2009年4月13日(月)
バンダイナムコゲームスは、6月4日にPS2、PSPでA・AVG『ヱヴァンゲリヲン:序』を発売する。価格は各6,090円(税込)。
本作は、2007年9月に公開されブームの再来を引き起こした劇場アニメ『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(以下、新劇場版:序)』をゲーム化にしたもの。『新劇場版:序』に加え、TVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のエピソードも収録することで、より深い世界を描いている。
戦闘は3Dアクションとなっており、新たなエヴァンゲリオンや使徒などをこだわり抜いたビジュアルで再現。また戦闘につながる日常のシーンでは、キャラクター同士の交流やイベント、訓練要素など、さまざまな場面を体験できるという。ここでは、以前からのファンだけでなく、『新劇場版:序』で目覚めた新たなファンの欲求も満たす、“究極のカタチ”である『エヴァンゲリヲン:序』のゲーム概要をお届けする。
▲エヴァンゲリオン初号機 | ▲エヴァンゲリオン零号機 | ▲エヴァンゲリオン弐号機 |
新劇場版の全4作のうち、序章的な位置付けである『新劇場版:序』。主人公・碇シンジが、汎用ヒト型決戦兵器・人造人間エヴァンゲリオンに乗って正体不明の敵性存在・使徒と戦い始める経緯から、日本中の電力を箱根の一点に集め、シンジの乗るEVA初号機が狙う陽電子砲の起動エネルギーとする国家規模の大プロジェクトを描いた“ヤシマ作戦”までが描かれている。
本作では、エヴァの装甲や武器の形状、使徒の形態・設定の変更など、10年の時を経て新しく生まれ変わった『新劇場版:序』の世界を漏れなく収録している。
劇場版の設定を収録している『ヱヴァンゲリヲン:序』。第4の使徒、第5の使徒、第6の使徒との戦いをゲームで追体験できる。 |
新世代のグラフィックアクションを駆使して、躍動感ある戦闘をフル3Dで完全再現している本作では、表現しにくかった使徒との戦いを存分に堪能できる。また、カメラワークやエフェクトを自らの手で簡単に操作できるシステムを搭載。これにより、誰にでも“魅せる戦い”が可能に!
本作は、PS2『新世紀エヴァンゲリオン2』のゲームデザインを行った芝村裕吏さんがディレクターを務めている。芝村イズムは本作でも健在で、プレイヤーは戦いの場となる第三新東京市のビル群をうまく利用しながら戦略的に戦うことが、勝利のカギとなるようだ。
戦闘シーンは、さまざまなアクションを求められる。右上にはマップが表示されており、近辺にある施設を利用できそうだ。左下に書かれた“SYNC.”は、やはりシンクロ率を表しているのだろうか? |
次の使徒が現れるまで訪れる、束の間の平穏。その中で、登場キャラクターとの交流や次の戦闘に備えての訓練、情報収集などを行うことになる。これらの要素によって、プレイヤーはより深く世界感に入り込むことができる。
プレイヤーが操作する以外の登場キャラクターは、独自のAIで行動している。そこにプレイヤーが介入することで、世界は新たな方向に進んでいく。 |
本作は、『新劇場版:序』の内容に加えて、以前に放送されていたTVアニメ版の内容も盛り込むことで、遊び応えのあるボリュームになっている。これにより、新旧すべてのエヴァファンの欲求に応える作品になっているとのことだ。
TVアニメ版の内容も収録している『ヱヴァンゲリヲン:序』。『新劇場版:序』には出ていなかったキャラクター・アスカが登場し、交流できるようだ。 |
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