてほしい。 | ▲こちらはニルヴァーシュ。小さいころのレントン&エウレカと繋がりがあるようだが……。デザインはイラストレーターのコヤマシゲトさんが担当しているそうだ。 |
▲その後はBOXの発売を前に、TVシリーズの名場面を卒業アルバム形式で振り返った。第1期のオープニング曲『Days』が掛かるというニクい演出のもと、出演者らは名場面を懐かしそうに思い返していた。 |
最後は出演者からのメッセージが贈られ、ステージは終了となった。キャストからのメッセージは次の通り。
●三瓶さん
レントンとエウレカが帰ってきました。私たちキャスト陣も待ちに待った劇場版です。見たら絶対感動する作品になっています。
●名塚さん
アフレコが終わり、公開を楽しみにしています。私たちも2日間かけて必死に息を吹き込みました。ぜひ劇場に足を運んで、新しい『エウレカセブン』を楽しんでもらえるとうれしいです。
●藤原さん
『エウレカセブン』は、あれで終わりたくないと思っていたので、こういう機会ができて本当にうれしく思っています。オンエア終わってから3年が経ちましたけど、収録現場ではあの時の気持ちがよみがえってきてうれしかったです。一生懸命やりましたので、ぜひ見てください。
●南プロデューサー
一昨日、音のダビング作業が終わりました。ダビングって何度も同じ場面を見てチェックをするんですが、ちょっとうるっときてしまいました。今回見てもらうものは、TVシリーズとはまったく違う新しいものになっています。新しいレントンとエウレカの物語を見てもらえればと思います。よろしくお願いします。
●京田監督
普段アフレコが終わった後に、「ここはこうしておけばよかった」と反省することが多いんですけど、今回収録していて初めて楽しかったというか、感動してしまいました。スタッフやキャストたちが「これくらいやれる」というものを出していければいいなと思っていたんですが、自分が考えているよりももっと大きなものを出してくださいました。キャストの皆さんの芝居をぜひ聞いていただきたいですね。あとは戦闘シーンがすごいことになっていますので、体調の悪い方は乗り物酔いをしてしまうかもしれません。気を付けてください。よろしくお願いします。
(C)2009 BONES/Project EUREKA MOVIE
■劇場映画『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』