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2009年4月16日(木)

【潜入レポ】コーエーテクモHDのキックオフパーティに行ってきましたよ!

文:電撃オンライン

 東京・日比谷にある帝国ホテルで4月15日に開催された、コーエーテクモホールディングスのキックオフパーティ。4月1日に共同持株会社・コーエーテクモホールディングスが発足し、今期がスタートしたということで行われた、両社社員による親睦会と新入社員歓迎会を兼ねた場だ。本来なら公開されないこのパーティに“潜入”することができたので、その様子をレポートする。

コーエーテクモホールディングス コーエーテクモホールディングス
▲パーティに参加した社員の数は、なんと1,100人以上とのこと。海外事業部も含めると、両社合わせて1,500人以上の社員数となるとの話もあった。
コーエーテクモホールディングス
▲両社の親睦会を兼ねた今回のパーティ。壇上の楽器類が非常に気になるところです。

■まずはあいさつから始まります

 18:00を少々過ぎたころ、いよいよパーティが開始した。まずは司会の2人が登場したが、その格好がなぜかアメフトのユニホームと歴史モノを思わせる十二単的なコスプレ。テクモとコーエーそれぞれのタイトルを意識しての格好のようだ。これにより、開始数分で会場は一気に盛り上がる。

コーエーテクモホールディングス コーエーテクモホールディングス
▲アメフトのコスプレをしているのは、コーエーの専務取締役執行役員CFO・浅野健二郎氏。偉い人が率先しておもしろいことをやるという社風が、質の高いエンターテイメントを提供する底力につながって……いる?▲やるからにはちゃんとやる。ヘルメットにもしっかりとロゴマークがプリントされていることから、今回のパーティにかける強い意気込みが感じられる……のだろうか?

 続いて、コーエーのファウンダー取締役名誉会長・襟川恵子氏が壇上に登場。「コーエーテクモホールディングスの設立と同時に入社される新入社員もたくさんおりますが、ここにいる全員が経営統合という意味では同じ新人です。何ごとも恐れることはなく、あらゆることに挑戦していきましょう。1+1が3にも5にもなるようなシナジー効果は皆さんが作り出すものです。世界No.1のソフト作りに励みましょう」という力強いあいさつを行った。

コーエーテクモホールディングス コーエーテクモホールディングス
▲スーツ姿であいさつする襟川氏。この後、衣装チェンジします。それは下で。▲乾杯の音頭は、コーエーテクモホールディングス伊従勝執行役員が行った。「コーテク、アップ!!」という一風変わった掛け声だったが、社員からは大きな声が上がっていた。

■当然あります、役員バンドによる演奏

 パーティも後半になり、ここでコーエーとしては恒例の役員バンドによる演奏が始まる。今回はテクモの役員も参加しての豪華なものとなっていた。しかも、先ほどまでスーツ姿だったはずの襟川氏が、なんともあでやかなドレス姿で登場。マイクを手にすると、会場はさらにヒートアップ!! 『イパネマの娘』、『想い出の渚』、『ダイアナ』の3曲を熱唱し、両社の結束を促していた。ここで、電撃オンラインがいつもお世話になっているテクモの方にお話を伺うと、「テクモにこのノリは今までなかったので、驚きつつも楽しんでます。というか、役員バンドって本当にやっていたんですね(笑)」との言葉が。いや、毎年本当にやってますってば。今回の経営統合はテクモ側として、コーエーの社風に戸惑いつつも、非常に好印象を抱いているように思われた。

コーエーテクモホールディングス コーエーテクモホールディングス コーエーテクモホールディングス
▲壇上から社員一同にエールを贈る襟川氏。コーエーテクモホールディングスの代表取締役会長の柿原康晴氏も参加。また演奏中には、襟川氏から「時には大穴を当てにいく必要もある。これから海外に、ちょっと大きなことをやりに行ってきます!」との気になる発表も。

■ここからはナイショのお話

 潜入レポートということで、ここからはナイショ話を井戸端インタビュー形式でいくつかお届け。パーティが盛り上がりを見せる中、コーエー、テクモ両社の数名にお話を伺ってみた。

●コーエー・A氏

――正直、経営統合してみて雰囲気はどうなりました?

 とにかくしっくりと一緒になれた感じ。結婚と一緒ですね。同居してみないとわからない部分もたくさんあるけど、今はとにかく互いを知ることからだと思っています。

――でも、もう共同で何かやる予定とか、あったりしますよね?

 それは……正直あります。両社のキャラクターコラボ的な展開も考えていますが、皆様にご報告できるのはまだ先かな。

――ちなみに、いつごろの予定ですか?

 それは言えません。でも、言いたいな~(笑)。まぁ秋口ごろということで。今年の東京ゲームショウあたりで何か言えたらと思っています。


●コーエー・B氏

――『DOA ONLINE』がコーエーの総合ポータルサイト“GAMECITY”で年内にも運営が始まるようですが、ぶっちゃけいつごろからですか?

 まだ言えませんね。ただし今年、コーエーとしては事業の柱として育ったオンライン事業をさらに発展させていく予定なので、いろいろと仕掛けていこうと考えています。

――なるほど。ちなみに『DOA ONLINE』はいつごろから……。

 言えませんってば(笑)。

――含み笑いが気になりますよ! あ、ところで新作の情報などは?

 もちろん、そこは確実にあります。秋にかけてかなり大きめのタイトルを予定していますので、今後の情報に期待してください。

――ちなみに情報はそろそろ出ますか?

 1~2カ月後には何かしらのリリースが出せるかと思っています。サプライズなども用意しているので、ご期待ください。


●テクモ・C氏

――正直、テクモが統合後にどういう動きをするのかわかりません。

 そんなこと言わないでください!(笑) テクモは、現在発表されている『NINJA GAIDEN Σ2(ニンジャガイデン シグマツー)』などのハイエンドタイトルを中心に、秋口まで仕込みの期間となります。でも、しっかりと動いているのでご安心くださいね。

――スロット機の事業はどうなりますか?

 キャラクター系のスロット機が好調ですので、今後もその路線は維持していこうとは考えています。

――あの、これも避けては通れない質問でゴメンナサイ。『デッド オア アライブ』って、まだコンシューマでの展開に期待してもいいですか?

 んー、まだ現場には話は降りてきていないのでなんとも言えません(苦笑)。ただ、可能性がまったくゼロかといえば、そうとも言い切れないのが現状ですね。ってところで勘弁してください。

――勘弁しません。もうちょっと具体的にお願いします。

 今後の動きには注目していただければ、もしかしたら……ってところですかね。

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 といったところで、今回のキックオフパーティ潜入レポートは終了。パーティに参加した印象としては、統合後の両社の雰囲気は非常によく、今後の精力的な事業展開が期待できそうな勢いを感じた。両社が持つさまざまな分野でのノウハウや資産をもとに、今後メディアやユーザーをどんどん驚かせるような動きに注目したい。

■さらにおまけ?

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▲テーブルはこんな感じ。さすが大人数が集まるパーティということで、ゴージャスです。▲んま、なんてお上品なお料理!
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▲こちらが、いつもお世話になっているコーエー、そしてテクモの美人広報様。無理言ってお写真を撮らせていただいて、ありがとうございました!▲見づらいですが、会場に設置されていたスクリーンの画面を。『NINJA GAIDEN Σ2』のムービーが流れていました。

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